第8章 句切りが分からないのでやけくそストレス発散

この外された中で我々が何をしていたかと言うと、SEとしての一連工程をしていたのである。 研修ではあるが。だが、可能性はあった。 所謂企業からの引き抜きである。プレッシャーが半端なかった。 その間も、ストレスがたまった。 「言葉のキャッチボールしようぜ。」や、 「話聞いてた?」など、煽られたりもした。私もノートを持っていくなど、工夫はしている。 相手も頑張ってるんだろうけど。
「学生気分が抜けていない」とも言われたが、それは当たり前である。 一応情報学科出たから、そういった関係の仕事に就職して頑張らなければと言ったことがあるからだ。
また、大学出たら、その手のことに秀でているといったプレッシャーもある。
夏の夏季休暇になり、オレは米沢に帰還する。 家族からは、「痩せたな、でもって老けたな。」と言われた。 体重を量ってみたら、大学卒業時と比べ25kgも減っていた。 その間に言山とも、会ったりした。
ところで私は、言山とぺちゃくちゃはしょっちゅう行うが、仁賀保とのぺちゃくちゃもたまに行う。 言山とは社会人になっても、米沢タワーに行ったりしてる仲ではある。
一方、仁賀保の方は、高校以来顔合わせをしていないからか、 ぺちゃくちゃでのやりとりしかやっていない。
仁賀保から聞いた話では何と、長島は福島で働いているとの事、 今住んでいるところが宮城なので乱入したら会えるのでは…?と思った。
私は、福島に行き、様子を見るために乱入したのである。 ただ、その行為はまずかったかなと今となっては、内省している。
話を戻して、ストリーミング接続では収まらない、 そうだ、また新しいところにストリーミング機器を設置しよう。 候補として、加村県が挙がった。 加村県は、県域局であり、横海広域圏の範囲外である。 しかも、加村県域は、全国でも珍しい、I系とN系のクロスネットを行っている。 これは見応えがあると思った。
早速私は、加村県の土地を安価で買えるところを探した。 そして、どこが電波が飛びやすいか、リサーチもした。 そして候補に挙がったのが、権代市である。そこは、電波が比較的良好で、土地も安い。 また、仙台、米沢ともに、安く行くことが出来る。 そして私は、権代市にあるレンタル倉庫を借りる事にした。
ただ、難点が1つあった。 それは、電源の確保だ。 電池を安易に購入するとしても、発火の恐れがある。 だからと言って安くて安全なやつは、半日も持たない。 だが、朗報があった。 何と、借りたレンタル倉庫は窓があるのである。 そこから、太陽光パネルを設置すれば、半永久的に使えるのでは…?、私はそう考えた。
しかし、早速太陽光パネルを買うのは勿体ない、まず、設置して電波が届くかテストをしなければならない。
私は、電池とストリーミング機器をつないだ。 結果は何と見事に成功したのである。 あとは、アンテナを安全な場所に設置するように、椅子とかを準備して、 太陽光パネルを買わなければならないなと思った。
増設実験をしているとき共に、仁賀保からの雑談ぺちゃくちゃをしていた。 「追浜くんは正職員だよね?」
「正社員やな」
「いいなあ、私は正職員ではないから、まだ試験受けなあかんわ。」
落ち込んでそうなので、取り敢えず励ましてみた。
「努力は報われる」と。 ついでに今の私の現状も伝えてみた。
「こっちは特に努力してないからこれから努力せな稼がれへんようになる。」
「継続して勉強するの大変やね」
「ところでやけど」
仁賀保が話題を変えようとする。
私は「?」っと思った。
……

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