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(黒柳)本日のお客様は

ショートカットが印象的な
知的美女 ホラン千秋さんです｡

どうぞ
こちらへ いらしてください｡

よろしくお願い致します｡
毎日 お見かけしない日は

ないほどの大活躍の
ホラン千秋さんですけど

意外にも長い下積み生活が
あったそうでございます｡

『徹子の部屋』は 初登場という事で
よくいらしてくださいました｡

よろしくお願い致します｡

それから ご両親への思いなども
色々伺わせて頂きます｡ どうも｡

まあ 今日のお洋服 可愛いわね｡

いえ とんでもないです｡
ありがとうございます｡

もう 『徹子の部屋』に
出させて頂けるという事で

すてきな衣装をっていうのを
みんなで色々考えました｡

あっ 本当？ とってもすてき｡

ありがとうございます｡
すごいすてき｡ 可愛い｡

下がプリーツで
上が そういうふうになってて

半分ね
サスペンダーみたいになって

とてもすてきだと思います｡
うれしいです｡

ありがとうございます｡
今日 出てくださる事を

おばあ様も とても
喜んでくだすったんですって？

はい｡ 祖母もですし 父が
とにかく徹子さんの事を大好きで｡

ああー
どうも ありがとうございます｡

うれしいです｡
今 きっと 画面を見守りながら

テレビの前で
拍手してると思います｡

そうですか｡
ありがとうございます｡

でも あなた 青山学院大学の
文学部 英米文学科

ご卒業という事ですから｡
はい｡

そっち系は…｡
ハハ…｡ そっち系…｡

青学は確かに多いんですよね｡
そうですよね｡

で お父様がアイルランドの方で
お母様が日本の方｡

で 弟さんが1人いらして
4人家族｡

あら 可愛い｡ お父様？
これは父ですね｡

若い時…
私が生まれたばかりなんですけど

アイルランド人の父と…｡
でも あなたの鼻とお父様の鼻と

そっくりですね
こっちから拝見すると｡

本当ですか？ どちらかというと
父似かもしれないですね｡

東京生まれの東京育ち？
はい｡

これは母ですね｡
昭和感が すごいですね

あの眼鏡がね｡
そう すごい｡

相当ね すごいと思いますよ｡

アイルランドにいらした事は
あるの？

一度だけ 25歳の時に…｡

親戚が本当に
たくさんいるんですけど…

20人以上いるんですけど
おじ おば いとこ含めて｡

会いに行って
名前を覚えるのに必死でした｡

大変だわね｡
今 映ってるのが親戚の…｡

ああ 本当｡ でも すてき｡
女性が多いね｡

そうですね｡ 女性 多いですね｡
すてきね｡

でも 皆さんの様相がね
いいじゃない｡

今 肩に手を乗せてるのが
おばなんですけれども｡

あっ そうなの｡
おばさま｡ すてき｡

皆さん アイルランド…
英語 話すんですけど

アイルランドなまりっていうのが
ありまして｡

そうでしょ｡
そうなんですよ｡

なので それに あんまり
私は聞き慣れてないので

最初 何言ってるか
全然わからなかったです｡

同じ英語でも？
そうなんです｡

で なまりが
その中でも薄い方のいとこが

｢わからなかったら
笑っとけばいいから｣

って言ってくれて
何度も愛想笑いしてました

わからない時は｡
本当に｡

イントネーションが違うと
随分違いますよね 言葉って｡

違いますね｡ 全く違う言語に
聞こえたりするので

そのなまりに慣れるまでは
ちょっと大変でした｡

でも お父様は
とってもユニークな方なの？

父は… そうですね｡
日本にいると

他の日本の友達の お父さんの
エピソードとかを聞いてると

あっ うちの父は
ちょっと変わってるな

っていうのは
いくつかありましたね｡

どんなとこが変わってる？
例えばなんですけど

私が生まれたのが88年なので…｡
カメラが大好きで

80年代 90年代から
本当 テレビ局で使うような

業務用というか
業者用の大きなカメラを買って

私の小さい時の様子を こう…｡
あっ ムービーで撮って？

収めてくれていたんですけど｡

入学式… 小学校の入学式の時に

普通 お父さん お母さんって
みんな スーツを着て

ピッチリ来られるじゃないですか｡

うちの父はですね そういう文化
っていう事を知らなくて

入学式に 迷彩柄のパンツに
