メキシコ大統領、新型コロナから回復 公務に復帰

8日、会見するロペスオブラドール大統領(メキシコ大統領府提供)

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコのロペスオブラドール大統領は8日、定例の記者会見に復帰した。1月24日に新型コロナウイルスへの感染を公表後、平日に毎朝実施する会見はサンチェスコルデロ内相が代行し、公の場には顔を見せていなかった。ロペスオブラドール氏は「幸運なことに克服した」と述べた。

同氏は感染公表前、記者会見や視察の際にマスクを着用することはほとんどなかった。この日の会見では今後も従来通り、着用しない方針を示した。

メキシコでは2020年12月24日から新型コロナのワクチン接種が始まっている。現状は医療関係者が対象で、ロペスオブラドール氏は自身の年齢(67歳)が該当する段階で接種する意向を示している。

同氏はこの日の会見で、21年の実質経済成長率について「5%伸びると思う」との見方を示した。ただ、民間銀行などの予測を集計した中央銀行の最新の見通しは3.74%になっている。

ロペスオブラドール氏は1月24日にツイッターへの投稿で感染を明らかにした際、「症状は軽微」と書き込んでいた。今月4日に公開した動画では陰性の確認を報告し、公務復帰まで数日待つ方針を示していた。

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