2015年04月04日

【日本乗っ取り計画】最後の狙いは「天皇の処刑」

150404ぺマ(14)桐蔭大教授のぺマ・ギャルポが月刊誌「歴史通(中国問題)」3月増刊号で【日本乗っ取り計画】最後の狙いは「天皇の処刑」という文を載せている。

中国の覇権主義はいまや世界の脅威となっています。最近は、海洋における覇権を確立しようと南シナ海の南沙諸島や西沙諸島の領有を主張して、関係各国と緊張が高まっています。日本も尖閣をはじめとする島嶼、そして沖縄までこうした中国の軍事的脅威にさらされています。今でこそ中国は海洋国家に脱皮すべく海軍力を増強していますが、本来、中国は大陸国家であり中央アジアにその矛先を向けていました。私の祖国・チベットを狙ったのは、地数学的に中国が南アジアや南西アジアに進出するために重要な拠点だったことと、豊富な地下資源と水資源を獲得するためでした。地政学上の重要さや、海底資源・地下資源の豊富さで日本はチベットと酷似しています。中国によって僧侶は虐殺され、僧院は破壊され、人民裁判が行われ、79年までにチベット人120万人が犠牲になりました。中国はチベットから全てを奪っていきました。そして今、沖縄です。わが半生を振り返れば、チベットに生まれ、6歳でインドに亡命、12歳で来日した後は、師に恵まれ多くの日本人に支えられてきました。そして2005年、私は日本国籍を取得しました。

中国の脅威を切り返し訴え続けてきた私は、引き寄せられるように「中国共産党・日本解放第二期工作要網」という文章に出会いました。この要網は元中央大の、故・西内雅教授が、アジア歴訪の際に入手したもので、要網の指す第二期は田中内閣成立以降をいい、それ以前を第一期としています。この要網では、中国共産党の日本解体工作組の目標は、〈第一期・我が国との国交正常化、第二期・民主連合政府の形成、第三期・日本人民民主共和国の樹立―天皇を戦犯の首魁として処刑〉とあります。私は、彼らが最終標的としている天皇陛下と皇室こそ、日本の背骨であり、護るべき砦だと思っています。天皇陛下は、天照大神まで遡る祖先神をお祀りする皇室祭祀の主宰者です。いつもは皇室を意識することが少なくなった国民にとって、国父・国母たる天皇皇后両陛下を強く再認識したのが、国難ともいうべき2011年の東日本大震災でした。天皇陛下は、「平成の玉音放送」といわれるビデオメッセージを通して、被害者の避難生活を案じ、救助・支援に当たった内外の関係者の労をねぎらい、「皆が相携えていたわりあって、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています」と語りかけられました。その後、両陛下は、3月から9月まで被災地・被害者を見舞われ、自衛隊のヘリで一日に最大四ヶ所を回られる強行軍をこなされながら、津波にさらわれた御霊が眠る三陸の海に向かって祈りをささげられました。理屈を超えた太い絆で結ばれていることが全身で感じられた瞬間でした。

kuriyama1721 at 06:25│Comments(0)TrackBack(0)

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