花粉症の時期だったので

すごい大きな防塵マスク
みたいなのをして

サングラスをかけて｡

しかも業者用の この…｡
カメラ？

カメラを背負ってきたんですよ
入学式に｡

で 周り ちょっと
ざわついちゃったみたいで｡

そういう ちょっと
変わったところはありましたね｡

でも お父様が
そうやって映してくださったので

貴重映像があるそう…｡
たくさん残ってはいるんですよ｡

その中の一つ
ちょっと ご覧頂きます｡

ああー 生まれた｡
そうなんです｡

これ 多分 まだ 病院ですね｡
あっ そう｡

生まれたばかり… もしかしたら

1カ月も経ってないかもしれない｡

これは1歳半ですね｡
可愛いね｡

｢3｣
(母)｢4｣

母が数え方を教えてくれて…｡

ちょっと お行儀悪いんですけど
足が上がってて｡

(母)｢7｣
｢ん？｣

(母)｢8｣
｢9｣

(母)｢9｣
｢はっぱ｣

(母)｢はっぱ？ 10｣
｢10｣

ああー これ 2歳ですね｡

母も英語を話せたので…｡
あっ そう｡

父と母と2人で
一生懸命 教えてくれました

英語は｡
可愛い｡

?～(ホラン･母)｢where are you？｣

?～｢Here I am！ Here I am！
How do you do？｣

｢How do you do？｣って
言ってんの？ 可愛いわ｡

｢How do you do？｣｡ 可愛いわね｡

随分 可愛い子供ね｡
いえいえ いえいえ｡

でも 小さい頃から
キッズモデルとかを

ちょっと やらせてもらったり…｡
あっ そうなの？ 可愛いじゃない｡

いえいえいえ｡ なんか こう
多分… なんていうんでしょう？

ちょっとおませで そういうふうに
振る舞うっていうのが

好きな子供だったのかも
しれないです｡

可愛い｡ 本当 可愛いわね｡
でも お家では

やりたい事をやりなさい
っていう感じだったんですって？

そうなんですよ｡

本当に とにかく
夢を早く見つけて…｡

早くというか 夢を見つけて
好きな事を見つけたら

それを全力で
僕たち私たちは応援するから

好きな事を見つけなさい
好きな事をやりなさい

っていうのは 小さい頃から
ずっと言われていましたね｡

なるほどね｡ で 英語の勉強は
子供の時から熱心だったの？

熱心だったというか…｡

多分 父 母の方が
教えるのが熱心だったというか｡

私は この時は多分
英語を勉強してるっていう…

なんていうんですか？

区別がついてないというか
日本語なのか英語なのか｡

まだ 言葉がね
日本語もわかんないぐらい｡

なので 熱心に
やっぱり 英語を話せた方が

これからの時代
いいと思ったみたいで

ずっと熱心に
教えてくれたんですけど｡

小学校ぐらいになると
遊ぶのが楽しくなって

英語の勉強 嫌だっていう時期も
ありましたね｡

なんか 貴重映像があるそうなんで
それも ご覧頂きます｡

｢グッド モーニング｣
(母)｢グッド アフタヌーン｣

｢ババー…｣

言えてない｡ これも母ですね｡

で 撮ってるのは父ですね｡

(母)｢グッド ナイト｣
(ホラン)｢グッド ナイト｣

(母)｢グッド バイ｣
(ホラン)｢グッド バイ｣

(母)｢シー ユー｣
(ホラン)｢シー ユー｣

(母)｢サンキュー｣
(ホラン)｢サンキュー｣

可愛い｡
ハハハ…｡ こんな感じで｡

でも あんなふうに お母様が
口移しで教えてくださった？

そうなんです｡ それを父が じっと
きっと 収めてるっていう…｡

カメラで｡
はい｡ 形ですね｡

じゃあ 皆さんでお話しになる時は
英語で話してらしたの？

そうですね｡
父を交えて話す時は英語で

母と話す時は
日本語でっていう感じでしたね｡

でも そのおかげで 英語は今

お仕事に とっても
生きてるんじゃないですか？

そうですね｡ 英語を使って
お仕事をする機会っていうのは

今までに何度もありましたし｡

英語が話せなかったら
多分 今 ここには

私 いないなっていうくらい
助けてもらったので

本当 それは
父 母に感謝だなっていう…｡

よかったですね｡
はい｡

お母様は
お料理がお上手なんですって？

そうなんですよ｡ 母は もう
小さい頃から料理が好きで｡

私たち… 私と弟と母の分と…｡

父が日本食を食べなかったので｡
ええー？

