第七十一話:『ダンジョンコア』
「きゅらきゅら」
『……』
「きゅらきゅら、きゅらきゅら」
『ええい、やかましい』
「突如目の前の空間が抉り取られた」
『外しましたか。そのキャタピラ、想像以上に移動速度が遅いですね』
「そうは言われましても、下半身キャタピラはまだ慣れていなくて……」
※前話の後、下半身をキャタピラにされました。
『慣れようとしていることに呆れますね。それはさておき、やかましいです』
「そうは言われましても、きゅらきゅらするのはキャタピラの性質といいますか」
『きゅらきゅらと口で言う必要がどこにあるか、簡潔に説明をしてもらえるでしょうか』
「思ったよりも静音性が高く、なんだか物足りなかったので……」
『無駄に高性能にするからです』
「そうは言われましても、誰だって人生初のキャタピラには凝り性を発揮するものですよ」
『そもそもが人生初のキャタピラになることが稀有過ぎますがね』
「女神様もキャタピラないです?」
『キャタピラないです。神でもキャタピラ経験者の神はかなり稀有ですね。やりたいとも思いませんし』
「結構癖になりますよ」
『その程度の薦め方では、下半身をキャタピラにする勇気は出てきませんね』
「今なら洗剤もつきますよ」
『洗剤ごときに己の下半身を乗せた天秤を揺らせるとでも?』
「お得だったのになぁ……」
『本当についていたのですか』
「はい。下半身キャタピラセット、今なら柔軟剤入り洗剤と柔軟剤入り漂白剤と柔軟剤付きです」
『柔軟過多ですね』
「さらに二セットご購入の際には、最新式の自転車がもらえます」
『キャタピラ人生を歩む上で、切り捨てなければならない移動手段をつけてどうするのですか』
「でもこれ最新式ですよ」
『二セット購入したのですか』
「お得だったので」
『良さそうな自転車ですが、そのキャタピラでどうやって乗るつもりですか』
「そこはほら、こう、ガシャーンと変形すれば」
『乗り物がロボに変形するアニメ風の、キャタピラ系ロボの足になりましたね。無駄に高機能』
「足を地面につけたまま、最高速度は時速七十キロまで出るそうです」
『自転車には乗れても、自転車に乗る意味が失われていますね』
※自転車の速度はママチャリで時速十数キロ、マウンテンバイクで二十数キロくらいだとか。
「でもせっかくキャタピラなんだし、本来のモードが一番ですね。きゅらきゅら」
『だから口できゅらきゅら言わない。それにしてもそんなふざけたプランでキャタピラを発売しているのはどこの誰でしょうか』
「山田ですね」
※初登場は第五話の時針。その後はスーツ姿のサラリーマン系ボスとして二十五、五十六、六十四話に登場。
『あの男、なんでこんな変な商売を始めているのですか』
「ほら、転生システムって、本人の徳とかも使えるじゃないですか」
※世界に貢献していれば、次の転生先でチートボーナスとか見た目のボーナスを得られやすい。そんな感じのなんか。
『徳が通貨代わりになっているのですか』
「誰もが田中さんのように、転生先で次の転生分に必要な徳を貯められるわけじゃないですからね」
※田中さんは毎回紳士の姿、田中という名前で転生する権利を確保しています。その自由を毎回通せるほどに世界に貢献をしています。
『転生前の下準備という奴ですか。誰かさんとは正反対ですね』
「そうですね。頭を紅鮭にすると逆に転生ポイントが増えるらしいですし」
『いや貴方ですよ。紅鮭も紅鮭ですが』
※紅鮭師匠は頭を紅鮭にしているオプションを選んでいるぞ。デメリット扱いって酷いよね。
「そういえば俺の転生って、中身によっては待ち時間が短くなるって話でしたけど、くじで何を引いても待ち時間とかないままですよね」
『くじで引いた転生先を実行しているから、それがデメリットオプション扱いになっている説ありますね』
