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■ デジモンペンデュラムZ1.0進化表 ■

・進化表のデジモンをクリックすると該当のデジモンの項目にジャンプします。
・デジモンのドットにカーソルを当てる(ケータイの場合は長押し)と名前が出ます。
・データは自分で調べたもの、提供していただいたもの他、こちらのツイートこちらのサイトを参考にしています。

 ペンデュラムZ1.0 NATURE SPIRITS
幼年期 成長期 成熟期 完全体 究極体 究極体+
a d e
b c d
d e f
b f g
h i 絆
b e i



ボタモン No.1‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
幼年期Ⅰ - 5g 不定 約10分 -
必殺技 酸の泡
◇ 誕生条件 ◇
デジタマの孵化開始から1分経過
通常進化 ワニャモン
 全身が黒い産毛に覆われているスライム型のデジモンで、言わずと知れた幼年期。 実はペンデュラムシリーズには初登場…と思わせて、ペンデュラムver.20thにいたので別にそんなコトはなかった。  幼いためにまだ戦うコトはできず、敵が現れると「酸の泡」を吐いて威嚇する。 昔は「酸性の~」だったはずだが、気付けば「酸の」とダイレクトに言われているので、殺傷力が上がっている気がする。
 なお、初代のドットでは左右の段差が1ドットだったが、今回は地味に2段階のデジモンミニ版であり、アクションもそちらに準拠している。  僅か10分で進化してしまうためこの形態を見られる時間は少ないが、黒塗りの顔がドアップになるカットインの圧は見ておきたい。

ワニャモン No.2‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
幼年期Ⅱ フリー 5g 21:00 約12時間
必殺技 スマイルファング ウインドクロウⅠ
◇ 進化条件 ◇
ボタモン:10分経過
通常進化 ガオモン
モルフォモン
スナリザモン
プロットモン
アグモン
アグニモン
 青い猫の生首に尻尾が生えたようなレッサー型デジモン。 犬や猫など、ペットとなる小動物のデータが組み込まれたデジモンで、名前の由来も「ワン」と「ニャー」から来ていると思われる。 また、ガオモン系の幼年期でもあるのだが、その割に見た目はネコ要素ばかりが強い。 近年では、「デジモンストーリーサイバースルゥース」に登場したピートのエピソードが記憶に新しい人も多いだろう。  ちなみに、セイバーズ期は「幼年期Ⅰ」が新しく用意されるコトはなく、当時のギアでもボタモンからワニャモンに進化していた。 今回のドットも「デジヴァイスic」などで使われていたモノとなる。カットインは今回用意された新規のモノだが、公式絵の再現度がやたら低く、プロットモンXのようなキモさがつらい。
 必殺技は、愛嬌を振りまいておきながら急に噛み付く「スマイルファング」のほか、酸の泡も吐くコトができる。 ただ、今作では何故か2つ目の技ドットには衝撃波のようなものが採用されており、最大攻撃に至っては謎のカッターを飛ばしだす。 これを酸の泡扱いするワケにもいかないので、サイバースルゥースシリーズで習得する汎用技を置いている。

ガオモン No.3‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成長期 データ 10g 21:00 約24時間
必殺技 ローリングアッパー ダブルバックハンド
◇ 暫定進化条件 ◇
ワニャモン:育成ミス1回以下 どりょく0
通常進化 バブンガモン
ガオガモン
ゴキモン
 デジモンセイバーズで主役級を務めた1体。青と白の体毛に、赤い鉢巻とボクサーグローブが特徴の獣型デジモン。 グローブを付けているのは未発達の爪を保護しているからというコトでそこには納得できるが、同期の黄色いカエルの腕ベルトは一体何の効果があるのだろう。  素早い動きによるヒット&アウェイ戦法を得意とし、必殺技は敵の懐に飛び込んでからの「ローリングアッパー」と、 体を高速回転させて放つ「ダブルバックハンド」。
 こいつの項目をつくる度に言ってるのでこのサイトを見てる人なら聞き飽きているだろうが、「ガジモンの亜種」という設定を持つ。 そしてまた、亜種のくせにガジモンが足を踏み入れたコトのないフォルダ大陸へと生息範囲を広げてしまった。  当初は「今回ガオモン系譜いる??」と思ったが、どうやらペンデュラムZはセイバーズ組をけっこう積極的に拾う方針らしい (それならカメモン系とかクダモン系もほしかったが…)。  ガオモン系は「デジモンツイン」で究極体まで一気に登場していたので、正直個人的には新鮮味がないものの、 ゆうてまぁツインも10年以上前のギアだし、ツイン産のドットはデキもいいし、今回カットインも増えてるのでまあいいか、という気持ち。 それにしてもこのカットイン、妙にポケットデジモンワールドの味を感じる。  今回は幼年期がワニャモンなので、こいつこそ正当な成長期と言えるハズだが、観光気分なのか妙に進化条件はダラけ気味。そのせいか、成長期中でもだいぶ強さがヘタレてしまった。

モルフォモン No.4‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成長期 ワクチン 8g 21:00 約24時間 10
必殺技 リンリンテラピー リンリンテラピー
◇ 暫定進化条件 ◇
ワニャモン:育成ミス2回以上 どりょく2~4
【プロットモン未解放】育成ミス2回以上
通常進化 ユニモン
フーディエモン
ゴキモン
 長い触角を持ち、耳や手が蝶の翅になっている昆虫型デジモン。昆虫型とは言うが、本体はテリアモンやクルモンのようなマスコットタイプで全然虫じゃないのにいいんだろうか。 まあ、この世界の研究員はドクグモンを昆虫型にしてる(よくある勘違いだが、蜘蛛は昆虫ではない)くらいだし、今更別にいいか。  初登場作品は「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の、話の根幹に関わる重要キャラクター。 出番は短い上に悲劇的なものだったが、そのわずかな出番で「顔がデカすぎる」というインパクトを視聴者に残した。公式絵とかでは全然そんなコトないのに…。 ラスエボでの役回りに反して、のんびりした性格だったり、機嫌が良いと耳翅がよく動くなど、のんきな設定が多いのが逆に悲しい。  進化先はエオスモン系になるのかと思いきや、忖度があったのかあちらの系譜はメタルエンパイアに向かったので、運命は変えられた。 これでメノアも安心してペンデュラムZをプレイできるというものだが、忙しさにかまけてうっかりミスるとゴキモンになって、別ルートから闇堕ちしかねない。
 必殺技は翅から舞う鱗粉を浴びせる「リンリンテラピー」のみで、相手によって心身の回復効果や、逆にマヒさせる効力がはたらくらしい。

