「時短営業の効果」か　沖縄の新規感染者、20人下回る　1月2日以来

　県は９日、県内で新たに２０～９０代以上の男女計１９人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日の新規感染者が２０人を下回るのは１月２日（１２人）以来、３８日ぶり。県の糸数公保健衛生統括監は「時短営業の効果もあり、飲食店など街中での感染が抑えられている」とし、今後も減少すると見通す一方、高齢者施設や病院などでクラスター（感染者集団）が発生しており、注意を促した。

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県内感染者の居住別状況（２月９日）

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県の新型コロナ判断指標と現状

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県内感染者の居住別状況（２月９日）

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県の新型コロナ判断指標と現状

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　入院中の中等症以上の患者は１７０人で、県が目指す緊急事態宣言解除の目安（１００人）より７０人多い。入院中の患者も３１８人で、目安（２００人）より１１８人多い。糸数統括監は「中等症以上の患者は退院に時間がかかる。そこに新たな患者が増えると、医療体制が厳しくなる」とし、宣言解除に慎重な姿勢を示した。

　県は同日、南部保健所管内の精神科病院を県内１１７例目のクラスターと認定した。５～７日に３０～８０代の職員３人と患者２２人の計２５人が感染した。

　１０３例目の豊見城市の高齢者施設のクラスターでは、新たに３人の感染が確認され、計４３人となった。

　人口１０万人当たりの新規感染者数は２０・７７人で全国３番目。最多は東京の２７・８２人。全国平均は１１・９３人だった。

　在沖米軍関係の感染者はいなかった。