「何が出るかわからない楽しさがあるのに、デメリット扱いなんですね」
『全てが当たりか妥当に感じられる貴方にとっては不思議なままでしょうね』
「そんなわけで今回の転生先はっと、ええと……これは紙じゃないからこっちっと」
『紙以外が当然のように混ざっている目安箱。一応出しておきなさい』
「ほら、フォークドゥレクラ、出ておいでー」
※四十四話のお土産。物理魔法の効かない不死身の肉食リス。
『最近見ないと思ったらそこにいましたか』
「ちょっと怯えていますね。女神様なにかしました?」
『あまり心当たりはありませんね。発作時に多少可愛がった程度でしょうか』
「なるほど納得。ほら、大丈夫だよ。もう発作は収まっているからね」
『小動物に怯えられるのは少しばかり複雑な気分です』
「ほら、さっさと出てこないとまたレモン汁に漬け込むぞー」
『それ貴方が原因では?』
「たまにじゃれてくる時に、首の動脈を狙ってくるんですよ。こっちも多少は本気で対応しないとリスポン案件ですからね」
『リスに殺されて異世界転生……まだありませんね』
※多分まだ(西暦二千二十年現在)ないです。チャンスですよ、そこの貴方。
「ダメですね、頑なに出てきません。仕方ないので餌の方を入れておきましょう」
『そこ、生魚を放り込まない』
「大丈夫ですよ。フォークドゥレクラは綺麗好きなので、きっと中も綺麗に掃除してくれますよ」
『貴方がいない時たまに掃除されていたのって、この子が原因だったのですか』
「えーと、咲夜さんより『ダンジョンコア』。レア物ですね」
『ふむ。ダンジョンコアに転生した人はいるようですね。そういう意味ではまだ一般的な部類に含まれる感じでしょうか』
※含まれないと思います。でもいました。
「俺はダンジョン好きですね。これまでの転生でも何度か関わっていますし」
『手前の土、壁に設置されている松明で関わったと言えるのでしょうかね。いやまあ松明のときはそれなりに関わっていましたが』
※第四話、二十四話参照。
「それでは行ってきます。あ、お蕎麦は用意してあるので好きに食べておいてください。間に合ったら天ぷらとか用意しますので。きゅらきゅら」
『本当に転生がちょっと出かけてくるノリになっていますよね。そしてきゅらきゅらは止めなさいと』
◇
『こう、年越し気分でいると自堕落になるのは何故なのでしょうか。三食全てかけそば……そろそろアレンジの一つでも欲しいところですね』
「ただいま戻りました」
『おかえり天ぷらください』
「女神様がすっかりと年越しこたつモードに……コレは俺もキャタピラモードに戻らねば」
『対抗の仕方がおかしくないですかね。まあ天ぷらを用意していただけるのでしたらとやかくは言いません』
「きゅらきゅら、まかせてくださいよ。すぐにきゅらきゅらと天ぷらをきゅらって見せますよ」
『やっぱりとやかく言います。きゅら禁止で』
「そんな。久々に愛車に乗ったのに」
『下半身をキャタピラに戻すことを愛車に乗ると表現しないように。それでダンジョンコアでしたか』
「はい。なかなか変わった趣向の世界に転生してきましたよ」
『変わったと言いますと?』
「その世界では異世界転生者は皆、ダンジョンコアに転生してダンジョン運営を行うといった感じでした」
『ふむ、独特な発想を持つ異世界人を利用し、高難易度のダンジョンを創らせるのが目的といったところでしょうか。しかし人の人生を利用するのは些か道徳的に気になりますね』
「そこは大丈夫でしたよ。一定以上の成果を達成できれば、報奨付きで別の世界に転生するか、その世界で優遇された転生先になれる感じでしたから」
『なるほど。転生者向けのちょっとしたアルバイトのようなものですね。おそらくはその世界も創造主にとっては練習用の世界なのでしょうね』
