人生を楽しむための、日本株ポートフォリオ【高配当・増配株】

人生を楽しむための、日本株ポートフォリオ【高配当増配株】

  1. 人生を楽しみながら資産形成をしたい
  2. なにかを積み上げていく形で資産形成をしたい
  3. 日々に彩りを添えながら、資産形成をやっていきたい

本記事は、こういった方向けに書いています。

私はこういった目的も兼ねて資産形成をしてきました。今では日米の高配当株・増配株を中心に月30万円の配当金を得ています。人生を楽しむという目的は果たされつつあります。

人生を楽しむための資産形成とは

まず、「人生を楽しむための資産形成」という観点で以下見てみましょう。

資産形成の目的とは

資産形成って、なんのためにやっていますか。

資産形成の目的
  1. 一度きりの人生を、楽しむため
  2. 経済的自由を達成して、自由に生きるため

という方もおられると思います。つまり、あくまで株式投資とは、そのための「手段」ですね。

人生を楽しむためのポートフォリオとは

では、人生を楽しむためのポートフォリオとは、なんでしょうか。

人生を楽しむポートフォリオ
  • 配当金を多めに得て、配当金を気前よく使う!(高配当株・増配株)

支出にメリハリをつけられる、気前よく使えるキャッシュフローが一案です。

これには、高配当株(配当が多め)・増配株(配当が増える)が適しています。

もちろん、配当利回りが高ければよいわけではありません。あくまで堅調な業績であることが必須事項です。配当利回りに釣られて罠銘柄への投資はご法度であり、分散も必須です。

日本株の魅力とは

では、日本株の魅力とは、なにが挙げられるでしょうか。

日本株の魅力
  1. 為替リスクを避けられる
  2. 配当金も日本円で得られる

全体の成長性は米国株に劣りやすいですが、「為替リスクなく、円に換える手間もなく、配当金を気前よく使いやすい仕組みになっている」点が、日本株の魅力として見いだすことができます。

米国株メインで投資していますが、日本株にも必ず投資します。
投資先を単一の通貨に寄せないためです。

日本株の高配当株・増配株ポートフォリオを考える

以上を踏まえ、日本株で、高配当株または増配株でポートフォリオを考えてみましょう。

私なら、現金を20~30%確保した上で、以下銘柄群でポートフォリオを組みます。(もちろん、元本割れ・減配などリスクもあるため、単一銘柄への投資比率は5%以下とします)

銘柄 コード 配当利回り 配当 株価
JT 2914 7.3% 154 2,102
三菱商事 8058 5.3% 134 2,541
三菱UFJリース 8593 5.2% 25.5 495
オリックス 8591 4.8% 76 1,585
東京海上ホールディングス 8766 4.4% 235 5,308
CDS 2169 4.2% 55 1,312
JR九州 9142 4.2% 93 2,225
アサンテ 6073 4.0% 60 1,494
KDDI 9433 3.9% 120 3,066
NTT 9432 3.8% 100 2,646
沖縄セルラー電話 9436 3.5% 154 4,450
伊藤忠商事 8001 3.0% 88 2,964
花王 4452 1.8% 140 7,970

平均配当利回り:4.2%

このうち、私がFIRE達成に至るまで保有していた銘柄は、三菱商事・アサンテ・沖縄セルラー電話などです。

このポートフォリオで、めざせるもの

このポートフォリオで、以下のようなことがめざしやすくなります。

めざせるもの
  1. 配当金で、プチ贅沢
  2. 配当金で、一部の支出をまかなう
  3. 配当金で、生活費すべてをまかなう

配当金を多めに得られるからです。

このポートフォリオで、期待しにくいもの

逆に、以下のようなことは期待しにくいです。

期待できないもの
  1. 短期間に資産を大幅に増やす
  2. 一刻も早く資産を増やしたい

高配当株は成熟株が多い傾向があり、短期で数倍になることは稀だからです。

配当金でなにがしやすい?

では、ここから配当金でどんなことが出来るかイメージしてもらいやすいように、活用例をご紹介します。

配当金でプチ贅沢

効率的な資産形成には「支出の最適化」が欠かせませんが、一方でメリハリは人生に彩りを添えますよね。

配当金で、

  • 親孝行になにかプレゼントするもよし
  • 彼氏や彼女に気前よくなにか奢るのもよし
  • ふだん行かないちょっぴり豪華なホテルに泊まるもよし
  • ふだん行かないちょっぴり高めのレストランへ行くもよし

配当金で一部の支出をまかなう

「段階的に、配当金で支出をまかなう!」というのも、おもしろいですね。

たとえば、「各支出をまかなうために必要な資産額」は、以下の通りです。

月額 必要資産額
スマホ代 3,000 100万
水道光熱費 15,000 500万
食費 30,000 1000万
交際費 40,000 1333万
家賃 100,000 3333万

※月額は目安、必要資産額は配当利回り3%で算出

逆に温泉の近くに住んでいる人は、温泉代を配当金でまかなって温泉ライフ満喫もありですね。

配当金で生活費をすべてまかなう

配当金で生活費をすべてまかなえれば、いわゆる

  • FIRE(Financial Independence and Retire Early)
  • 夢の配当金生活

と呼ばれる状態です。

ここまで来ると、人生を主体的に描き、自由に生きやすくなります。

生活費 必要資産額
10万 3333万
20万 6666万
30万 1億

※生活費は月額、必要資産額は配当利回り3%で算出

まとめ

以下の通り、ポイントを再掲します。

資産形成の目的
  1. 一度きりの人生を、楽しむため
  2. 経済的自由を達成して、自由に生きるため

人生を楽しむポートフォリオ
  • 配当金を多めに得て、配当金を気前よく使う!(高配当株・増配株)

日本株に見いだせる魅力
  1. 為替リスクを避けられる
  2. 配当金も日本円で得られる

高配当・増配ポートフォリオでめざせるもの
  1. 配当金で、プチ贅沢
  2. 配当金で、一部の支出をまかなう
  3. 配当金で、生活費すべてをまかなう

このように、気前よく使いやすいお金(配当金)があると、単調な日常にも彩りを添えやすいと思います。

私自身も、支出の最適化をしつつも、価値観に沿った豪華一点主義も兼ねてきました。メリハリとバランスは、常に意識したいですね。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

「収入-支出」の多さによってスピードが変わりますが、配当金はこのように着実に積み上げていけることが魅力の1つです。

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公開日:2021年1月5日

コメント

  1. 竹田 より:

    日本株の高配当ETFについて
    はじめまして。
    いつも貴ブログを楽しく拝読しております。

    タイトルのとおり日本株の高配当ETFについて気になり調べているのですが、関連する記事がなかったように思いましたので、質問させていただきました。

    私は30代サラリーマンで2020年後半あたりから資産運用を開始し、現在は米国高配当ETF(HDVとSPYD)をNISA口座2つを活用して毎月10万円ずつ積み立てております。
    ただ、配当金の通貨や為替リスクの観点から、日本の高配当株への投資を検討しはじめています。
    ただ個別株の分析や分散投資の観点からETFを活用できないか模索しているところです。

    三菱サラリーマン様のブログを読ませて戴いた中でも、日本のETFについて触れられておらず、おそらく何かしらが原因で投資対象にはなっていないものと推測しております。

    私が思うには
    ①株価の上下が激しい
    ②信託報酬が割高(米国ETFに比べて)
    ③日本経済の成長に期待できない
    あたりかなと思っています。
    大変長くなり申し訳ありませんが、何かしら理由がありましたら、コメントしていただけるとありがたいです。

    今後もご活躍を期待しております。
    失礼いたします。