姉妹はどちらも外せません。
すいません、前書きとか言っても何書いて良いかわからないので、この辺で。
そうそう、今更ですがオーバーロードが好きです。
今回ナザリックにご遠慮頂いたのは、あんな魅力キャラが沢山居たら絶対わけがわからなくなるからです。
要するに力量不足故なのです。
「ところで息子よ、付近を探索したと言っていたが眷属でも召喚したのか?」(コイツそんなの出来たっけ?)
「その事についてなんですが、父上。いくつか分かった事がありました。最初ペロロンチーノ様のお姿をお借りして上空から視察しようと思ったのです。それだと高速移動や遠視能力も大きいので効率的だと思いまして。」
「なるほど、ペロロンさんなら確かに可能だな。」
「でしょう?ところがどうやっても変身出来ないのです。
それで考えまして一つの結論に辿り着きました。ナザリックが無いので私と他の至高の皆様との繋がりが無くなったのでは無いかと。それが原因じゃないかと。それともう一つ父上のお姿には変身出来たのです。これで推論は確定に変わりました。因みに探索はフライを使っていたしました。」
「ほう、、、なるほど。これは貴重な情報だぞ。つまりはユグドラシル魔法は使う事が可能。これは素晴らしい!」
鈴木はレベル100のカンストプレイヤーだ。
パンドラズ・アクター自身もレベルは100だしモモンガスタイルになればレベル80までのコピーは出来る。つまりはモモンガコピーで戦士形態を取ればレベル80のアタッカーの出来上がりになる。これはもう決まりだ。行動指針は確定した。
「息子よ。これからの事なんだがな。どうだ?冒険してみないか?この未知なる世界を冒険したいとは思わないか?」
「冒険、でございますか、、、。かつて父上がユグドラシルを冒険した様に私たちもまた未知を求めて冒険。」
「そうだ。見知らぬ土地、まだ見ぬレアアイテムを探して冒険するのだ!我らには時間はたっぷりある。きっと楽しいぞ!」
鈴木は急にワクワクし出した。ゲームという枠組みではなく現実世界での冒険だ。チュートリアルも攻略サイトもない。それにモンスターの存在も確認しているそうじゃないか。
まるで、そう、リアルゲームだ!
パンドラズ・アクターは思った。自分は今まで宝物殿から一歩も出た事がない。しかしワールドアイテムやレアアイテムも持ち帰った時に至高の方々は実に楽しそうにその時の事を話しておられた。聞いているだけでなんとなくワクワクした事を覚えている。自分も行ってみたい、冒険してみたい。
いや、違う。違う、違う。少し違う。
その時の父上の嬉しそうな姿が忘れられないのだ。
そうだ!間近で、その同じ輪の中に居たかったのだ!
今、行こう!と誘われている。行け!と命令されているのではない。いや、命令されるのは別に嫌なのではない、むしろ喜ばしい。でも、仲間として誘われる方が断然良いに決まっている。
「行きましょう!冒険。旅立ちましょう!」
ーーーーー
明け方まで、ああしよう、こうしよう、と2人は尽きる事なく話をした。そしてとりあえず夜が明けたらこの森を探検することになった。別に2人とも暗視が効くのだが、なんとなく深夜から探検を始めるのは泥棒の様で鈴木は嫌だった。
そして迎えた旅立ちの朝。
それは悲鳴で始まった。
「きゃーっ!だ、誰かーっ!」
「おねえちゃーんっ!助けてーっ!」
姉妹は逃げていた。文字通りの命がけである。
捕まれば殺される。父や母や村の人たちのように。
「ネム!おねえちゃんが、足止めして時間をかせぐわ!
だから、だから、前だけ見て走って!お願いだから走って!」
「恐いよぉー、一緒に逃げよーよぉー」
「ダメよ!このままじゃあ追いつかれてしまう!
2人とも死んじゃうのよ!ネムだけでも、ネムだけでも!」
「あっ!」
ネムと呼ばれていた妹は木の根に躓いて転んでしまった。
姉は覚悟を決め追跡者へ立ちはだかる。
「なんで、何もしてないのに、なんで!殺すんですか!?
