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日本の感染状況
新型コロナウイルス

2月10日に国内で確認された新たな死者数は121人と、7日ぶりに過去最多を更新した。新規感染者数は1886人と減少傾向が続いており、水曜日としては3カ月ぶりの水準だった。

東京都

新規感染者数

05001000150020002500
4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

2月10日は東京都で新たに491人の感染者が確認された。7日移動平均は508人になっている。1日あたり感染者数は1月7日の2447人が過去最多になっている。

新規感染者のうち経路不明者の比率

    %

    020406080100
    5/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

    東京都の感染者のうち、感染経路が分からない人はどれくらいの比率なのか。7日移動平均で経路不明者の比率を見てみると、2月10日時点で49.5%になっている。政府の分科会は50%以上なら感染段階が1から4まであるステージの3、4に該当するとしている。

    直近1週間の年代別感染者

      (2月10日時点)

      20代

      19%

      30代

      16%

      60歳以上

      31%

      その他

      34%

      東京都で直近1週間に見つかった感染者を年代別に見てみる。20~30代の比率が合計で35%と高いが、重症化リスクの高い60歳以上も31%を占めている。

      入院患者数

      0100020003000
      6/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

      東京都の入院患者は2月10日時点で2553人だった。前日から53人減った。東京都はコロナ患者用に4900床を用意しており、使用率は52.1%となっている。

      重症患者数

      050100150
      5/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

      東京都の入院患者のうち、人工呼吸器や体外式膜型人工呼吸器(ECMO)を使っている重症者は2月10日時点で103人いる。前日から1人減った東京都はコロナ患者用に315床を用意しており、使用率は32.7%となっている。厚生労働省の重症基準は集中治療室(ICU)の患者を含めるが、東京都は除外している。

      検査の陽性率

        %

        010203040
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

        東京都で検査を受けた人数に占める陽性者の割合(陽性率)は2月9日までの7日平均で5.2%となっている。東京都は感染経路や濃厚接触者を追跡する調査を縮小しており、調査結果に影響している可能性もある。政府分科会は10%を超えると感染状況がステージ3(感染者の急増)、ステージ4(爆発的な感染拡大)に相当すると見ている。

        全国の感染状況

        新規感染者数

        • 0
        • 1
        • 10
        • 20
        • 50
        • 100
        北海道・東北
        640624064福島山形秋田宮城岩手青森北海道2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        関東・甲信越
        507176491145169292033長野山梨新潟神奈川東京千葉埼玉群馬栃木茨城2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        東海・北陸
        1011410280161三重愛知静岡岐阜福井石川富山2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        近畿
        51694127279和歌山奈良兵庫大阪京都滋賀2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        中国
        155700山口広島岡山島根鳥取2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        四国
        03221高知愛媛香川徳島2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10
        九州・沖縄
        2710155476103沖縄鹿児島宮崎大分熊本長崎佐賀福岡2020/3/159/12021/2/102020/3/159/12021/2/10

        2月10日に新たに確認された国内の感染者は1886人だった。前週の同じ曜日から743人減った。1日の感染者がどのように増えたり減ったりしているのか、都道府県別のヒートマップで見てみる。色が赤く、濃いほど感染者が多いことを示す。青森県は県内の医療機関でクラスターが発生し、過去最多を更新した。

        都道府県別

        大阪府

        のデータを表示する

        大阪府の新規感染者

        0100200300400500600
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

        大阪府のベッド使用率

      • 重症者用の使用率
      • 軽・中等症含む使用率
      • %

        厚生労働省集計

        020406080100
        5/135/205/276/36/106/176/247/17/87/157/227/298/58/128/198/269/29/99/169/239/3010/710/1410/2110/2811/411/1111/1811/2512/212/912/1612/2312/302021/1/61/131/201/272/3

        大阪府の感染者、回復した人、死者の数

      • 感染している人
      • 死者
      • 回復した人
      • 010000200003000040000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

        大阪府の人口10万人あたりの感染状況

      • 大阪府
      • 全国
      • (2月9日時点)

        5.211.624.834.9323.6514.811.314.1累計死者現在の感染者累計感染者直近1週間の感染者0200400600800

        大阪府のPCR検査人数

        05000100001500020000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

        全国

        首都圏1都3県とその他の新規感染者数

        • 首都圏
        • その他

        0200040006000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

        1日に確認された感染者の数をみてみる。2月10日は1886人だった。このうち首都圏は981人だった。空港検疫では2人が見つかった。全国の新規感染者の7日移動平均は1932人と、1週間前に比べて984人減って減少傾向を示している。1日の感染者数は1月8日の7882人が過去最多になっている。

        首都圏1都3県とその他の累計感染者数

        • 首都圏
        • その他

        0100000200000300000400000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

        全国の累計感染者は2月10日時点で41万154人になった。そのうち、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)が48.5%を占める。空港検疫で見つかった人は累計で2180人になった。月別の感染者数は2021年1月の15万4227人が最多になっている。

        首都圏1都3県とその他の新規死者数

        • 首都圏
        • その他

        020406080100120
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

        2月10日に国内で新たに確認された死者数は121人だった。7日ぶりに過去最多を更新した。首都圏の死者数は66人で全体の54.5%を占める。7日移動平均の死者数は93.4人で、1週間前に比べて4.3人減った。