「ちなみにその成果ですが、基本的にはランキング上位になることです」
『ダンジョンにランキングとかあるのですか』
「はい。駆け出しから伝説級の冒険者達が挑み、難易度からクリア時の達成感、様々な点からダンジョンの評価を定め総合的にランキング集計されて、上位の者達が報奨を受け取れるといった感じです」
『極端に難易度が高いだけのダンジョンでは、ランキング上位にはなれないと』
「そうですね。ただ伝説級の冒険者からの評価が高い方がランキング上位になりやすいので、難易度高めのダンジョンが多かったですね」
『クリアは可能でも、歯応えは必要と。絶妙の塩梅が求められそうですね』
「ちなみに説明を受ける時から、知り合いもちらほらいましたね。紅鮭師匠とか田中さんとか山田とか」
『もういつものメンバーといった感じですね』
「俺は早速ダンジョンコアとしてダンジョンの制作を始めたのですが、ふと思ったのです。俺にとって、良いダンジョンとはなんなのかと」
『原点をおさえることは大切ですね』
「例えばサキュバスとか女型のモンスターをたっぷりと配置すれば、俺にとっては良いダンジョンですが、それが万人受けするかといえばそうでもありません」
『男性には好評でしょうが、女性ウケはしないでしょうね』
「俺個人が満足するだけなら、女神様の銅像や絵画を並べたりとかもありですからね」
『それはもはやダンジョンではなく美術館ですね』
「とりあえず参考にできればと、知り合いのダンジョンを見て回ることにしました」
『敵情視察はありなんですね』
「まずは紅鮭師匠。出てくるエネミーが全部紅鮭系の魔物のダンジョンでした」
『ある意味ではテーマ性を重視したダンジョンですね』
「得体の知れない恐怖があるとの理由で上位に入っていましたよ」
『敵が全部魚顔なのは、一種のホラーゲームですからね。他の転生者のダンジョンはどのような感じだったのでしょうか』
「田中さんは難易度が低い、初心者向けダンジョンでランキング上位に入っていましたね」
『おや、高難易度が評価される環境下で、その選択肢ですか』
「将来的に挑むだろう高難易度ダンジョン、そういった場所の攻略の糸口になりそうな優しめのギミックが満載のダンジョンでしたね」
『なるほど。伝説級の冒険者も最初は駆け出し。そういった者達が高難易度のダンジョンに挑む時、過去に突破した仕掛けなどが脳裏に思い浮かぶような感じにしたと。田中らしい味な真似ですね』
「ちなみに山田は誰か一人が犠牲になる罠を多数設置したり、報酬が人数で割り切れない感じにしていたりと、仲間割れを誘う感じでしたね。ランキング上位でしたよ」
『仲間の裏切りや離別などは記憶には残りますからね。しかし精霊に優しい時針だったり、ダンジョンのラスボスだったり、カップルに魔法を打ち込むためだけに異世界転生したり、よくわからないキャタピラ販売で転生の準備をしたり……キャラが掴めませんね、山田』
「割と流されやすい感じの人ですかね。田中さん曰く、『人間らしい』そうです」
『ああ、そういう。言われてみればブレなさすぎる貴方達よりは人間らしいですね。……その台詞を言っている田中は自分が人外化している自覚はあるのでしょうか』
「そんなこんなで、色々参考になったので俺もダンジョンを制作してみました」
『なにをどう参考にしたのやら』
「ではこちらにあります、冒険者達が撮影した写真を見ながら俺の創ったダンジョンを説明していきましょう」
『ファンタジー世界なのに写真を取る文化はあるのですね』
「まずは入り口です」
『普通の洞窟っぽい感じですね。横に売店がありますが』
「やっぱりダンジョンには万全の状態で挑みたいでしょうからね。お店を設置しておきました」
『印象的かどうかはさておき、親切設計ではありますね。店員が妙に魔王チックでなければ』
