第24章 伝統的な無差別殺人

警察の取調べで、「人を殺せば解決すると思った。」と言い放った。 そして、色々取り調べをする中、責任能力はあると判定された。
数ヶ月裁判所に連れて行かれ、公判が始まった。
動機について「私の最善の居場所は、最悪な刑務所だと思い犯行に至った。 理由としては、ニートや精神病院では、家族に金銭的負担がかかると思ったからです。」と話した。
裁判官から、
「何故窃盗や、詐欺など他に犯罪行為がある中で、殺人を選んだんですか?」
「簡潔に述べると、人が憎いからです。」
「何故ですか?」
「私の思った事、行動全てにおいてやると、攻撃をしてくるからです。」
「例えばどの様にですか?」
「自分が意見を言ったり、行動をすれば、馬鹿にされたり、怒られたり、煽られたりします。 そんな人間は大嫌いです。しかも、その行動は半ば強制的にやらされます。 そうしないと日本の経済や、環境が心配ですしね、それは理解できます。 ただ、もう限界だと思いましたので今回の犯行に至りました。」
「反省はしていますか?」
「反省は出来ません。遺族に対しては、気の毒であり、申し訳ないとは思いますが。」
「もし家族や友人が殺されたらどう思いますか?」
「もちろん許せませんし、そうなった場合私は複数人を刺しています。」
「それはあまりにも身勝手なんじゃ無いですか?」
「そもそも人間は身勝手な生き物だと思っています。」
弁護人から質問が、
「反省とは何ですか?」
「反省とは、今回の事件を教訓にもうこれからはしないといった事だと私は解釈しています。 正直、私がここに立たされてる事自体が罰だと思います。」
「何故、この少女を殺したのですか。」
「そこに、少女がいたからです。少女を殺した方がメディアが大騒ぎになると思ったので。」
被害者遺族は泣いて訴えた。
「未来ある娘さんの命を奪ってしまい、本当に取り返しのつかないことをしてしまいました。 それに関しては申し訳なく思っております。すいませんでした。」
私は、被害者遺族に対して、頭を深々と下げた。
それに加えて、 「私はどんな判決でもいいと思ってます。 そこで私は自殺するかどうか決めますので。 まず、ここに立たされてる事自体が罰ですので。 人を殺して刑務所に入るのは不本意ではあるが、そうするしかなかった。」 私はそう言い放った。 他にも色々な事を答え、公判を全て終えた。

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