        首都圏1都3県とその他の累計死者数

        • 首都圏
        • その他

        0100020003000400050006000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/10

        累計死者数は2月10日時点で6726人となり、感染者の1.6%が亡くなった計算になる。全国の累計死者数のうち首都圏は2431人。第2波からは地方での死者が増え、20年8月28日以降は首都圏の割合が5割を下回っている。月別の死者数は1月の2261人が過去最多になっている。

        感染者、回復した人、死者の数

        • 感染している人
        • 死者
        • 回復した人

        0100000200000300000400000
        4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

        累計感染者を現在感染している人、回復した人、死者に3分類した。感染している人は、累計感染者から回復した人と死者を引いて計算した。2月9日時点の感染している人は、前日から2230人減って3万1315人だった。1月31日の過去最多(7万5105人)からは4万3790人減った。累計感染者の91%にあたる37万398人が退院したり、療養期間を終えたりして回復している。

        重症者数

          02004006008001000
          3/14/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

          厚生労働省によると、2月9日時点の全国の重症者数は前日から23人減って736人だった。重症者数は減少傾向にある。2020年秋以降に本格化した第3波で、全国の重症者数は第1波のピークだった20年4月30日の328人を11月下旬に超えた。足元では第1波ピークの2.2倍になっている。過去最多は1月26日の1043人。

          感染者の年代別比率

        • 20歳未満
        • 20~30代
        • 40~50代
        • 60歳以上
        • %

          020406080100
          4/14/154/295/135/276/106/247/87/228/58/199/29/169/3010/1410/2811/1111/2512/912/231/61/202/3

          感染者の年代別比率(不明分除く)を1週間ごとの推移でみてみる。厚労省によると、2月3日までの1週間に確認された感染者のうち、20~30代が29.3%で前週比1.6ポイント減った。重症化リスクが高い60歳以上の割合は32.5%と前の週から2.9ポイント増えた。

          入院患者のベッド使用率

          (2月3日時点)

          ベッド使用率(%)入院者数ベッド数
          福岡県89.4618691
          沖縄県81.7383469
          埼玉県73.49701321
          千葉県66.67281093
          兵庫県64.2539839
          愛知県63.46991102
          大阪府60.911721926
          東京都59.729244900
          三重県59.0220373
          群馬県57.8197341

          厚労省資料で、都道府県が確保している病床数に対する入院者数の比率を算出して上位10位を並べた。2月3日時点で、表にはない自治体も含め12の自治体が50%を上回っている。重症者用の病床に限ると、7の自治体が50%を超えている。各都道府県が最大で確保できる病床数で計算した使用率が50%を超えると、政府分科会が示す感染状況で最も深刻な「ステージ4」に相当する。厚労省資料の病床数と、実際の病床数とにズレがある自治体もある。

          直近1週間の人口10万人あたりの感染者数

          (2月10日時点)

          10.010.811.612.412.714.316.818.019.025.6兵庫県群馬県茨城県福岡県大阪府神奈川県沖縄県埼玉県千葉県東京都051015202530

          直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を都道府県別に見てみる。2月10日時点で東京都が25.6人と最も多い。東京都だけが25人以上になっている。この数値は政府の分科会が感染状況をステージ1から4までに分ける目安にしており、15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4に分類する。

          人口10万人あたりの累計感染者数

          (2月10日時点)

          330.4334.0341.6347.3369.7385.4464.4516.3545.4754.4愛知県福岡県京都府北海道埼玉県千葉県神奈川県大阪府沖縄県東京都0200400600800

          都道府県別の累計感染者数を人口10万人あたりで見てみる。グラフは上位10位を並べた。東京は2月10日時点で754人に達した。全国平均は325人になっている。

          年代別の感染状況

        • 死亡
        • 軽症・無症状・症状確認中など
        • (2月3日時点)

          10歳未満10代20代30代40代50代60代70代80歳以上不明・調査中020000400006000080000

          厚労省によると、2月3日時点で70歳以上の死者は4739人で、全世代の累計死者の86.5%を占める。感染者のうちで亡くなった人の比率を示す致死率は、60代は1.3%、70代は4.4%、80歳以上になると11.7%と高くなる。30代以下の死亡者は15人と少ない。

          年代別の人口10万人あたり感染者数

          (2月3日時点)

          106.6228.9692.7414.1304.1319.1205.8184.2260.410歳未満10代20代30代40代50代60代70代80歳以上0200400600800

          厚労省によると、2月3日時点で20代の累計感染者は8万7468人に達している。人口10万人あたりの感染者数も692.7人で突出している。30代も414.1人と多い。最も感染者が少ないのは10歳未満で10万人あたりで106.6人にとどまっている。

          PCR検査の実施人数

          020000400006000080000100000
          4/15/16/17/18/19/110/111/112/12021/1/12/9

          感染しているかを判定するPCR検査の実施人数を見てみる。検査人数は第3波が到来した2020年11月から増加傾向になった。足元では7日移動平均で5万5677人になっている。休日などの要因で曜日によってバラつきがある。厚労省は20年9月29日から福岡県の民間検査機関なども集計対象に含めてそれまでの実施件数を一括計上したため、同日の数値が突出している。