今回はバーボンから、エライジャ・クレイグのスモールバッチを飲みます。
エライジャ・クレイグとは、キリスト教バプティスト派の牧師で、聖職者という傍らで実業家としても働いていました。
1789年に、ケンタッキー州のジョージタウンにウイスキーの蒸留所を建設しました。当初は蒸留したものを早期に販売していました。
あるときに内側をあぶった樽の中に数年間保管したままのウイスキーを見ると赤みがかっていて、香りと味わいが深くなっていることを発見したそうです。
これがバーボンウイスキーの始まりといわれていて、エライジャはバーボンの父と呼ばれています。
このバーボンの父の名を冠するバーボンを作っているのが、生産量第二位を誇るヘブンヒル蒸留所です。
1986年にプレミアムバーボンとして12年物がリリースされました。
しかし原酒不足に陥ったことで生産が終了し、代わりにリリースされたのがスモールバッチです。
熟成年数は8年以上といわれていて、アルコール度数も47度と加水を抑えたものになっています。
液色は濃い目の琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みはしっかり訪れるものの、あとからは酸味が口に広がります。ほろ苦さは後味としてやってきます。
味わいは、苦みが先行するようになります。その後、酸味は柔らかくなり、甘みも後から感じ取れるようになります。
味わいは苦みが主体で、甘みや酸味は陰に隠れた印象です。きついのであれば、レモン果汁を加えるといいでしょう。
一方で味わいにおける甘さは少なく、むしろ苦みが目立っていて、とっつきやすいとは言い切れません。むしろストレートのほうが飲みやすく感じられます。
750mL、アルコール度数47度、価格は3000円ほどです。
バーボンの父の名を冠するボトル
1789年に、ケンタッキー州のジョージタウンにウイスキーの蒸留所を建設しました。当初は蒸留したものを早期に販売していました。
あるときに内側をあぶった樽の中に数年間保管したままのウイスキーを見ると赤みがかっていて、香りと味わいが深くなっていることを発見したそうです。
これがバーボンウイスキーの始まりといわれていて、エライジャはバーボンの父と呼ばれています。
このバーボンの父の名を冠するバーボンを作っているのが、生産量第二位を誇るヘブンヒル蒸留所です。
1986年にプレミアムバーボンとして12年物がリリースされました。
しかし原酒不足に陥ったことで生産が終了し、代わりにリリースされたのがスモールバッチです。
熟成年数は8年以上といわれていて、アルコール度数も47度と加水を抑えたものになっています。
バナナの甘い香りが目立つ
グラスからの香り、液色
グラスからは、バーボンならではの接着剤の香りと、バナナ、カカオの香りが感じられます。液色は濃い目の琥珀色です。
ストレート
エステリーな香りから始まり、グラスから得られたバナナの甘い香りが続き、紅茶、バニラへと続きます。味わいは、アルコールからの辛みはしっかり訪れるものの、あとからは酸味が口に広がります。ほろ苦さは後味としてやってきます。
ロック
ライムを思わせるさわやかな香りが揮発し、鼻を衝いてきます。一方で接着剤の香りは抑えられ、バナナ、バニラ、シナモンの甘い香りがゆっくり続いてきます。味わいは、苦みが先行するようになります。その後、酸味は柔らかくなり、甘みも後から感じ取れるようになります。
ハイボール
エステリーさは抑えられ、バナナの香りが主立って香ります。その後、カカオ、シナモンの香りが追いかけてきます。味わいは苦みが主体で、甘みや酸味は陰に隠れた印象です。きついのであれば、レモン果汁を加えるといいでしょう。
まとめ
バーボンらしさはしっかりしていますが、バナナの香りが印象的でアルコール度数のわりにマイルドに感じられます。一方で味わいにおける甘さは少なく、むしろ苦みが目立っていて、とっつきやすいとは言い切れません。むしろストレートのほうが飲みやすく感じられます。
750mL、アルコール度数47度、価格は3000円ほどです。
<個人的評価>
- 香り B: 接着剤の香りは少々抑え気味。バナナが目立つ。ほかにバニラ、紅茶、シナモン、カカオ。
- 味わい D: 苦みが全体的に強い。ストレートのほうがかえってマイルド。
- 総評 C: 香りが豊かだが、癖が少々強め。