プロットモン No.6‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成長期 ワクチン 8g 21:00 約24時間
必殺技 パピーハウリング プチパンチ
◇ 暫定進化条件 ◇
他のバージョン1種類と通信で進化ロック解除
ワニャモン:育成ミス2回以上 どりょく1以下
通常進化 ユニモン
ゴーレモン
テイルモン
 研究者の手で試験的につくられた神聖系の哺乳類型デジモン。しれっとホーリーリングまで生成できてるあたり、きっと実験は大成功だろう。  プロットモンという名前は「試験的につくられたから」という説と、「アメリカの猟犬、プロット・ハウンドから」という説がある。両方かもしれない。 そんなワケでモチーフは「子犬」であり、プロット・ハウンド同様の垂れ耳がチャームポイント。 「テイルモン系の成長期なのに犬なのか」と一瞬思いはするが、テイルモンも結局ネコなのかネズミなのかハッキリしないし、更なる進化後も人だわ竜だわなので些細な問題だった。  必殺技は、前脚で懸命に殴りかかる「プチパンチ」と、超高音の鳴き声で敵の動きを封じる「パピーハウリング」。 「鍛え方が違うのよ」と豪語したテイルモンと同一個体だけあって、デジモンアドベンチャーtri.第4章ではムゲンドラモンの動きを止めるコトに成功した。

 元々、本家のペンデュラムZEROにも登場していたデジモンだが、ウィルスバスターズの枠はパタモンに譲り、今回はネイチャースピリッツにお引越し。ガオモンとは犬同士仲良くしてほしい。 進化先も正統系譜のテイルモン、神聖系として逞しく成長したユニモン、「実験失敗作の末路はこうだ」と言わんばかりのゴーレモンと、数は最低限ながらも充実した顔ぶれ。 元々ペンデュラムにいたので16ドットに変化はないが、カットインが何故かプロットモンXのようなブサイクでつらい。

アグモン No.7‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成長期 ワクチン 8g 21:00 約24時間 18
必殺技 ベビーフレイム するどいツメ
◇ 暫定進化条件 ◇
他のバージョン2種類と通信で進化ロック解除
ワニャモン:育成ミス1回以下 どりょく4
通常進化 グレイモン
ヴリトラモン
特殊進化 アグモン勇気の絆
 言わずと知れた爬虫類型デジモン。幼年期から一気に成長して小さな恐竜のような体となり、手足には大きく立派な爪が生えている。 口から火球を吐き出す「ベビーフレイム」が必殺技。 アニメや色んな媒体で頼れるパートナーとして登場しているが、実は性格は獰猛らしい。デジタルワールドを訪れた時は気を付けよう。
 元々ペンデュラムシリーズには「ZERO」で別のドット  登場していたが、 今回は初代デジタルモンスター版のドットで隠しキャラとして参戦。初代ドット組なので、地味に「食事」「怒る」などのアクションドットが追加されている。  今回ドットが違うのは、単純に「どうせなら今回はこっちを」という意味なのか、あるいは今シリーズのVi BUSTERSにセイバーズ版のアグモンが登場するため、そちらに譲ったからかもしれない。  近年のアグモンの例に漏れず、お高くとまっているのか主役系のエリートデジモンにしか進化しない。 しかも普通に成長期としても最強格扱いな上に、特殊な条件を満たすコトで今作で最強格の究極体+「勇気の絆」へとワープ進化ができる。

アグニモン No.8‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成長期 フリー 8g 21:00 約24時間 18
必殺技 バーニングサラマンダー サラマンダーブレイク
◇ 暫定進化条件 ◇
他のバージョン2種類と通信で進化ロック解除
ワニャモン:育成ミス1回以下 どりょく1
通常進化 バブンガモン
ユニモン
ヴリトラモン
 伝説の十闘士から「炎のスピリット・ヒューマン」を受け継いで進化したハイブリッド体のデジモン。 デジコアが聖なる炎「スピリチュアルファイアー」なるもので包まれており、炎を自在に操る能力を持つ。 さらにネットの防御壁「ファイアーウォール」の化身であり守護神であるとまで設定が盛られている。炎属性ってだけのルーツからそこまで安請け合いすんなよ。  成人男性が武具を纏ったプロレスラーのような出で立ちで、実際にヨガの呼吸や東洋武術の心得があり、炎の一点集中と格闘技を組み合わせた戦いを得意とする。
 必殺技は、燃え上がる拳から火炎竜を放つ「バーニングサラマンダ―」と、炎を帯びた強烈な旋風脚「サラマンダーブレイク」。

 …といったデジモンなのだが、前シリーズ・デジモンX2のダスクモン同様、まさかの「成長期扱い」にされてしまう事態となった。デジモンレーシング以来だが、まず前例があるなよ!  しかも今回は成長期内での強さが飛びぬけている程でもなく、進化条件も中途半端。 普通に、アグニモンとヴリトラモンは両方成熟期扱いでの分岐進化で良かったのでは…(ヴリトラモンはヴリトラモンで完全体以上の風格があるが)
 扱いはともかく、ついにデジモンフロンティアの主役デジモンが16ドットを引っ提げ育成ギアに初参戦。 あの複雑なデザインも上手い具合にドットで再現され、表情の付いたカットインもイカスぜ。 16ドットは見方によってはなんだかタラコクチビルに見えてしまうが、一応「黒い部分がマスク、白い部分が素肌で、口は線として表現」なはずなので、意識を矯正しよう。  同じく通信で解禁されるアグモンとは違い、同系譜のヴリトラモン以外にも各バージョンそれぞれの成熟期にも進化できるのは嬉しいところ。

ユニモン No.10‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成熟期 ワクチン 12g 21:00 約36時間 4→3 26
必殺技 ホーリーショット コーンスラスト
◇ 暫定進化条件 ◇
モルフォモン:育成ミス2回以下 どりょく1以下
プロットモン:育成ミス1回以下 どりょく1以下
アグニモン:育成ミス3回以上
通常進化 マッハガオガモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ゴグマモン
×データ アルケニモン
×ウィルス
×フリー ゴグマモン
 ペガサスの羽とユニコーンのツノを併せ持つ幻獣型デジモン。 ドットだとまさに白馬な王子様的雰囲気を出しつつも、実際にはX-MENのサイクロップスのようなバイザー付きメットで頭が覆われていたり、 髪も逆立って全身傷だらけだったりとなんだか物々しい。 設定でも野生?のユニモンはまぁまぁ凶暴らしいが、基本的には紳士のようなキャラ付けで出るコトが多い。  必殺技は、激しく嘶きながら口から放つ気功弾「ホーリーショット」と、額の鋭いツノで敵を突き刺す「コーンスラスト」。