お願いします!見逃して下さい!誰にも言いません、約束します!お願い、お願い、妹だけでも、、、っ」
「へへ、悪いなぁ、嬢ちゃん。俺らも上からの命令でね。
逆らっちゃ俺らも色々と困るのよ。そんな訳でここで死んで貰う。心配要らねぇ、バッサリと済ませてやるよ。先ずはちっこい嬢ちゃんからだ。お姉ちゃんの方は、、、少し楽しませて貰ってからだ。なぁに、あの世で直ぐ追いつけるさ!へへへ。」
2人の兵士は姉の身体を舐める様に見て互いにニヤニヤとした。
「おいおい、開始直後のサービスイベントかな?」
ーーーーー
黒い霧に包まれた様な楕円形の穴がぽっかり突然現れ、中から全身鎧を纏った2人の戦士が出てきた。
先の1人は漆黒の鎧、後からの1人は真紅の鎧。
先程までの勢いは何処へやら、強者"だった"2人は息を飲み膝はガクガクと震え出した。剣を振るう者としてある程度の力量差はわかる。敵うとか敵わないとかそんな話では収まらない。生き延びられるかどうかのレベル差、死を覚悟するオーラが黒と赤の鎧からは放たれていた。
「な、な、なんなんだアンタら!どっから来やがった!お、俺たちは帝国のモンだ。逆らうと面倒な事になるぜ。」
「臭い息を吐くのはそれぐらいにしておけ。心臓掌握。」
「!」
糸の切れたマリオネット。兵士は崩れ落ちた。
倒されたのではなく、その場に崩れ落ちた。
「ひ、ひぃーっ」もう1人の兵士は腰を抜かし、へたり込んだ。
「た、た、助けて!お助け下さい!!」
「聞こえんな。雑魚は雑魚らしく、死ね。雷撃。」
指先から稲妻が飛び兵士を襲い兵士の胸を貫いた。
そして森には再び静寂が訪れた。
(これは物差しにもならないな。あまりに弱過ぎる。)
鈴木は自らの魔法が上手く発動出来た事より兵士達の弱さに軽く失望した。
「さて、息子よ。見ての通りだった。一応、我が力は正しく発揮されているようだ。まぁ、相手の不甲斐無さは仕方ないがな。」
「父上、お疲れ様でしたと言う程にもありませんでしたね。」
「だな。さて、このまま終わらせては勿体無い。ついでにもう一つ実験してみよう。不死者創造、デスナイト。」
鈴木の指先から今度は黒い霧が生み出され、倒れた2人の兵士を包み込む。すると霧の中から凶々しい髑髏の戦士が現れた。2メートルは有ろうかという巨体、棘のある鎧を纏い手には巨大な盾を持っている。どの様な強襲を受けても決して一撃では倒されない、ユグドラシルでは主に時間稼ぎの盾として序盤には世話になった召喚キャラクターである。
「ふむ。上手くいったな。死体に憑依するのは意外だったが姿形はユグドラシル産と寸分違わない。このスキルが使えるなら毎日ある程度の戦力は生産可能か。息子よ、お前も私の姿に成れば2人で軍団作成も夢ではないぞ。」
鈴木は満足そうに後ろに控えていたパンドラズ・アクターに言った。
「父上、あの、、、お忘れでしょうが襲われていた少女が
口から泡を吹いて痙攣しております。」
(しまった!)
