ここ最近の不審者や変質者は昔のように怖くなくなってきたなーと思う。
露出魔が日常茶飯事過ぎて、問題にならないくらいの子ども時代だったよ。
小学校卒業までに、男女関係無く全員が露出魔と遭遇していたくらいだった。
たとえば、
運動会に露出魔が出現して、徒競走の列に混じって走っていた時はさすがに怖かった。
露出魔に抜かれた自分は走るのをやめて避難してたけれど、
先頭きって争って走っていた女子三人は露出魔に追いかけられる形になって泣きながら逃走。
ゴールした露出魔は集まった保護者にボコボコにされてたw
昔の不審者は本当に命の危険を感じるくらい怖かった。
壊れ方が半端なかった。
親にしてみたら、今も昔もずーっと何も変わってないらしいが。
そこで、ある失踪事件の話を投下したい。
(※いつ頃の話や地域等々具体的にはふせさせてもらう)
自分宅も、通っていた高校の近くも、地域一帯の治安がよろしくなかった。
入学当初、親戚には「あそこは女の子殺されてるんだよー」と半ば脅かされていた。
親も心配になって自転車通学を許してくれなくて、高校三年間バス通学だった。
そんなある日、その近くで子ども(以下A)の失踪事件が起きた。
身代金目的の誘拐ではなかったらしく、Aがいなくなってすぐに公開捜査になっていた。
「アンタが小学校の時もあったわね~」と親も興味津々。
「小学校にBちゃんって子、いたでしょ?」
「Bちゃんもいなくなったけれど、その日の夜の十時頃に巡回中の警察に保護されたのよ」
「緊急連絡網が回ってきた時はさすがに緊張したわよ」
「ふーん。でも、こんな騒ぎにはならなかったよね?」
「そうねー。このAのいなくなった場所から少し離れたところでね、Bちゃんは保護されたのよ」
「普通なら、小学生の歩く距離じゃないじゃん!」
「Bちゃん、まだ低学年だったのよ。ちょっと普通じゃないでしょう?」
(Bちゃん宅)―《五十分》―(Bちゃん保護)―《五分》―(A失踪現場)
※《》は徒歩の場合
「それで、PTAが学校やBちゃんの親に聞いたらしいんだけれど。道に迷ったってことで終わったわ」
「っていうか、話がそれたよー。Aって子が問題だよ。早く見つかると良いね」
新聞やテレビでも、速報的な扱いでAの失踪事件を報道して協力や情報提供を呼びかけていた。
印象的だったのはAの親の名前・職業等が詳細に報道されていたこと。
テレビの映像でも警官や警察犬の数がやたらと多かった気がした。
うっそうと木が茂っているけれど、山の中でもないのに初動捜査にかなり力を入れていた。
自分も「あんな所でも子どもがいなくなるんだー。車通り激しいのに」とビックリしていた。
後日、Aは失踪現場で無事に発見された。
失踪直前にAに接触していた人物も任意の事情聴取(?)されたらしいが、否認。
Aは失踪現場にずっといたと証言して事件性は無いとされて、報道も沈静化。
「おかしいよねー。警察犬が探しても、Aが見つからなかったんだよ」
警察はあの初動捜査の段階でかなりの人数を投入していたのに、
Aを即保護できなかった云々新聞にも責められていなかった。
「何で、失踪現場にずっといたってAは言ったんだろうね?」
自分がそう聞くと、親はちょっと間を空けてこう言った。
「あんなの嘘に決まってるでしょうが。子どもが無事なら、それで良いの」
未だに、あのきなくさい事件は忘れられない。
お化けや幽霊よりも、そういう裏のある事件の方が怖い。
露出魔が日常茶飯事過ぎて、問題にならないくらいの子ども時代だったよ。
小学校卒業までに、男女関係無く全員が露出魔と遭遇していたくらいだった。
たとえば、
運動会に露出魔が出現して、徒競走の列に混じって走っていた時はさすがに怖かった。
露出魔に抜かれた自分は走るのをやめて避難してたけれど、
先頭きって争って走っていた女子三人は露出魔に追いかけられる形になって泣きながら逃走。
ゴールした露出魔は集まった保護者にボコボコにされてたw
昔の不審者は本当に命の危険を感じるくらい怖かった。
壊れ方が半端なかった。
親にしてみたら、今も昔もずーっと何も変わってないらしいが。
そこで、ある失踪事件の話を投下したい。
(※いつ頃の話や地域等々具体的にはふせさせてもらう)
自分宅も、通っていた高校の近くも、地域一帯の治安がよろしくなかった。
入学当初、親戚には「あそこは女の子殺されてるんだよー」と半ば脅かされていた。
親も心配になって自転車通学を許してくれなくて、高校三年間バス通学だった。
そんなある日、その近くで子ども(以下A)の失踪事件が起きた。
身代金目的の誘拐ではなかったらしく、Aがいなくなってすぐに公開捜査になっていた。
「アンタが小学校の時もあったわね~」と親も興味津々。
「小学校にBちゃんって子、いたでしょ?」
「Bちゃんもいなくなったけれど、その日の夜の十時頃に巡回中の警察に保護されたのよ」
「緊急連絡網が回ってきた時はさすがに緊張したわよ」
「ふーん。でも、こんな騒ぎにはならなかったよね?」
「そうねー。このAのいなくなった場所から少し離れたところでね、Bちゃんは保護されたのよ」
「普通なら、小学生の歩く距離じゃないじゃん!」
「Bちゃん、まだ低学年だったのよ。ちょっと普通じゃないでしょう?」
(Bちゃん宅)―《五十分》―(Bちゃん保護)―《五分》―(A失踪現場)
※《》は徒歩の場合
「それで、PTAが学校やBちゃんの親に聞いたらしいんだけれど。道に迷ったってことで終わったわ」
「っていうか、話がそれたよー。Aって子が問題だよ。早く見つかると良いね」
新聞やテレビでも、速報的な扱いでAの失踪事件を報道して協力や情報提供を呼びかけていた。
印象的だったのはAの親の名前・職業等が詳細に報道されていたこと。
テレビの映像でも警官や警察犬の数がやたらと多かった気がした。
うっそうと木が茂っているけれど、山の中でもないのに初動捜査にかなり力を入れていた。
自分も「あんな所でも子どもがいなくなるんだー。車通り激しいのに」とビックリしていた。
後日、Aは失踪現場で無事に発見された。
失踪直前にAに接触していた人物も任意の事情聴取(?)されたらしいが、否認。
Aは失踪現場にずっといたと証言して事件性は無いとされて、報道も沈静化。
「おかしいよねー。警察犬が探しても、Aが見つからなかったんだよ」
警察はあの初動捜査の段階でかなりの人数を投入していたのに、
Aを即保護できなかった云々新聞にも責められていなかった。
「何で、失踪現場にずっといたってAは言ったんだろうね?」
自分がそう聞くと、親はちょっと間を空けてこう言った。
「あんなの嘘に決まってるでしょうが。子どもが無事なら、それで良いの」
未だに、あのきなくさい事件は忘れられない。
お化けや幽霊よりも、そういう裏のある事件の方が怖い。