50年以上変わらぬ製法で作るホテル名物のチーズケーキ

50年以上変わらぬ製法で作るホテル名物のチーズケーキ

2016/06/07

三重県鳥羽志摩地域を代表する貴賓の宿として知られる鳥羽国際ホテルには、50年以上の歴史を持つ名物スイーツ、チーズケーキがある。多くの宿泊客を魅了し、地元市民も足繁く通うホテル自慢の味を味わいながら、美しい鳥羽湾の風景も一緒に楽しみたい。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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チーズケーキブームのはるか以前より提供される

波静かな鳥羽湾の眺望を眼下に望む、岬の突端に立つ鳥羽国際ホテル。創業55年目を迎えたこのホテルに創業まもなくから出されている名物「チーズケーキ」がある。

地元市民はもちろん、遠くから訪れる宿泊客も一度味わえばその味にほれ込む、ホテル自慢の味だ。2018、2019年にはモンドセレクションの最高金賞を2年連続受賞した。

1964年創業の老舗ホテルで提供されるのは、外国のお客様や多くのスイーツファンをうならせてきたチーズケーキ

この味をひと言で表すなら「濃厚」
しっとり濃厚なケーキ生地にはクリームチーズがふんだんに使われているので、チーズの香りやクリーミーな味わいが豊か。それでいて、くどさを感じることなく、口溶けよく後口さっぱり。表面に塗られたアプリコットジャムのフルーティな甘酸っぱさと、コクのあるチーズケーキのハーモニーも絶妙だ。

チーズが苦手な人でも食べられる、クセのない味わいだとお客様から評価していただいています」とホテルスタッフが言うように、全体的に味わい豊かなのに、何か一つのパートだけ突出することのないバランスのよさが万人から愛される理由だ。

仏料理のデザートとして開発

カフェラウンジにて、「チーズケーキ プレーン」単品(432円)、コーヒー付「チーズケーキセット」(1036円)を提供。チーズケーキを温めて食べる「ホットチーズケーキ」を10月~3月の冬季限定で販売

このチーズケーキ、当初はフランス料理のコースの最後に出すデザートとして開発されたものだった。当時はまだチーズケーキ自体がメジャーなスイーツではなく、ここで初めて口にする人も多かったという。
それがいつしか評判を呼び、誰でも気軽に食べてもらえるようにと、カフェラウンジでも供されるようになった。

「特殊なことは何もしていない」と料理人は言うが、あえて気を配ることと言えば、「クリームチーズ、生クリーム、卵など原材料を厳選すること」だそうだ。また、一度に50台ほどと大量に製造するため、常に新鮮な素材を使えることもフレッシュな味わいにつながっているようだ。

チーズケーキ・プレーン(6号サイズ3564円、7号サイズ3996円)のほかに、ブルーベリー、伊勢茶、コーヒー(7号サイズ4212円)、アップル(7号サイズ4428円)なども販売しており、地方発送も可能(Yahoo!ショッピングにて販売)。

全国にファンを持つこのチーズケーキを味わいに、鳥羽に訪れてはいかがだろう。

※掲載の内容は2016年6月時点の情報に基づきます。
※2019年5月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

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