大規模PCR検査 中区一部地域のみに大幅縮小

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広島2021.02.09 20:09

広島県は広島市の4つの区で検討していた「大規模PCR検査」について、中区の一部地域のみで試行的に実施する方針に転換したことがわかった。

9日午後、県の幹部と県議会最大会派の議員が大規模PCR検査の実施について協議した。

自民議連 冨永健三会長「PCRの集中実施については現時点においては保留する」

検査は、中区の一部地域のみで試行的に実施する方針だという。
住民への検査は、今月19日から3日間、旧市民球場跡地で実施し、6000人が検査を受けると見込んでいる。
一方、就業者については今月24日から3日間、希望する事業者に検査キットを送り、2000人が受けると見込む。

「大規模PCR検査」は当初、広島市の4つの区のおよそ73万人を対象に今月中旬から実施する予定だった。

去年の年末、広島市の感染者は急激に増加した。12月9日以降、50人以上の感染者を確認した日は9日までに27回ある。しかし、先月中旬ごろから徐々に感染者が減少し、今月5日にはおよそ3か月振りにゼロとなった。

広島市の10万人あたりの新規感染者は、9日までの1週間で2点3人。県の警戒基準である「4人」を下回っている。広島市での感染者の減少を受け、「大規模PCR検査」の保留が決まったとみられる。

突然の方針転換に街の人は…。

70代女性「(感染者が)だんだん減ってきている。お金もかかることだし様子みて」
60代女性「中区を検査してみて様子みて、それからちょっとずつ増やすとか。検査するのもお金がかかるから気が引ける。してもらいたいけど」
60代男性「次の第4波や変異ウイルスを考えたら、やったほうがリスクは小さいのではと思う」
40代男性「明確な数字をあぶりだすという意味では縮小は正直しないほうがいいとは思う。知事にしても判断が難しいところなんだろう」

専門家は、県の判断を妥当と評価する。

新潟大学(公衆衛生学)齋藤玲子教授「欧米だとインフルエンザ並みに流行っているので、そのくらい流行っていれば一斉検査やるのは全く問題ない。今の段階でやると弊害的なものが大きくなってしまうので、やめたほうがいい。偽陽性の方を拾ってしまう可能性の方が高くなってきているので、その意味では規模を縮小するということは妥当だと思う」

PCR検査の対象を中区のどこにするかなど詳細は、10日にも発表する方針だ。

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