父用の洋食というか
別のものを作って｡

毎回毎回
2パターン作るんですね｡

大変ね｡
そうなんですよ｡

今でも 母の料理してる姿を見て

自分もお料理は好きだな
っていう…｡

なるほど｡ ホランさんも料理

あなた お作りになるの
お好きなんですって？

好きなんですけど…｡
好きではあるんですけど

うまいかどうかは
ちょっと わからないです｡

でも あなたが ご自分のお弁当を
お作りになると

色が地味すぎると話題になった
っていうのは 本当なの？

そうなんです｡ 全然
自分では地味だなっていう…｡

確かに｡
自覚はなかったんですけど

これをブログに載せたら

大変なお弁当だ
地味すぎるっていうふうに

反響を頂きまして｡
これは なんとなんなの？

これは トウモロコシご飯が
左側にありまして

右側にあるのが
豚肉のしょうが焼きなんですよね｡

まあね 栄養としては
いいと思いますけどね｡

栄養は取れてるんですけど｡
よく…｡

これは左側が
豆腐ハンバーグなんですけど｡

なんか ブログとかSNSを
見てくださる方が

ブロッコリーとか
ちょっと 入れたらとか

プチトマトを入れると
彩りよくなるよ

って言われるんですけど
それを入れるっていう努力が

自分のためにはできないっていう｡
まあ これでいいかっていう…｡

そうなんです｡ こんな日々ですね｡
でも 確かに地味｡

こちらのキュウリは
これ なんですか？

これ 一応 ぬか漬けなんですけど｡
そうなの？

切ればいいんですけど
どうせ 自分で食べるから

かじればいいかなと思って｡
なるほどね｡

半分 丸々 入ってます｡
本当ね｡ 相当… なんていうの？

地味っちゃ地味｡
ハハハハ…｡

そうですね
確かに言われてみれば｡

可愛いっていえば可愛いですけど｡
本当ですか？

可愛いって言ってくださったのは
徹子さんだけです｡

そうよ｡ 可愛いじゃない｡

だって キュウリ
あんなまま入ってんの｡

あれ 手で食べたら
さぞおいしかろうと思いますよ｡

おいしいです｡
おいしいとは思うんですけど

なかなか見栄えがね
よくないっていう｡

自宅で
お料理をしてらっしゃるところを

VTRで
撮ったみたいなんですけど｡

普段から お料理してらっしゃる？
そうですね｡

料理は結構… 切ったりしてると
無心になって

ストレス発散になるので
よくやります｡

じゃあ ちょっと
見せて頂きます｡

｢これから 私が
普段 よく作っている

玉ねぎとニンジンとセロリの
野菜炒めを作ります｣

料理っていうほどでも
ないんですけどね｡

でも 一応…｡

上手 上手｡

｢ニンジンは薄く
まず切っていきます｣

｢薄く切ったら 今度は
これを細切りにしていきます｣

結構 奇麗に細切りできたりすると
うれしかったりする…｡

そうよね｡ 奇麗 奇麗｡

｢それでは炒めていきます｡
まずはニンジンと玉ねぎですね｣

これ びっくりしたんですけど 私｡
何が？

ニンジン 切れてないんです｡
ハハハハ…｡

｢ちょっと待って｡
なんでか出てきた｣

｢ごめんなさい ごめんなさい｡
ちょっと 気にしないでください｣

切れてないのが
ちょっと 埋もれてた…｡

｢ここに 今度はセロリの茎の部分
入れていきます｣

一応 食感とかを考えて
入れる順番とか

工夫はしてるんですけど
炒めちゃうと

全部 同じに見えるっていう…｡
そうよね｡

おしょうゆと みりんと？
お酒ですね｡

｢最後にゴマをかけて…｣

｢風味を付けて 炒めたら完成です｣

きんぴらみたいな…｡
でも おいしそうじゃない｡

おいしいんですよ 一応｡

｢野菜炒め 完成でーす｡ ああー｣

｢うーん いい香り｣

料理っていうほどの料理でも
ないんですけど｡

まあね｡ あのぐらいは

みんな するかもしれない｡
ハハハ…｡ そうですよね｡

でも あのぐらいで
もう ご飯食べちゃう？

あれで 卵かけご飯作ったら
もういいかなっていう感じですね｡

どなたかのために
作るっていう事はないの？

そういう機会があれば
もっと 多分

頑張れるんだと
思うんですけれども

なかなかないので｡
自分のためだと

どんどん どんどん
味気なくなってしまって｡

徹子さん どうですか？
お料理されるのとか

お好きですか？
私 結構 好きですよ｡

家でやるのは黒豆 煮るとかね｡
