ストーリー
日本を奮い立たせる最後のギャンブルが始まる!
東京オリンピックが終わり、恐ろしいほどの不景気に見舞われている日本。金を持つものと持たないものの分断が広がる中、派遣会社で働くカイジ(藤原竜也)は貧しさに苦しんでいた。彼の雇い主は、派遣社員を「クズ」とみなし、給料の7割をピンはねして業界のトップに君臨する黒崎(吉田鋼太郎)。そんな黒崎とも関係の深い首相主席秘書官の高倉(福士蒼汰)は、国民の預金や証券・保険の総額と、国と地方が抱える負債が同額であることに着目し、「預金封鎖」によって富を独占しようと企んでいた。
ある時、地下で強制労働をしていたときの班長・大槻(松尾スズキ)と再会したカイジは、一晩で大金を稼ぐことができるゲーム“バベルの塔”の秘密を教えられる。
大槻と賞金を山分けする約束で“バベルの塔”に挑んだカイジは見事勝利を収めるが、9億9999万円を獲得できる“魔法の逆転カード”ではなく、人生を変える秘密を教えてもらえるという“魔法のキー”を選択。するとカイジは、大阪会場の“バベルの塔”で“魔法のキー”を選んだ加奈子(関水渚)と共に、不動産王の東郷(伊武雅刀)の屋敷に連れて行かれる。
政府による「預金封鎖」の阻止を目論む東郷は、賄賂のために使うお金を帝愛のギャンブルで稼ごうとしていた。その勝負を託されたカイジと加奈子は、東郷の秘書・廣瀬(新田真剣佑)と共に、原資となる賭金を手に帝愛の賭博場へと向かうのだが…!!