「魔王ですよ」
『魔王でしたか。なぜ魔王が売店の店員をしているのでしょうか』
「暇そうにしていたので、雇いました」
『雇えたんですか』
「誰しもがダンジョン攻略ばっかりで、特に魔王関連のトラブルはなかったですからね」
『それでも魔王が雇われるとは思えないのですが』
「やることもなくて、寂しかったそうです」
『寂しがり屋さんですか。魔王城とかもダンジョンにすれば良かったのに』
「城をダンジョン化したら、新入りの部下が毎回迷うじゃないですか」
『たまに返される正論に腹が立つ』
「次が中に入ってすぐの写真ですね」
『ダンジョンらしく、松明が道を照らしていて雰囲気がありますね。魔王が松明の補充をしていなければですが』
「でも松明だって無限じゃないんですよ。誰かが交換しないとダメじゃないですか」
『交換のシーンとかなかなか見ないですよね。ある意味では記憶に残りそうですね』
「少し進むと罠が沢山あるフロアですね。この写真の場所では、地面のスイッチを踏むと壁から矢が飛んでくるんですよ」
『ありきたりではありますが、基本はおさえてありますね。魔王が矢を補充している光景が写っていなければなお良かったのですが』
「でも矢だって無限じゃないんですよ。誰かが交換しないとダメじゃないですか」
『魔王にさせないように』
「他の従業員達は冒険者を迎え撃つ役目があるので、暇をしていた魔王さんが引き受けてくれたんですよ」
『真面目ですか。ですが雰囲気は大切にしましょう』
「次の罠は吊り天井。勢いよく落ちてくる天井は、洞窟系ダンジョンでは外せませんよね」
『そうですね。落ちてきた天井を魔王が支えていなければですが』
「いやぁ、起動のタイミング間違えちゃいまして。掃除中の魔王さんを巻き込んじゃって」
『冒険者達が心配そうな顔で見てるじゃないですか』
「魔王さんも『俺のことは気にするな、先にいけ』とフォローしてくれたんですけどね」
『それ仲間が言う台詞ですよね』
「そしてダンジョンを進んでいくと、十階層のボス、鎧騎士の登場です」
『なかなか強そうですね。それと対峙する冒険者達にも緊張感があります。冒険者の仲間に魔王が混ざっていなければ良い写真です。なんでいるんですか』
「吊り天井の罠から助けてもらったそうです」
『それで寝返ったんですか』
「向かう先が一緒だっただけですよ」
『構図が完全に寝返っている感じですよ。なんならセンターにいるじゃないですか。鎧騎士よりも風格出ていますよ』
「カメラを前に緊張しているだけですよ」
『照れ屋ですか。しかし魔王要素を除けば特徴のなさそうなダンジョンですね。個性がないと言いますか』
「後半には罠多めですよ。一応個性は出していると思うんですけどね」
『前半はゆるい感じですか。例えばどの辺でしょうか』
「保険に入れます」
『個性の出し方がダンジョンじゃないですか』
「でも結構人気ありましたよ。やはり初見で入るダンジョンは不安とかありますからね」
『ちなみに保険内容はどのようなものでしょうか。アイテムロストとかがなくなる感じでしょうか』
「それもありますね。他にも倒れた時に自動復活できるプランとかあります」
『わりと便利なプランですね』
「魔王も吊り天井のところで『この状態でも入れる保険だ』と告知してくれていましたよ」
『体を張っていますね。他に個性はあるのでしょうか』
「結構高難易度なので、他の冒険者と情報を共有してクリアできるようにしてあります。例えば冒険者が倒れた時、床に光る文字でシンプルな警告文を残すことができますね」
『なんかゲームで見たことありますね』
「難所の前のところとか、結構文字がありますよ。ほら」
『なになに……右の壁に注意、ですか』
「はい。この先は右の壁にある石像が動き出して襲いかかってきます」