 初代デジタルモンスターVer.3が初登場の古参デジモンでもあり、当時の少ないモーションを補うために「喜ぶ」「イヤイヤ」「ケガ・病気」のアクションが追加されている。 なお、デジタルモンスター20thでのドットミスは修正されておらず、今回は「怒る」際にムーミンのごとく太ってしまう。  近年になるほど影が薄くなっていたデジモンなので、こうしてペンデュラムシリーズに初参戦を果たしたのはめでたいが、 進化ルート的には特にコレといった役割もなく、DSのユキダルモンやNSoのモジャモン同様、「なんかヒマしてそうだから呼んであげた」という配慮を感じる。

 余談だが、単に「ユニモン」で検索するとUSJのイベントばかりがヒットするため、ちゃんと「◯◯モン デジモン」で検索しないと情報に辿り着けないデジモンの1体。

ゴーレモン No.13‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成熟期 ウィルス 18g 22:00 約36時間 34
必殺技 カース・クリムゾン ゴーレムパンチ
◇ 暫定進化条件 ◇
スナリザモン:・育成ミス1回以下 どりょく1以下
 ・育成ミス2回以上 どりょく3以上
プロットモン:育成ミス1回以下 どりょく1以下
通常進化 ゴグマモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン マッハガオガモン
×データ
×ウィルス オロチモン
×フリー
 ベルトやワイヤー、ペグで無数の岩石を繋ぎ合わせて構成された鉱物型デジモン。感情を持たず、他者からの命令を受けて動く、まさにゴーレムタイプのモンスター。 02でダークタワーデジモンとして登場したのはゴーレモン的にも正しかったんだなって。 背中には大きく突きだした2つの隆起と、その下に4本の排気管のような器官があり、「疫」「呪」「凶」を意味する古代の禁断呪文が刻まれ、体内に充満したガスから身を守り抑え込んでいる。くっ…鎮まれ、俺のガス!
 必殺技は、背中の管から体内に封じられていた超高熱ガスを噴き出す「カース・クリムゾン」と、巨大な拳から繰り出される「ゴーレムパンチ」。 また、過去のゲームやカードではショルダータックルのポーズで登場しており、設定上の必殺技にまでは昇華されていないが「剛肩スパイクタックル」とフレーバーテキストに記述されていた。

 「デジタルモンスターVer.WonderSwan」出身という古株かつ希少なデジモンで、育成ゲームの出身でありながら、20年以上の時を経てようやく育成ギアに参戦を果たした。 正統系譜と言えるスナリザモンやゴグマモンも登場し、未だかつてないほどにゴーレモンの波が来ている。 16ドットも一発でゴーレモンだと分かる秀逸なものだが、緊張でもしているのか、妙にギクシャクと縮こまっているように見える。攻撃時のパンチもなんだか遠慮がちで面白い。  実際のところ、ゲーム関係での扱いは中々恵まれないデジモンではあったが、アニメにはちょくちょく出ていたり、その恩恵でカードには割と呼ばれたりもしていたので、知名度自体は意外とあったデジモンだと思う。  なお、「デジモンワールド」に登場するワイヤーフレーム剥き出しのゴーレモンは、同名の完全な別デジモン。開発複数ラインの同時進行によるネタ被りだと思われる。

ゴキモン No.14‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成熟期 ウィルス 18g 22:00 約36時間 30
必殺技 ドリームダスト テリブルフライ
◇ 暫定進化条件 ◇
ガオモン:育成ミス3回以上
モルフォモン:育成ミス3回以上
スナリザモン:育成ミス2回以上 どりょく2以下
通常進化 アルケニモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン スコピオモン
×データ
×ウィルス オロチモン
×フリー
 「汚物系」「ハズレ枠」という概念を当初から持っていたデジタルモンスターシリーズが、やはり辿り着いてしまった昆虫型デジモン。 黒光りする薄型ボディに、イヤ~な感じに長い触角、カサカサした翼と、見た目も正に例のアレ。 唯一、顔だけは極限まで悪堕ちしたコロモンのようにデフォルメされており、スカモンと似た造形なためこいつが汚物系であるコトをなお意識させられる。 6本の足は「前2列が腕」「最後列だけブーツの足」で構成され、公式絵やゲームでは六つん這いが基本姿勢であるのに対して、アニメではもっぱら二足歩行。  外見だけでなく特徴も、普段は人目から隠れ、逃げ足と生命力だけは凄まじいという点まで実在のそれそっくりな仕上がり。 しかし、現実におけるGの最大の脅威「繁殖能力」までは備わっていないせいか、デジタルワールドにおけるゴキモンの存在は割かし地味な部類。 初遭遇の場はセガサターンソフト「デジタルモンスターVer.S」であり、その後もかなり細々とした出番しか与えられず、日陰者の人生を送ってきていた。 明確に活躍したと言えるのは「02」の6話で出てきたゴキモンブラザーズくらいだろうか。なので、今回こうして育成ギアに初参戦できたのは、ゴキモン史上トップクラスの出来事になるだろう。 進化ルートに組み込まれるコトで、早速ハズレデジモンとして特にモルフォモンあたりに対して激しいプレッシャーを与え続けている。  ドットはデフォルメが入った結果、どちらかというとデジモンよりリアル寄りなのがイヤンな感じだが、他にないこのひょうきんな表情が個性的。どっち見てんだお前。 何故か前足が優先されているせいで、口を開くたびに高確率でアゴがしゃくれるのは謎だが、カットインは妙にデキが良く、大きく羽を広げた攻撃時のアクションは、フツーにバトルモンスターとしての勇ましさを感じる。
 必殺技は、羽を広げて高速振動させ、どこからともなく呼び寄せたゴミを敵目掛けて撒き散らす「ドリームダスト」。 ドットがウンチなのはさておき、少なくとも02の描写的には生ごみやらガラクタの一般ごみだけでなく、ピアノや冷蔵庫、家具などの大型の粗大ごみまで扱えるようで、思ったよりも脅威。 2つ目の技は、ゴキモンの羽に大きくドクロマークが描かれているコトから「テリブルフライ」だと思われる。 遥か昔から技名しか分かっていない技だが、海外名が「フライングアタック」であるコトから類推すると、「追い詰めたあいつがこっちに飛んでくるアレ」の再現である可能性が高い。

