緊急事態宣言が１０の都府県で延長されてから最初の金曜日だった１２日、都内の「夜の人出」は先週と比べて増加していたことが分かりました。

　緊急事態宣言は来月７日まで延長され、都内では飲食店などの営業を午後８時までとする「時短要請」や、午後８時以降の不要不急の“外出自粛”が求められています。

　しかし、宣言の延長から初めての金曜だった１２日夜の人出は、先週と比べて軒並み増加していて、午後９時台の比較では銀座で３０．５パーセント、原宿で２１．８パーセント、六本木で１２．１パーセント、それぞれ増えました。また、渋谷や新宿の歌舞伎町、新橋、池袋などでもわずかながら増加しています。

　１日あたりの感染者数は減少傾向となっていますが、緊急事態宣言が延長されても人の流れを抑える効果は限定されているかたちです。