おおー｡

時間のかかるもの
平気でやります｡

そうなんですね｡
時間がかかるものって

結構 待つのが こう…｡
大変｡

今は色んな… なんていうの？
圧力釜みたいなものあるけど

昔は そうじゃなかったから
しょっちゅう お台所行っちゃ

こうやって ふた開けて見て
っていうのをやってましたけど

結構 評判よかったです｡
あっ 本当ですか？

3日ぐらいかかりましたね 全部｡
3日？

食べるのは一瞬じゃないですか｡
そうそう そうそう｡

なんでも お料理って
そうですよね｡

作るまでは大変でも
食べるの一瞬｡

なので なんか あのお弁当でも
いいかなって思っちゃって…｡

まあね｡
ハハハ…｡ 言い訳ですね｡

そうね｡ でも 私は

キュウリの一本みたいなの
気に入りましたよ｡

実は ホランさんは
長い下積み生活がおありだったと｡

びっくり致しましたけれど｡

何しろ
5歳でキッズモデルになって｡

その時は お仕事はあった？
そうですね｡

その時は母が友達から…

そのお友達の娘さんが
モデルさんをやってたみたいで

｢あなたのうちの子も
やってみたら？｣っていうふうに

勧められたそうなんですよ｡
で 記念と思って

母が ｢じゃあ やってみる？｣
っていう事で始めたんですけど｡

可愛かった…
可愛いじゃない すごくね｡

すごく可愛い｡
この時は

お仕事っていう感覚が
なかったので

周りの保育園 幼稚園に
行ってる子たちも

みんな やってるものだと
思ってたんですよ｡

みんながね｡ うん｡
中学生ぐらいになった時？

今の事務所に お入りになって｡
はい｡

そしたら 当初は歌手？
そうなんですよ｡

アイドルになりたかったんです
最初は｡

で 事務所に入ったんですけど
今はアイドルじゃなくて…｡

これ 事務所に送った写真ですね
オーディションの書類に…｡

可愛いわね｡
…載せたんですけど｡

｢今はアイドルじゃなくて
役者の時代だ｣って言われて

ああ そうかと思って｡
歌うのは好きだったんですよ

小学校の頃から
合唱団とかをやっていたので｡

だから 歌うの好きだけど

そうか お芝居なのかと思って
レッスンをし始めたら

お芝居も面白いなと
思うようになって｡

で 役者を目指し始めたのが…
だから

中学生くらいなんですけど｡
そこから もう 10年くらい

1年間に1回 仕事があるかないか
っていう感じでしたね｡

いわゆる 鳴かず飛ばずの日が
10年続いて｡

それ 相当ね
やめなかったのがね｡

そうですね｡
学生もやっていたので

なんていうんでしょう？
自分の居場所は

仕事がなくても
学校には居場所があるから

とりあえず なんとか
大学入るくらいまでに

売れたらいいなって
思ってたんですけど

そんなに
うまくいく世界じゃないので｡

だんだんと同世代の… ねえ｡
女の子たちが

ドラマに出たり
CMに出たりっていうのを

見るようになって
ああ 私は いつまで

このまんまなんだろうなと
思いながら…｡

もう 高校生… 3年生になって｡
で 仕事が

全然ないっていう状況の時に…
あったんですけど｡

その時に
高校の進路指導の先生が

｢大学行かないっていう選択肢も
あるけど

仕事がないんだったら
人は何かに属してないと

見失っちゃうものだから
大学行くっていうのも

一つの選択肢じゃない？｣って
言ってくれたのをきっかけに

じゃあ 何が好きかな…｡

英文学…
シェイクスピア 好きだったので

青山学院大学に行って そこで
大学3年生から4年生にかけて

1年間 アメリカに
留学したんです｡ はい｡

じゃあ 英語は そこで
できるようになった？

そうですね｡ でも 父と母と

日常会話程度の英語は
できると思ってたので

向こうに行っても大丈夫だろう

というふうに
思っていたんですけど｡

やっぱり
大学で学ぶレベルの英語は

全くレベルが違ったので…｡

もう 宿題
たくさん出されるんですけど

アメリカの大学って｡

それも 読むのも必死だし
量も追いつかないし

次の日まで寝ずにやっても
終わらないっていう時に

日本で父が…｡
まあ 時差あるんですけど

パソコン上で インターネットで
テレビ電話をつないで

例えば シェイクスピアの原文とか
一緒に読んでくれたり

手伝ってくれたりして
