中国の武漢市で、新型コロナウイルスの起源について調査をしていた、WHO(世界保健機関)のオーストラリアのメンバーが、「新型コロナウイルスは中国から始まったと思う」と見解を述べた。
2月10日まで武漢市で調査にあたった、WHO調査団のドミニク・ドワイヤー氏は10日、オーストラリアメディアの取材に対し、「新型コロナウイルスが世界のほかの地域で始まったという証拠は極めて限られており、中国からだと思う」と述べた。
また、2019年11月中旬から12月初旬にはすでに広がり、コウモリを媒介して感染した可能性が最も高いとしたが、完全に判明するのには時間がかかるとの考えを示した。
一方、中国側の対応に関しては、「誰もが正しいことをしようと努めていた」と評価した。