ライトゲイン株式会社は、技術部門、製造部門、建築部門、化学部門の4本柱となる。
 私は、技術部門を選んだ。
 さて、そろそろ配属先が決まろうとする時、私は某自動車学校にいた。
 その時、札幌の自動車部門でのシステム開発の紹介をされた。
 だが、その時は紹介だけで話が打ち切られた。
 私は、暇がある時は、鉄道でちょこっと青森とかまで行ったりもするが、言うてそんなに金はない為、
 友達とぺちゃくちゃや飯を食べたりとかが殆どである。
 その中でも、言山拓人との交流が多い。
 1月には、豊方温泉に行ったり、沖縄とかまで行ったりもした。
 波長が合ったのはおそらく、ガジェットオタクや、悪ノリの仕方、などで気が合ったのであろう
 まず、私と仲良くなることはない。
 基本的に私はぺちゃくちゃではかなり送る方ではあるが、言葉を発する時にどう話したらいいのか悩んだり、
 話のタネが基本的に無いので、無口である。
 たいてい私の場合は人いじり話ぐらいだ。
 大体向こうの方から話の話題が広がる。
 さて、私は、彼と卒業論文の話になった
 「論文書かへんの?」
 私が言う
 「好き勝手やってえぇんなら書かん、点数になるから書かざるを得ない」
 「それな」
 「書いても書かんでもえぇんなら書かんな」
 「あと発表もある」
 「めんどくせぇ、だりぃ~…」
 「書くんやったら、教授の研究を越すように書かなあかんで」
 「無理やな」
 「分かってるやんな」
 「ええっ⁉」
 「トーシロがそんなん出来るわけ無かろう」
 「それな」
 「そういう意味では社会人は評価軸なんか無くせるから自由よな、
 評価軸を無視しても社会人に変わりは無い」
 「それな」
 それから、私は入社前研修に行って、社会人の心構えを聞かされた。
 そこでは、学生は単位が評価軸だが、社会人は実績が評価軸であると聞かされた。
 私はこれは違うと思った。
 「学生→問題を起こす、成績不振やと、学生をやめさせらせる
 社会人→問題を起こす、業績不振でも社会人ではある」
 その事を言山とぺちゃくちゃで話した。
 「辞めさせられたら、万引き、スリ、殺人でもすれば」
 「ムショ行きですな」
 「それでも社会人ではある。」
 「一応はな」
 「ムショ行きでも、衣食住は出来るし、しないといけない事になる。」
 「まぁね」
 「まぁ、QOLは最低レベルでしょうな」
 「うん、捕まったんやから仕方ないな」
 「それな、ただ、ホームレスはQOLは保証されてるかどうか」
 「その人次第やな」
 「そういったところはある」
 などと話したりした。