 進化先はクモ、サソリ、ヘビと、文字通り蛇蝎のような嫌われ者モチーフが見事に勢揃い。 でも願わくば、イメチェン成功例としてせっかくだしジュエルビーモンにもなれてほしかったなぁ。

ヴリトラモン No.17‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
成熟期 フリー 12g 22:00 約36時間 4→3 54
必殺技 コロナブラスター フレイムストーム
◇ 暫定進化条件 ◇
アグモン:・育成ミス1回以下 どりょく3以下
 ・育成ミス2回以上
アグニモン:育成ミス2回以下 どりょく1以上
通常進化 アルダモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン メタルグレイモン
×データ アルダモン
×ウィルス
×フリー メタルグレイモン
 炎のビーストスピリットで進化した、ハイブリッド体の魔竜型デジモン。活火山研究用のデータから発生したデジモンとされ、溶岩の中でも活動可能なほどの鎧を身に纏い、背中からは炎の翼が燃え盛っている。 強力な炎を操るだけでなく、炎に自らの爆炎をぶつけて消火も可能という火のプロフェッショナル。 内に秘めた無尽蔵なパワーと荒々しい性質から、インド神話の蛇の怪物「ヴリトラ」の名がつけられている。 同じくインド神話の火の神「アグニ」から一転、退治される側になってしまった上、「ブリトラモン」だの「ヴリドラモン」などと間違えられやすい。 ちなみに海外ではそういう神様系の名前はアウトらしく(アグニやアルダはそのままなので正直基準が分からんが…)、「Burning Greymon」名義になっていたりもする。
 必殺技は、両腕に備わった兵器「ルードリー・タルパナ」が前方に回転・展開し、銃口から太陽の熱線に匹敵するほどのレーザーを照射する「コロナブラスター」と、 自らの体を炎で包み、肥大化させた炎の翼から超高熱の竜巻を起こす「フレイムストーム」。

 というワケで、ヴリトラモンも16ドットをもらい育成ギアに初参戦。例によって成熟期扱いなのはまぁ、 「アニメでもシャーマモンから進化してたし…」「成長期扱いのアグニモンよりマシ」などで乗り切るとして、 進化条件が「グレイモンへのなり損ない」みたいな扱いなのは、流石に拓也も良い気分がしないと思う。  グレイモンと同じ程度にしか強くないのも、戦闘時にルードリー・タルパナをちゃんと使わない舐めプが原因の可能性がある。

ゴグマモン No.18‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 ワクチン 20g 23:00 約40時間 4→3 100
必殺技 ジャイアントグレイター カースリフレクション
◇ 暫定進化条件 ◇
バブンガモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
ゴーレモン:育成ミス1回以下 レベル5以上
≪ジョグレス進化≫
ユニモン ⇔ ワクチン・フリー
ガオガモン ⇔ ワクチン・フリー
通常進化 エンシェントボルケーモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ホーリードラモン
×データ ミラージュガオガモン
×ウィルス
×フリー ホーリードラモン
 今回初登場かつ、NATURE SPIRITSの看板デジモン。イギリスの伝承に登場する巨人「ゴグマゴグ」がモチーフとなっている。 分類は鉱石型で(ゴーレモンは「鉱物型」)、全身のベースは岩石を繋ぎ合わせたものだが、頭部・胸部・背面の突起、両腕、爪先など、要点は特殊なクリスタルで構成されている。 今回の進化前デジモンがバブンガモンとゴーレモンである通り、その2体からの進化を強く意識した、正統系譜のような存在。 「ゴーレモンからクリスタル化の進行が進んでいる」と思うと、辿り着く究極体はブラストモンであってほしかった所だが、今回は十闘士のゴリ押しもありエンシェントボルケーモンルートとなった。 (一方、同時期に展開中の「デジモンカードゲーム」ではブラストモンが収録され、そちらへの進化が意識されたもよう)
 僅かな個体数が洞窟の奥底でひっそりと生息し、食事らしい食事も摂らず、時折洞窟から外に出て光を浴び、クリスタルにエネルギーを蓄えては戻るというささやかな種族。 「マトモに食事を摂らない」という設定のデジモンはだいぶ珍しい気もするが、初登場が育成ギアになってしまったため、遠慮なくモリモリ食べさせられるコトができる。オラッ!ニク大食え!  属性もワクチン種となっており、洞窟への侵入者以外には無暗に敵意を見せない、大人しい性質であるようだ。
 そんな侵入者に向けられる必殺技は、爪を閉じて巨大な棍棒状にした腕で敵をすり潰し圧殺する「ジャイアントグレイター」と、クリスタルに蓄えた光のエネルギーを照射する「カースリフレクション」。
 16ドットやカットインも見栄えよくまとまっていて、看板にふさわしい優等生デジモンの風格がある。

スコピオモン No.20‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 データ 20g 23:00 約40時間 3→2 96
必殺技 ブラックアウト ポイズンピアス
◇ 暫定進化条件 ◇
≪ジョグレス進化≫
フーディエモン ⇔ データ
ガオガモン ⇔ データ
ゴキモン ⇔ ワクチン・データ
通常進化 エンシェントビートモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ホーリードラモン
×データ ミラージュガオガモン
×ウィルス ニーズヘッグモン
×フリー ミラージュガオガモン
 サソリの姿をした昆虫型デジモン。研究員は早くクモとかサソリの虫系カテゴリつくってあげて。 サソリならではの大きなハサミと毒針に、全身が骸骨のような凶悪な体を持つ。 さらに、気配を消して忍び寄り敵を一瞬で仕留めるコトから「砂漠の殺し屋」とも呼ばれるが、意外とデータ種。  公式図鑑にもあるとおり、元はドット絵コンテスト・デジヴァイス部門の入賞デジモン。その後描かれた公式絵はけっこうデザインが違っていたものの、 ディーアークなどでは公募時のそれをベースにしたヴァイスドットで登場していた。 育成ギアだと「デジモンアクセル エビルゲノム」に登場済みだったりもしたが、16ドットでの登場は今回が初。 独特な体形が再現されていてユニークな上に、カットインも公式絵の再現度が高い。しかし寝る時に頭の模様と目が一体化してアイマスクみたいになるのは意図的なのかどうなのか。
 必殺技は、軽度の毒霧を吐いて吸った者の視力を奪い、無防備な状態を襲う「ブラックアウト」と、 尻尾先端にある巨大なブレード状の毒針を突き刺し、痛覚を認識するよりも早くに絶命に至らせてしまう猛毒攻撃「ポイズンピアス」。  カッコいいし、強そうな設定の割にモブ役ばかりで気の毒なヤツだったが、「デジモンアドベンチャー:」のワーガルルモン回では珍しく強めでよかったね。