初エネミーとの遭遇で興奮していた鈴木はその要因になっていた少女の事をすっかりと忘れていた。
(コレじゃあ何の為に助けたかわからんじゃないか!ヤバいぞ!泡とか吹いてるし!死ぬんじゃないだろうな?なんとかしなきゃ、、、)
「父上、ポーションをお持ちじゃなかったですか?無限袋にいくつか入っているはずですよ。」
「え?無限袋?えーと、そうそう。無限袋な!でもアレってどうやって出すんだ?コンソール出ないんだぞ?」
「コンソールが何かはわかりませんが、私はこう、、イメージして手を入れて、、、」
「ゲっ!空間に手が入ってる!マジかよ!?そんなんで袋出せんの?」
鈴木は袋をそこにあるとイメージして手を入れると
空間にポッカリ手が入った。その中には確かに袋のような感触で中の物の手応えを感じた。
「あった!あった!治癒ポーションは私には毒だが仲間の為に結構ストックしてたんだ。そうそう、これだ!」
鈴木は空間から瓶に入った赤い液体を取り出した。
「下位ポーションだが効くと思う。気を失ってるので身体にかけてみよう。」
鈴木はポーションを姉妹に振りかけた。すると姉の方が先に気がついたようだった。むにゃむにゃ言っている。
「ひ、ひぃーっ!命だけは!命だけは!」
姉は目を覚まして目の前の黒赤鎧コンビを見るや、またもやパニックになって叫んだ。
「コラっ!落ち着け!大丈夫だ。私達は敵ではない。襲っていた兵士は片付けた。安心しろ。妹の、ネムとか言ったか?無事だ。」
パンドラズ・アクターは何か思いついた様にフルフェイスの兜を取った。そこには黒髪の美少年の顔があった。
「さぁ、お嬢さん。何も心配ないですよ。私達は旅の父子。貴女の悲鳴を聞いて助けに来たのです。さ、お手をどうぞ。」
パンドラズ・アクターは何処の白馬の王子かと思う仕草で姉の手を取って立たせた。そして父に耳打ちする。
「父上、幻惑でお顔を作って下さい。この状況で私達の素顔はマズいです。」
「お、おう、、、。お前、よく気がついたな。そうゆう事か。そうだよな人殺しから助かったと思ったら今度は骸骨とか、どんなホラーだよな。」
鈴木も急ぎ幻惑をかけて兜を取った。
その顔はやはり黒髪で瞳も黒、アニメじゃ絶対主人公!な美形になっていた。
「娘よ、息子の言う通りだ。何も心配は要らん。安心して事の詳細を話してみよ。我らが力になれるならなってやろう。」
これはチャンスだ。襲われそうになっていた姉妹を助ける。
これはもうストーリーは始まっている、間違いない。
前にラノベで読んだ。この分岐点は姉妹を助けなければストーリーはバッドエンドになる!
(それにしてもパンドラズ・アクターはよく気付いたなぁ。スッゲーイケメンになってるし、、、。俺はどんな風になってんのかなぁ。後で鏡見よ。)
根っからのゲームオタクは既に"ゲーム"を楽しもうとしていた。
ーーーーー
姉の名はエンリ・エモット。妹はネム・エモット。
辺境の開拓村・カルネ村の住民らしい。
今居るのは村に隣接する広大な森、トブの大森林。
(兵士は確か帝国所属とか言っていたな)
「それでエンリ。兵士たちは帝国と言っていたが、そのカルネ村と言うのは別の国に帰属しているのか?そして戦争でもしているのか?」
これもよくある展開だ。いきなり戦禍に転生する。
あるある、だ。
「はい、仰る通り私たちカルネ村はリ・エスティーゼ王国に帰属しております。そして帝国と王国はここ数年戦争状態です。しかし、戦争と言っても年に一度、カッツェ平野と言う所で戦うので今回の様に突然帝国兵士がこんな辺鄙な村を襲うなんて事はありませんでした。」
(確かに妙だな、、、。娘の言う通りなら大して軍事的意味も無い辺境の開拓村を襲わない。見せしめ的な?陽動作戦の一環?う〜ん、あまりにも情報がなさ過ぎるぞ。)
「お父さんも、お母さんも殺されました。村の人たちももう生きていないでしょう。私は森に薬草取りに来ていたのでネムとここまで逃げて来たんです。」
エンリは両親や村人の話をすると思い出したのか声を上げて泣き出した。
するとポーションをかけられて痛みも無くなったのか横で眠っていたネムが姉の泣き声で目を覚ました。
「おねえちゃん!どうしたの!こわいひとは?」
ネムの怯えた声にエンリは我に返って泣き止み
「ネム、起きたのね。もう大丈夫よ。この方たちが悪い人をやっつけてくれたの。さぁ、助けていただいたお礼を言いましょう。」
両親を殺された話で身につまされた鈴木はまだ見ぬ帝国にふつふつと怒りが湧いてきた。別に鈴木の両親は誰かに殺害されは訳ではないのだが、時代に、社会に殺されたのも同様だった。そんな怒りに震える鈴木はエンリの態度に非常に驚いていた。
(まだ16ぐらいだろうに、、、シッカリしているなぁ、、、。そりゃ俺もあれぐらいの時には社会出てたけど。なんと言うか、、、覚悟?みたいなもんを感じるわ)
鈴木はエンリを気に入った。
間違いない、彼女はキーパーソンになる。
自分たちの最初の接触者、かつ自己をシッカリ持ってる。
確定要素は満たしている。
「エンリ、ネムよ。手遅れだろうが一度村へ帰ってみるか?