なんとか乗り切りました｡

そうじゃないと やっぱり
なかなか大変ですよね｡

大変でした｡ ヒイヒイ言いながら
やっていましたけど…｡

ましてや 芝居の言葉なんてね
普通と また違うんですものね｡

お父様の言葉が いつも
そばにあったんですって？

そうですね｡
父は小さい頃からなんですけど

何かをやるなら1番になれと｡
1番になる覚悟がないんなら

やるなっていう事だと
思うんですけど｡

すごい｡
そうなんです｡ 1番になれ｡

ナンバーワン｡
そう｡ ｢ビー ナンバーワン｣

って言って｡
もし なれないんだったら

始める事すらするな
っていう事なんですけど｡

父としては 本当に
1位にならなかったとしても

それだけの覚悟を持って
情熱を注いで

できないのであれば
やらない方がいい｡

やるんだったら
それだけの情熱を持って

できるものを探しなさい｡
大変｡

それを見つけたら
僕らも本気で応援するよ

っていうタイプだったので｡
1番って なんだろうって

すごく難しい世界だと
思うんですけど｡

なんか それを胸に 上に上に…

上を目指して頑張ろう
っていうふうに思っていましたね｡

でも 日本にお帰りになって
アナウンサーの試験を

お受けになったら なんと…｡
そうなんです｡

それも なぜかというと
やはり 芸能界って 若い子たちが

どんどん出てくる
世界じゃないですか｡

その中で 全く仕事がないまま
日本に帰国して

で 大学を卒業するってなると
22歳なわけですよね｡

で この先 私に テレビの世界に
席はあるだろうかって考えた時に

とにかく テレビが好きだったので
出役じゃなくても

色んな形で
テレビに関わっていければ

もう 形は なんでもいいと思って｡

アナウンサー試験も受けましたし
テレビの制作の試験も受けまして｡

全部 落ちたんですけど｡
落ちたの？

落ちました｡
やっぱり ちょっと

ショック受けるでしょ？
やっぱり｡

そう… まあ ちょっと
やっぱり 受からないか

っていう気持ちは
あったんですけど

今いる芸能界で頑張りなさいって
言われてる気がして｡

だから よし 芸能界で
生きていくぞっていう…｡

それ でも すごいわね｡
もう 執念ですね｡

最終的には どうなったんですか？
私は もうちょっと なんか

形を変えたら輝ける場所が
あるんじゃないかと思って｡

じゃあ 私がやりたい事
何かなって考えたら

何かを伝える事だったんですね｡
だったら お芝居じゃなくても

キャスターだったり
タレントだったり

ラジオの
パーソナリティーだったり

そういった形でも
何かできるんじゃないかと思って｡

当時のマネジャーさんに

そういうお仕事の
オーディションを

受けてみたいです
っていうふうに…

23歳になる年ですね
掛け合ったのが きっかけで｡

今まで100個も200個も受けても
受からなかったオーディションが

3つ受けたら
3つ受かったんですよ｡

あら｡ びっくりしたでしょ？
びっくりしました｡

何が起こってるんだと思いまして｡

で 少しずつ 色んな方から
お仕事を頂けるようになって

あっ こっちの道で
正解なのかもしれないな

っていうふうに
思うようになったんですけど｡

なんか 徹子さんは
お仕事されてる中で

自分って何者なんだろう
みたいな感じで

迷われた事ってありますか？
それは ありますよ｡

私はNHKの出身なんですね｡
テレビが始まるっていう事で

テレビの女優 第1号っていう事で
入ったんですけど｡

もう顔は こんなだしね

なんだか しゃべり方が変だって
言われるしね

1年ぐらい
降ろされてばっかりいたんですよ｡

でも まあ
そんなもんだろうなと思って

割と のんきにしてたんですよね｡
そうなんですね｡

そしたら 2年目ぐらいからね
個性っていうふうになって

個性 どんどん出して
っていう時代になったんですよ｡

今まで引っ込めてって
言われてるのが

なんだか わかんないのに
出してって言われても

なんだか わかんないから｡
まあ わかんないけど

自分で これでいいのかなと思って
普通に 今のようにやってきたら

ずっと続けてやってこれた
っていう事ですから｡

その間に1年休んで ニューヨーク
行った事ありますけど

それで 帰ってきて｡
それで 今の ずっと…｡