マッハガオガモン No.21‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 データ 22g 23:00 約40時間 3→2 74
必殺技 ウィニングナックル ガオガトルネード
◇ 暫定進化条件 ◇
ユニモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
ガオガモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
≪ジョグレス進化≫
バブンガモン ⇔ データ・ウィルス
ゴーレモン ⇔ ワクチン・データ
テイルモン ⇔ データ・ウィルス
通常進化 ミラージュガオガモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ホーリードラモン
×データ バイフーモン
×ウィルス エンシェントボルケーモン
×フリー バイフーモン
 ワーガルルモンのように二足歩行に進化したガオガモンの完全体。飛行機パイロットのようなコスチュームに身を包み、背中に供えられたロケットブースターによるヒット&アウェイ戦法を得意とする。 セイバーズの主人公であるマサルが拒否したゴーグル要素を受け持ち、これがなんともニヒルにキマっているが、16ドットでは流石に省略されている。 しれっとサイボーグ型になっていたり、意味ありげなチャンピオンベルトを肩掛けしていたり、出演ゲームの関係もあってやたら豊富な必殺技を持ったりしているが、公式設定は妙に短く素っ気ない。
 必殺技は、ブースターによる超加速と共に叩き込まれる自慢の拳「ウィニングナックル」と、超スピードで敵を包囲しながらラッシュを叩きこむ「ガオガトルネード」。  正統進化のミラージュガオガモンはツメ攻撃に転じるため、ガオモン系譜のボクサー路線はここで途絶えてしまうが、今回はエンシェントボルケーモンへの道も選ぶコトができる。

 育成ギア的にはガオモン系譜揃って「デジモンツイン以来」の出演となるが、やはりツイン産のドットはアクションに活気がありデキが良い。

オロチモン No.22‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 ウィルス 25g 23:00 約40時間 88
必殺技 スピリタスブレス アメノムラクモ
◇ 暫定進化条件 ◇
≪ジョグレス進化≫
フーディエモン ⇔ ウィルス
ガオガモン ⇔ ウィルス
ゴーレモン ⇔ ウィルス・フリー
ゴキモン ⇔ ウィルス・フリー
通常進化 ニーズヘッグモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン バイフーモン
×データ
×ウィルス エンシェントボルケーモン
×フリー
 8つの頭を持つ魔竜型デジモン。中央の黒い生身の首だけが本体であり、装甲で包まれた他の7本はダミーというのはファンの間でも有名だが、 「自我を持たない」というだけで、普通に手数、いや首数の多さで優れた戦闘能力を持つ。7本の首はどれも装飾が違うのがオシャレかつ絵描き泣かせ。  ヤマタノオロチの伝承のように、古代デジタルワールドでとあるエリアを壊滅させるほどに暴れまわっていた結果、 世界の調和を保つ者からの使いによって封印された過去があるらしい。…わざわざスサノオモン呼んだんかなぁ…。
 必殺技は、普段はとぐろを巻く形で格納されている尻尾の先を伸ばし、生成した巨大な刃で敵をぶった切る「アメノムラクモ」。 この必殺技は、オロチモン登場時から設定はあるくせに長年マトモに描写されるコトはなかったが、デジモンリアライズ実装の際にようやく全貌が明らかとなった。思ったより普通。  また、アルコールを含んだ吐息で敵を酩酊させる「酒ブレス」を得意とし、さらに、高濃度のアルコールを圧縮気化させ、ビーム状にして照射する「スピリタスブレス」という上位技も持つ。 (調べていて「なんだこの技!?」となったが、ジントリックスでひっそりと追加されていた技だった)
 何気にこのデジモンも公募組であり、「FAXサービスデジモンイラストコンテスト」の出身。 FAX組は元はどんなイラストだったのかを確かめる手段が乏しい(ていうか、ない?)のが残念。  育成ギアとしては、過去にもデジヴァイスバーストで「レッパモンのバースト進化の1つ」というあまりにも限定的な登場だけはしていたが、 この度16ドットをもらい晴れて正式な育成対象デジモンとなった。ドットはデジライズで用意されたモノをベースにしてあり、 流石に頭部は3本に抑えられているが、それぞれが表情や動きを持つので見ていてとても楽しいデジモン。カットインもイカスぜ。  今まではそれほど扱いが良いとは言えない部類のデジモンだったが、「デジモンアドベンチャーtri.」で四聖獣・シェンウーモンの進化前として選ばれたり、 同進化ルートのツテでデジモンリアライズに実装してもらえたり、「デジモンアドベンチャー:」では中ボスクラスの扱いを受け、進化前のアイズモン、進化後のニーズヘッグモンなどが登場して進化系譜が補強されたりと、 ここ数年で急激にオロチモンの時代が来ている。大暴れ、待ったなしだ。

アルケニモン No.23‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 ウィルス 25g 23:00 約40時間 68
必殺技 スパイダースレッド プレデーションスパイダー
◇ 暫定進化条件 ◇
フーディエモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
ゴキモン:育成ミス1回以下 レベル6
≪ジョグレス進化≫
ユニモン ⇔ データ・ウィルス
通常進化 エンシェントビートモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン バイフーモン
×データ
×ウィルス ニーズヘッグモン
×フリー
 「デジモンアドベンチャー02」にて、マミーモンとのコンビで人気を得たデジモンがついに育成ギアに登場。  ギリシャ神話の怪物「アラクネ―」をモチーフとする魔獣型デジモンで、上半身は人間の女性、下半身は蜘蛛になっている。 「全てのドクグモンを統べる女王」とされ、高い知性を持つが非常に短気かつ凶暴な暴君。  02でもおなじみの「人間のような姿に変身する能力」は公式設定でもしっかり持ち合わせているが、 特にそういう設定のないマミーモンもなんかがんばって変装していたので、マミーモンの方がすごいかもしれない。
 必殺技は、両腕の手の甲にある赤い宝石から強靭な触手を伸ばし、敵を捕縛するだけでなく打撃や斬撃にも使える女王様の鞭「スパイダースレッド」と、 大きく膨らんだ腹部に潜んでいた無数のドクグモンが敵を屠る「プレデーションスパイダー」。 ドクグモンはお尻に大きくドクロの模様があるので、「ドクロマークを飛ばす=ドクグモンをけしかける」という比喩演出が成立しているのがお見事。

 16ドットはアルケニモンとしか言いようのない完成度で、意外と表情も豊か。
なんだかヴェノムヴァンデモン  と少し似てるかもと思ったら公式絵の時点でパーツ構成が近く、魔獣型だしで共通点が多いコトに気付いた。アルケニモン本人は嫌がりそう。