心配は要らんぞ。私達が付いている、お前たちには指一本触れさせん。」
ーーーーー
カルネ村は散々な状況だった。
村人は皆殺しにあい、あちこちで火の手も上がっている。
覚悟していたとは言えエンリもネムもその惨状に言葉を失ってただ呆然と立ち尽くしていた。
「父上、予想通りでしたね。事実上、村は消滅しております。」パンドラズ・アクターは特に何も感じてない風に冷静だった。
もっとも鈴木としても姉妹以外には特に知り合いが居た訳でもなく。何も感じる所は無かった。
「エンリよ、心中は察するが見ての通りだ。もはや村の復興は叶うまい。これから妹とどうする?」
エンリは考えた。幼い妹と2人でここで暮らしてゆくのは無理だ。だが、どうする?どう出来ると言うのだ?
「あのう、、、騎士様。下働きでも、何でもします。
どうか妹共々お供させてはいただけないでしょうか?きっとご迷惑をお掛けしてしまうと思いますが、私達には今はそれしか道がないのです。お願いします!お供させて下さい!」
「お願いします!ネムも何でもお手伝いします!おねえちゃんと仕事もします。騎士様、お願いします!」
妹のネムも幼いながら自分たち姉妹の置かれた状況はしっかり理解出来たので、姉の真似をして頭を下げて懇願した。
「父上、宜しいでしょうか?」
パンドラズ・アクターは鈴木に声をかける。
「どうした?息子よ。遠慮は要らん、思った事を申してみよ。」
鈴木は新鮮な気分だ。状況に応じてNPC"だった"息子が自らの考えを伝えようとしている。パーティーのあるべき姿だ。
「はい、我々にはまだまだ情報が必要かと存じます。異形の姿は論外、この甲冑姿でも不要な警戒を招くだけ。ならば敵兵に蹂躙された村から救ったこの姉妹を連れていた方が後に他の接触者と出会った場合、都合良く話が出来るかと思います。」
「なるほど。そうだ、な。可哀想な幼い姉妹を連れていたら同情すらされ警戒はされんな。」
「エンリ、それにネム。分かった。共を許そう。しかし我らは旅の途中なのだ。これから色々な事、そうだな恐ろしい目にも遭うかも知れんぞ?それも覚悟の上か?」
「ハイ!このままでも姉妹で野垂れ死ぬだけ。お救い下さったお二人方となら頑張って耐えてみせます!」
「みせます!」
姉妹は初めて笑顔を見せ大きな声で宣言した。
「それで、、、その、、、お二人の事を何と呼べば、、、」
ーーーーー
「そうか、まだ名乗って無かったな。すまん、すまん。
私は鈴木悟、こちら風だと、サトル スズキ、か?
