第1章 これからの進路

「まず、自己紹介をお願いします。」
「沢奈大学理工学部情報学科の追浜忠也と申します。大学では主にJavaの勉強をしておりました。」
「あなたの志望動機をお聞かせください。」
「私は、機械のシステムに興味がありまして、ここでは、システムに留まらず、 製造も視野に入れており、幅広く働けると思ったからです。」
「追浜さんには厳しい言い方かもしれないが、それには日々勉強しなければいけないよ。」
「いや、まぁ…」 私の名前は追浜忠也、今年度卒業を迎える大学4回生である。 現在、ライトゲイン株式会社の面接を受けている。
「(そんなもん、衣食住のためには金銭が必要だからに決まってるやろ)」
そして、数日たったある日、まだ納得いく採用がされないまま7月を迎えた。
私は、単位が十分にあり、あとは卒研と暇だったので、他の大学の授業を受けていた。
姫州大学で、縁もゆかりもない地理を受けていた。
ある日、その授業中に、先ほどの会社の内定通知が貰えた。
とりあえず、内定貰えて良かった、本社が東京にあり、そこには友達とかもいるし、 期待できると私はそう感じた。
あとは、卒研を適当にやり、残りの学生しか出来ない事を謳歌した。

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