完成した歌をカセットテープに録音して母に聴かせると「まだ死なせないでよ」と笑いながら「よくできたわね」とほめてくれた。玉城の母は風邪をひいていただけですっかり元気になっていたのだ。とんだ早とちりではあるが「あの一件がなかったらここに居なかったかも、歌もうたっていないだろう」と玉城千春はいう。その後、金城綾乃とKiroroを結成して1996年に『長い間/青のじゅもん』でインディーズデビュー、1997年4月21日にインディーズで『未来へ/逃がさないで』を発売する。メジャー2枚目となるシングル『未来へ』をリリースしたのは1998年6月24日だ。
日本でも高校の音楽の教科書に取り上げられるなど愛され続ける『未来へ』だが、世界の国々でも多くの人々に歌われている。マレーシアでは最も有名な日本の楽曲と言われており、現地のCDランキングで1位になったこともある。海外でも日本語で歌われるため、歌詞の意味を理解する人は少ないが、メロディーや曲の雰囲気から根強い人気があるのだろう。歌詞の内容や母に気持ちを伝えようとした中学時代のエピソードを海外の人々にも知らせることができるならば、どのように受け止めるのか興味深い。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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