サトルさんでも、スズキさんでも好きに呼べ。
そしてこちらの者は、我が息子でな。名はパンドラズ・アクターと言う。訳あって苗字は違うがな。まあ、気にするな。」
「改めて初めまして。パンドラズ・アクターと申します。そうですね、息子さんとでも呼んで貰いましょうか。」
「いやいやいや、お前、いくらなんでも息子さんはないだろう、、、。逆になってしまうがアクターで良いではないか?私も名付けた時に苗字とか名前とか考えて無かったしな、パンドラズ・アクターで一つの名前としたんだ。語呂も良かったしな。」
「そうだったのですか、、、初めて知りました。では、その様に。念のため言っておきますが、私は父上の事は父上としか呼びませんよ?」
「分かった、分かった。拘るよなぁお前。」
鈴木は半ば呆れて愛息を見た。
そのやりとりを見てなんとなく和んだ姉妹は、この人たちなら大丈夫だと、これまたなんとなく、思った。
「さて、自己紹介タイムも終わったし。一休みしよう。ネムはまだ小さいし疲れたろう。」
「じゃあ、私、何か食べられる物が残ってないか見て来ますね!ネムはサトル様たちとここに居てね。」
エンリは元気よく言うと燃え残った家に向かって行った。
「姉さんは働き者だなぁ、ネム」
鈴木はネムの頭を撫でながら言った。
「うん、じゃなくて、ハイ!おねえちゃんはとっても働き者だって村の皆んなや、みんなや、お、おとうさんやおかあさんもよく褒めてましっ」
最後は泣き出してしまった。
横からパンドラズ・アクターが現れ、スッとネムを抱き上げ優しく言った。
「ネム、父上はとてもお優しい方だ。だからそんな緊張しなくて良いんだよ。ネムも怖いのに良く頑張ったね。強い子だ!」
パンドラズ・アクターのカルマ値は中間に設定されている。故にその感覚は普通人となんら変わらない。幼児が泣いていれば自然に慰める。
「すまなかったな、ネム。悲しい事を思い出させてしまった。」鈴木もアンデットアバターのモモンガ形態ではカルマ設定は極悪なのだが、何故か転移してからは自然な鈴木悟になっていた。
(まあ、実際ずっと極悪カルマだったらメッチャ恐いしな。人とかバンバン殺しそうだし、血とかダラダラ流れたら失神するし。さっきの兵士は即死魔法と雷一撃だから血とか見なかったからな、、、さっきの兵士!?)
「っ!しまったっ!森の中にデスナイト忘れて来た!!」
ーーーーー
森からデスナイトを無事回収した鈴木は姉妹に作ったデスナイトは自分たちには絶対に危害を加えない事を説明した。
姉妹はその外見に酷く怖がっていたが恩人への感謝の気持ちがそれを上回った。
食べ物を探して村中を駆け回ったエリンだが少しの芋しか手に入らなかった。エンリは自分たちは良いからどうぞ食べて下さいと願ったが2人は特別なマジックアイテムを付けているので飲食は不要だと断った。そして無限袋から永遠の水差しとグラスを取り出し水を飲ませてやると、大層驚かれた。
「父上、2体のデスナイトを付近の巡回警備に回し我々も少しゆっくりと致しましょう。」
「そうだな、アレらなら俺と繋がりがあるので何かあれば直ぐにわかる。お前も慣れない事が多くて疲れただろう。何せ外に出た事ないんだもんな。」
「とんでもありません、父上。宝物殿でマジックアイテムを磨くのも楽しう御座いましたが、こうして次々とイベント?でしたか?があると刺激的です。」
「その話なんだがな。」
「どの話です?」
「イベント」
「はぁ、それが何か?」
「俺は前にリアルで現在の我々とそっくりな状態のラノ、いや書物を読んだ事があってな。ここまではその書物通りの展開なのだ。」
「ほう。それは予言書の様なモノですか?」
「い、いや。そんな大層な代物じゃない。だがな、だとしたら。」
「したら?」
「明日からイベントが目白押しだ。」
鈴木さんも言ってたように、明日からイベントが目白押しだそうです。ご存知なイベントが出てきます。
こんなんだったら良いなぁ(もっと良くなる、ではありませんよ、念のため)と私が思っていた完全自己満足展開です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。