『なるほど、便利そうですね。ですが、これだと罠がほとんど回避できませんかね』
「こういった簡単なヒントがないとクリアが難しい罠とかもありますからね」
『初見殺しのような罠が多いということでしょうか』
「毒消しや麻痺治しとか、特定のアイテムがないと大変なギミックとかもありますからね」
『本当だ。こっちには毒消し、こっちには麻痺治し、こっちにはミュルポッヘチョクチョン……使うんですか?』
※十五話参照。Twitterでも呟かれていますね。
「必須じゃないですけど、あると便利な感じですね」
『なんかこの写真、扉の周りに無数のミュルポッヘチョクチョンがありますが。ホラー写真でしょうかね』
「そこは休憩室です。娯楽用にジヨークのライブビデオを上映してあります」
※勇者ジヨーク、ミュルポッヘチョクチョンの開祖。田中さんは宣教師。
『なんだ、ただ洗脳されただけですか。よくみたら結構あちこちに刻まれていますね、ミュルポッヘチョクチョン』
※女神様もミュルポッヘチョクチョンは気に入っています。洗脳はされていないと信じたい。
「ちなみに流れで紹介しましたが、休憩室や宿泊施設などもありますよ」
『わりとゲームの影響受けていますよね、貴方のダンジョン』
「ただ人員不足で、ほとんど魔王さんが管理しているんですけどね」
『そこは専用の魔物でも用意すれば良いでしょうに』
「いやぁ、魔王さんの接客スキルとかが高くて、つい」
『魔王ですから、適当に生み出された魔物よりかは器用でしょうけど。そもそも宿泊施設が必要なほど深いダンジョンなのですか?』
「そうですね。千階層ありますからね」
『それもうダンジョンというより別世界では』
「いやぁ、色々創っていたらつい興がのりまして」
『千階層ダンジョンにある施設の大半が魔王一人で管理って、魔王過労死しませんかね』
「そこは大丈夫ですよ。ダンジョンには入場制限があって、一度に挑めるのは一パーティーだけですから。魔王が接客するのは一組だけで良いので」
『年単位で予約が埋まってそうですね、そのダンジョン』
「対策としてダンジョン内では時間の経過が遅く、中に入った人達は歳を取らないようにしてありますよ」
『浦島太郎にはならないようで何より。しかし常に魔王が先回りして接客って、冒険者的にはなんとも言えない気もちになりませんかね』
「最終階層辺りじゃすっかり顔馴染みになっていましたね」
『でしょうね』
「そして最下層、ラスボスは魔王」
『そんな予感はしていました。顔馴染みになるまで親しくなった魔王がラスボスって、記憶には残りそうですね』
「ええ、魔王さんも毎回冒険者達の成長を見守りながらの最終決戦ですからね。冒険者達も涙を交えての最終決戦でしたね」
『ランキングは高そうですね』
「はい、ちゃんと一位でしたよ。でも創造主さんからは『ちょっとこれは使えないなぁ……』と溢されましたけど」
『でしょうね。そんなダンジョン、ほいほいと設置できないでしょうからね』
「これお土産です。魔王印のお饅頭です。売店でなにか目玉商品が作れないかなと魔王さんと相談していたら、魔王さんが開発してくれました」
『もぐもぐ……味は良いですね。売れたのですか?』
「ダンジョンをクリアした冒険者達は皆買ってくれましたけど、売上としては微妙でしたね」
『クリア率低そうですからね』
勇者の肋骨の書影がついに公開されましたね。
人懐っこそうな主人公と、真顔が似合う女神様、個人的にはとても満足しております。
紅鮭師匠だけではなく、カレー皿のリアンやクミン、袋のナモシンなどもキャラデザインしてもらっております。
イラストレーターはめばるさんとコーポさん。
コーポさんは章柱などのミニイラストを担当してくださっています。
いやぁ楽しみです。
発売日は1/15予定です。