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1月の変死事案、132人がコロナ感染…12月の2倍超・入院できずに容体悪化か

変死事案コロナ感染者が急増

 全国の警察が先月、変死事案などとして取り扱った遺体のうち、132人が新型コロナウイルスに感染していたことが警察庁のまとめでわかった。死因が新型コロナではない人も含まれるが、昨年12月(56人)の2・3倍に増えており、病床逼迫(ひっぱく)などで入院できずに容体を悪化させたケースもあったとみられる。

 警察庁によると、9割超の123人は自宅や高齢者施設、療養先ホテルなどで体調が悪化して死亡し、9人は路上などの外出先で倒れていた。生前に感染が判明していたのは56人で、76人は死後に判明した。

 都道府県別では東京が最多の46人で、神奈川19人、千葉15人、大阪10人、埼玉9人、兵庫7人、福岡、栃木各4人、北海道、京都各3人、愛知、沖縄各2人、茨城、群馬、静岡、石川、岐阜、滋賀、奈良、広島が各1人だった。年齢別では80歳代が最多の37人で、70歳代36人、60歳代25人、90歳代16人、50歳代11人、40歳代4人、30歳代2人、20歳代が1人だった。

 こうした死者は今月も10日時点で7人おり、昨年3月以降、全国で計261人に上っている。

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