メタルグレイモン No.26‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 ワクチン 20g 23:00 約40時間 4→3 84
必殺技 ギガデストロイヤー トライデントアーム
◇ 暫定進化条件 ◇
グレイモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
≪ジョグレス進化≫
グレイモン ⇔ ワクチン・フリー
ヴリトラモン ⇔ ワクチン・フリー
通常進化 ウォーグレイモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ウォーグレイモン
×データ カイゼルグレイモン
×ウィルス
×フリー ウォーグレイモン
 ご存知、改造手術に成功した方のメタルグレイモン。機械化して進化したサイボーグ型デジモンの割に、 公式設定では「メタルグレイモンに進化するためには、襲い来る強敵を倒し、勝ち抜いていかなければならない」と脳筋理論が書かれている。
 必殺技はいつもどおり、有機体系ミサイルの「ギガデストロイヤー」と、機械化した巨大な左腕「トライデントアーム」。  せっかく丁度現在放映中の「デジモンアドベンチャー:」では、胸部ハッチから高熱のエネルギー波を照射する新必殺技「ジガストーム」や、 右腕がメタルグレイモンViXのアルタラウスに酷似した武装に変化する強化強化「アルタラウスモード」などの新要素が追加されたが、今作では見事にガン無視。  ドットもまぁ何度もお馴染みの流用モンだし、進化ルートもほぼ固定だし、新規のカットインがカッコいいくらいしか特筆するコトがない。

アルダモン No.27‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
完全体 フリー 20g 23:00 約40時間 4→3 84
必殺技 ブラフマシル ブラフマストラ
◇ 暫定進化条件 ◇
ヴリトラモン:育成ミス2回以下 レベル4以上
≪ジョグレス進化≫
グレイモン ⇔ データ・ウィルス
ヴリトラモン ⇔ データ・ウィルス
通常進化 カイゼルグレイモン
≪ ジョグレス進化 ≫
×ワクチン ウォーグレイモン
×データ カイゼルグレイモン
×ウィルス
×フリー ウォーグレイモン
 ヒューマンとビースト、2つの炎のスピリットの力を合わせて進化したハイブリッド体・融合形態。 アグニモンがヴリトラモンの武装を纏った姿で、ビーストの力をヒューマンが制御した形態であるコトを体現したデザイン。 インド神話におけるアグニとヴリトラの融合であるコトから、同神話の合体神「アルダナーリーシュヴァラ」の名前が引用されている。 神話上のアルダナーリーとはそれほど共通点はないが、「男性と女性の側面を併せ持つ」という要素はヒューマンとビーストにも置き換えられるし、 名前の意味的に「アルダ=半分」として成り立っているので、たぶん問題ない。  この時点で伝説の十闘士をも凌駕する力を持った炎の闘士として大成しており、乱暴な素行が災いして敵をつくるコトが多いものの、 乱暴な怒りや恐怖といった負の感情を正義の力に変えて戦うコトができる。この自分勝手で迷惑なムーブは確かに神様っぽい。
 必殺技は、両腕を掲げて聖なる炎により太陽核に匹敵する火球をつくりあげ、核兵器さながらの超広範囲爆発を引き起こす「ブラフマシル」と、 ヴリトラモン譲りのルードリー・タルパナから超高熱の火炎弾を連射する「ブラフマストラ」。 設定に「核兵器」というワードが持ち出されたせいで、今回メタルグレイモンと同格の強さにされている点に文句を言えなくなってしまった。

 ドットはデザインに共通部分が多いのもあり、アグニモン  とビックリするほど変わり映えしない。  せめて羽があれば違いが分かりやすかったのに、背中が湿気ているのかどのモーションでも燃えてこない。くすぶってた羽に投げ入れろFIRE!!  頭部デザインはアグニモンのままだが、ちゃんとカットインは公式絵の角度に合わせた専用のモノが打たれている。


バイフーモン No.30‐【NSp】 四聖獣
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 データ 28g 24:00 約48時間 3→2 10 146
必殺技 金剛 青銅砲
◇ 暫定進化条件 ◇
≪ジョグレス進化≫
ジュエルビーモン ⇔ データ・ウィルス
マッハガオガモン ⇔ データ・フリー
アルケニモン ⇔ データ・フリー
オロチモン ⇔ ワクチン・データ
エンジェウーモン ⇔ データ・ウィルス
通常進化 ファンロンモン
 デジタルワールドの西方を守護する「四聖獣」の一角。鋼の属性を持つ聖獣型デジモンであり、自分が白虎であるコトをアピールしたいのか、前脚の防具にはデカデカと「白」「虎」の文字が輝いている。 伝説級の高齢である四聖獣デジモンの中では最も若いとされ、若さからかパワーも一番高い。しかし、今回のペンデュラムZⅠに登場する四聖獣はこいつだけだし、 思えば四聖獣が初登場した「D-3 V-MON VERSIOM」でも四聖獣が3体しか出ない都合でハブられてたし、トシが離れてるせいで他の3体と上手くいってないんじゃないかと心配になる。 一番若いとなると、「融通が利いて主人公にいち早く手を貸してくれる四天王」的な役回りを期待できそうなものだが、設定上では基本的に中立派な上に、あまり協力的ではない様子。 しかも、リーダー格であるチンロンモンや、もっと穏健派で話のわかるシェンウーモンがいるのもあってか、中々バイフーモンに特別目立つ活躍はない。西島先生たすけて!
 四聖獣は育成ギアだと「プログレス3」でも全員育成可能だったが、16ドットでの育成は今シリーズが初。 基本ドットは巧くまとめられていて、普段の目の表情が、よくある「キッ!」としているタイプの目つきにも、四聖獣共通の「四つ目」にも見える落としどころが絶妙。 カットインも雄々しくキマっているのに対して、ドットのアクションは思ったより良く言えばかわいらしく、悪く言えば落ち着きがなく駄犬感が漂う。これが若さか。  今回はジョグレス進化限定というコトもあって、どうにもそれっぽい進化前デジモンに恵まれていないが、旧デジタルモンスターカードゲームでの四聖獣は 「何らかのコストを払ってポンと出現」という処理が主流だったので、今回もそんな感じで神に生贄を捧げて召喚していると思えばそれっぽいかもしれない。
 必殺技は大きく開けた口から放つ、受けた者の体は金属化し、動きを封じられたまま錆びて朽ち果ててしまう滅びの波動「金剛」。