すぐ 『徹子の部屋』が
始まったんで｡

もう 『徹子の部屋』
45年になります｡

いやー すごいです｡ やっぱり
長く求められ続けるって

とってもすごい事だな
っていうふうに…｡

今まで わかんなかったけど
私も この頃 そう思います｡

だって 45年なんて
長いですもんね｡

他にないですよ｡
でも おばあ様…

ホランさんのおばあ様が
番組を欠かさず見ててくださって｡

おばあ様に 何かひと言
このカメラでも おっしゃったら？

こっちですか？
3カメラ これがいいかな｡

祖母も含めなんですけど
まあ 私の家族ですね

本当に もう… もう やめた方が
いいんじゃないかっていう時も

そう言わずに
いや 大丈夫 大丈夫

頑張れば なんとかなるよ
っていうふうに

励まし続けて頂いたので｡
そんな家族には

恩返しできるように これからも
たくさん働きますので

ありがとうございました｡
そして これからも

よろしくお願いします｡
(拍手)

お喜びだと思いますよ｡
はい｡

今の悩みは1つだけ｡
髪の毛が伸ばせない？

そうなんです｡ オーディションが
ポンポンポンと受かった時期が

ちょうど 髪の毛をショートカットにした
時期だったんですよ｡

なるほど｡ こういうふうに…
前は ああだったの？

はい｡ 前は ああだったんです｡

随分前 ああだと可愛いけど
普通ね｡

アハハハ…！
だから 普通だったんですね｡

きっと… うん｡
右は すごく個性的だもの｡

そうですか？ テレビ朝日の

警察学校の生徒の役をやる
という事で

髪の毛をバッサリ切ってください
って言われて切ったんですけど｡

なので 自分で
よし なんか イメチェンするぞ

っていう気持ちだったわけでは
なくて

自然な流れで切ったんですけど｡
そのあと 多分 このイメージと

オーディションで受けるタイプの
仕事のジャンルが

なんとなく こう
イメージが一致したというか｡

なるほどね｡ うん｡
だから 髪の毛を切ってから

仕事を頂けるようになったので
伸ばしたら

もう 仕事が
頂けないんじゃないかっていう…｡

もう とらわれてます｡

でも まあ
だらっとしてるっていうのもね

どんなもんかと思うんですよ
見てる方からすると｡

やっぱり えらいもので
しゃっきり後ろでまとめるとか

切るとかしたら どう？ とかって

見ながら
人は言ってると思うんですよね｡

なんとなく｡
顔が見えずに

こうなってたりすると
ちょっと 見てる方も…｡

それから 首の後ろとかね
なんか 見えた方がね

私は いいと思ってます｡
ハハハハ…｡ 本当ですか？

司会者の時はね｡
ゲストの時は いいですけども｡

じゃあ 今のままでいいですか？
いいと思います 私は｡

よくお似合いだし お奇麗だから｡
徹子さんはヘアスタイル

チェンジしてみたいなとか
思われた事は…｡

これは もうね 似顔絵 描く方が

みんな この頭で
お描きになるので

切った日には
｢切っちゃったの？｣って

みんなに言われるので｡

似顔絵 描いてくださる方に
合わせて もう変えられない？

『徹子の部屋』やってる間は｡

私 だって 『徹子の部屋』
始まった時から

この頭やってますから｡

45年間 同じ頭っていう人も
少ないと思うので｡

でね 変えるでしょ？
そうするとね

それについて 皆さんが

｢こんなの
似合わないんじゃない？｣とかさ

｢前の方がよかったわね｣とか
｢この方がいいわ｣って

そういうふうに 色々
しゃべったりされるの嫌なの 私｡

すぐお話に入ってほしいのね｡
だから｡

自分の事はいいと｡
そう｡ いいの｡

洋服が変わるぐらいの事で
あとは変わらないでしょ？ 顔は｡

頭も このままですから
そんなに変わらないから｡

これで もう ご覧になって頂いて
お客様に見て頂いたら…｡

はい 早くお話…｡
?～『徹子の部屋のテーマ』

あらら 大変｡ 終わりだわ｡
時間が…｡

そういう事でですね｡
そういう事で｡

今後 やってみたい
何かお仕事ありますか？

今後 やってみたい事？

いいんじゃないですか？

ああー あっという間｡
大丈夫よ｡

髪の毛のお話で終わり…！
そうですよね｡

どうも ありがとうございました｡
ありがとうございました｡

『徹子の部屋』は

ｶﾃｺﾞﾘ:徹子の部屋