クラスター発生の病院、危機脱す 職員全員「陰性」/台湾
2021/02/07 18:55
(台北中央社)中央感染症指揮センターは7日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した北部・桃園市内の病院について、職員を対象に行ったPCR検査で全員陰性だったことなどから感染拡大の危機を脱したと宣言した。病室や病棟など「環境」に対して実施した検査でも、全て「陰性」だったとしている。
同病院では先月、コロナ患者の治療に当たった医師の感染確認をきっかけにクラスターが発生。これまでに20人の感染者を出した。これを受け、入院患者の転院や感染リスクがある関係者の隔離など、感染拡大の防止に取り組んでいた。
この日、新たな感染者が3人発表されたが、いずれも海外からの輸入症例だった。
(陳偉婷/編集:荘麗玲)