ミラージュガオガモン No.31‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 データ 30g 24:00 約48時間 3→2 10 116
必殺技 フルムーンブラスター ダブルクレセントミラージュ
◇ 暫定進化条件 ◇
マッハガオガモン:育成ミス0回 レベル7以上
≪ジョグレス進化≫
ゴグマモン ⇔ データ・ウィルス
スコピオモン ⇔ データ・フリー
シルフィーモン ⇔ データ・ウィルス
-進化なし-
 高貴な雰囲気を漂わせる蒼い甲冑と、背中にたなびく赤いマントが印象的な獣騎士型デジモン。マッハガオガモンから引き継いだ背中の謎の黒いベルトもお洒落。 クロンデジゾイド製の鎧によって重装甲でありながら身軽で、超高速移動の際に蜃気楼のような現象を起こすコトが「ミラージュ」という名前の所以。  いかにもロイヤルナイツに所属していそうな風貌ながら無所属であり、 鎧にはギルモン系に見られる「デジタルハザードマーク」が刻印されていたりと意味深な点が目立つものの、主役級を務めた経歴こそあれど、なんてことはない一般デジモンの立ち位置にある。 ただのガジモンの亜種だった種族がどうしてここまで力をつけるに至ったのか、デジモンは謎が多い。 なお、バーストモードは今回実装されなかった上に、これ以上の進化もできない。
 必殺技は、両腕の爪で敵を一瞬で切り裂く「ゲイルクロー」、三日月型の斬撃波を飛ばす「ダブルクレセントミラージュ」。 さらに、犬の頭部を模した胸部装甲の口が開き、超弩級のエネルギー波を放つ「フルムーンブラスター」。

 ドットは白いのが目立つせいかパッと見はかなりヴォルフモンで、さらに両腕は攻撃時以外は爪が省略されているため大きなブロックを装備しているようで、だんだんマグナガルルモンにも見えてくるので味わい深い。 その2体もZⅡで登場予定なので、ドットの差別化が気になるところ。 また、歩くたびに腰と太ももが一体化してスカートのようになってしまうのが気になるが、ツインの頃からそうだったか、今回のミスなのかは未確認。

ニーズヘッグモン No.32‐【NSp】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 ウィルス 32g 24:00 約48時間 10 152
必殺技 アナイアレンション ルウダメント
◇ 暫定進化条件 ◇
オロチモン:育成ミス2回以下 レベル7以上
≪ジョグレス進化≫
スコピオモン ⇔ ウィルス
アルケニモン ⇔ ウィルス・フリー
-進化なし-
 北欧神話の蛇竜の名を持つ、高層ビル街を見下ろすほどに超巨大な魔竜型デジモン。  その黒い体内には膨大なエネルギーが渦巻き、常に熱暴走を起こしている危険な存在。 背中から伸びる2対の翼からは絶えず光があふれ出し、その黄色い光が赤くなるほど危険な状態であるという。  必殺技は、頭部にVの字に並んだ複数の赤い目から放つ熱線「アナイアレンション」と、体内に溜めこんだエネルギーを凝縮して吐き出す「ルウダメント」。
 「デジモンアドベンチャー:」で初登場した究極体で、自らがデジタルワールドに創りあげた架空の東京を舞台に、連戦で疲弊した子供たちがオメガモンへの進化でようやく倒すコトができた強敵。 その放映に合わせて、当初はペンデュラムZの公式ページで登場を伏せられていたデジモンでもある。 …アニメでの活躍はまぁ、展開も作画もだいぶ残念な感じだったが、今回もらった16ドットは非常に緻密で、カットインの迫力も申し分ない。 デザインのイメージは「蛇になったゴジラ」だそうで、確かに黒いボディから発光が漏れて、バーニングゴジラのような様相。 複数ある目や黒い根本から光が伸びる羽が実にドット映えし、腕が体の前にあるかないかで白黒が逆になっている表現も秀逸。  なお、アニメ劇中では「アイズモン→オロチモン→ニーズヘッグモン」という進化を辿っていたが、一番の功労者と言えるアイズモンは残念ながら今回未登場。 バトルコマンドのエリア47を見るに、ペンデュラムZ的にはアイズモンのポジションはゴキモンらしい。確かに多数の群れを形成するっぽいが、う、うーん…。

エンシェントボルケーモン No.33‐【NSp】 十闘士
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 ウィルス 32g 24:00 約48時間 10 128
必殺技 アトミックボンバー スーパーノヴァ
◇ 暫定進化条件 ◇
ゴグマモン:育成ミス0回 レベル8
≪ジョグレス進化≫
マッハガオガモン ⇔ ウィルス
オロチモン ⇔ ウィルス・フリー
通常進化 アポカリモン
 伝説の十闘士の1体で、「土」を司る古代鉱物型デジモン。ドットからもだいぶ分かるとおり、その見た目は一言で言うとゴローニャ。  火山を背負った小惑星のような体内では常にマグマが煮え滾り、十闘士中でも最高レベルのパワーを誇る。  フロンティア当時にディースキャナには登場していたが、こうして16ドットをもらい育成ギアに登場するのは初めてのコト。 なんだか丸いはずのボディが卵型なのは気になるが、特徴的な体形は再現されているし、背中の最低限のドットで表現された火山がかわいい。  エンシェントボルケーモンの能力を引き継いだ「岩石系のデジモン」は中々繁栄しなかったものの、今回はゴグマモンたちの登場により、進化ルートに恵まれている。 また、今回十闘士デジモンは基本的にアポカリモンへと進化する仕様になっているが、見た目的にはこいつが一番それっぽい感じがする。爆発するし。
 必殺技は、背中の火山を噴火させ、その爆発による推進力を乗せて放つ超強烈ラリアット「アトミックボンバー」と、 体内で反物質をつくりだし、小規模なビッグバン級の大爆発を巻き起こす「スーパーノヴァ」。 やっぱ、過去の大戦では自爆特攻したのだろうか。

ウォーグレイモン No.36‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 ワクチン 28g 24:00 約48時間 5→3 10 150
必殺技 ガイアフォース ドラモンキラー
◇ 暫定進化条件 ◇
他のバージョン2種類と通信で進化ロック解除
メタルグレイモン:育成ミス0回 レベル8
≪ジョグレス進化≫
メタルグレイモン ⇔ ワクチン・フリー
アルダモン ⇔ ワクチン・フリー
≪ 特殊ジョグレス ≫
×メタルガルルモン オメガモン
 グレイモン系が究極体として到達した竜人型デジモン。恐竜的進化を遂げていたそれまでに比べると体はかなり小型化したが、パワーやスピードは飛躍的にアップしている。 今回は追加デジモン枠としてペンデュラムZの1~3をまたいで登場しているが、進化ルートがとにかく閉鎖的なのが残念。 例によってオメガモンなどの強化枠も手厚く用意されているが、今回は勇気の絆の登場により、戦闘面では大きく差を付けられてしまった。
 必殺技は、大気中のエネルギーを一点集中させて放つ高密度エネルギー弾「ガイアフォース」と、 巨大な爪が供えられた両腕の武具「ドラモンキラー」。ドラモンキラーは、かつて伝説のデジモン「ドラモン」を倒した逸話から ドラモン系デジモンには絶大な威力を発揮するが、その代償として自らの身を危険に晒してしまう諸刃の剣と言われているものの、 この攻撃で自分がピンチになった描写は未だに一度もないというインチキアイテム。

 ドットはペンデュラム5からお馴染みのそれだが、未だにこのドットは全体的に表現というか落とし込み方が謎で、あまり良いモノだとは思えない。 ただ、今回追加されたカットインは公式絵のイケメン具合がしっかり再現されている他、ついにガイアフォースで謎のバッテンを飛ばすのをやめ、 デジモンXのウォーグレイモンX同様、目玉焼きを投げつけてくれるようになった。

カイゼルグレイモン No.37‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体 フリー 25g 24:00 約48時間 5→3 10 156
必殺技 九頭龍陣(くずりゅうじん) 炎龍撃(えんりゅうげき)
◇ 暫定進化条件 ◇
他のバージョン2種類と通信で進化ロック解除
アルダモン:育成ミス0回 レベル6以上
≪ジョグレス進化≫
メタルグレイモン ⇔ データ・ウィルス
アルダモン ⇔ データ・ウィルス
≪ 特殊ジョグレス ≫
×マグナガルルモン スサノオモン
 「炎」「風」「氷」「土」「木」のスピリットが融合したハイブリッド体・超越形態。 アニメでは「風は炎に氷は炎に」、旧カードでは「風は炎に氷牙は剣に」のコールで誕生する竜戦士型デジモンで、伝説の十闘士をも超えるパワーを持つ。 インド神話縛りはやめて急に皇帝を名乗るグレイモンとなり、5つの属性を内包してはいるが、赤い鎧に身を包んだその姿は炎属性に振り切っている。  その体内には9本の龍脈の力が宿され、この九つの龍を制御するコトができれば、計り知れない力により、大地(ガイア)をも支配すると予言されている。 つまり、まさかのカイゼル(になる予定)グレイモンだった。  普段は背中に帯刀している大剣「龍魂剣(りゅうごんけん)」には龍の魂が封印されており、カイゼルグレイモンの龍脈を制御するためにも使われる。 「龍脈」と「龍の魂」の違いというか扱いが良く分からないので、なんだか無駄に難解な気がする。
 必殺技は、龍魂剣を両腕で前方に構え、展開した刀身から太陽コロナ級に極まった炎の矢を放つ「炎龍撃(えんりゅうげき)」と、 大地から呼び起こした八つの龍で敵を拘束し、自らを最後の龍に変えて龍魂剣でトドメを討つ「九頭龍陣(くずりゅうじん)」。

 というワケでようやく到達したハイパースピリットエボリューション。ここまで進化すると、ついにウォーグレイモンより強さで一歩リードするのがアツい。負けるはずがないのさ。 カットインは勿論、16ドットもあの複雑なデザインを見事にデフォルメしてかつカッコイイ素晴らしいものだが、攻撃時に丸腰なコトだけがただただ惜しい。

アポカリモン No.38‐【NSp】【DS】【NSo】
世代 属性 最低体重 就寝 寿命 Pアイコン 最大Lv つよさ
究極体+ フリー 35g 24:00 - 5→3 10 184
必殺技 暗黒(ダークネスゾーン) デスエボリューション
◇ 暫定進化条件 ◇
エンシェントビートモン:育成ミス0回 レベル10
エンシェントボルケーモン:育成ミス0回 レベル10
-進化なし-
 黙示録の名を冠する、アニメ「デジモンアドベンチャー」のラスボス。超巨大な十二面体の体を持ち、各面がせり上がった先から無数の触手が伸び、上面からは人型の本体が現れるという、あまりにも特異な姿をした謎のデジモン。 今なおその全貌は明かされていないが、その本質は「進化の過程で消えていったデジモンたちの、闇の心の集合体」とされる。 過去の作品では、アポカリモンの直前に戦っていた強敵、「ダークマスターズ」のメタルシードラモン、ピノッキモン、ムゲンドラモン、ピエモン由来の進化として登場するコトが多かったが、 今作では十闘士デジモンの進化形態に位置付けられている。十闘士は、「デジタルワールドに初めて現れた究極体」であり、 さらに世界を救うため、ルーチェモンとの激しい戦いで全員がその身を犠牲にしている。そんな最期を遂げた十闘士たちに、闇の心が蓄積していれば…?という解釈なのかもしれない。 (それはそれとして、全バージョンに登場する十闘士から進化できる割とお手軽な究極体+であるためか、つよさは控えめになっている)
 必殺技は、無限に広がる闇の空間を発生させ、すべてを消し去る「暗黒(ダークネスゾーン)」と、 自由に伸縮する巨大な触手で敵を捕らえ、激しくダメージを与えると同時に退化させてしまう「デスエボリューション」。

 なお、アポカリモンが16ドットを与えられ育成枠となったのは、ケータイ用アプリ「デジモンペンデュラムリバイブ/サバイブ」が初。 リバイブサバイブは現在ではサービスはとっくに終了済みな上に、当時でも「通信ジョグレス限定のために携帯電話が2つ必要」という鬼のような育成難易度だったが、 この度こうしてめでたく手軽に、しかも育成ギアのドックでアポカリモンが育成可能になったのは大変喜ばしい。  この「公式デザインを踏襲しつつ、本体ではなく大きな十二面体の方に表情を与えるコトでキャラクターとしての魅力を付与する」という素晴らしく秀逸なデフォルメは、 デジタルモンスターが歩んできた16ドットの歴史でも頂点に輝くと言っても過言ではない。 触手は場合に応じて収納したり攻撃時には3本に増えたり、最低限のドットで表現されている本体もちょくちょく動いたりと、ギミック面でも飽きさせない。 元々とても完成度の高いドットだったが、今回カットインが追加されるコトにより、 16ドットだけでは表現できていなかった本体の顔がフィーチャーされ、アポカリモンのドットをさらに魅力的なモノへと進化させてくれた。
 


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