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■ シロヘビは神の使い?
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白ヘビに会ってご利益あり???
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鼻の先からしっぽの先まで真っ白。そんなヘビがたくさんいる場所が日本にあります。山口県の岩国市です。この「岩国のシロヘビ」は国の天然記念物に指定されていて、数百匹のシロヘビが現在、飼育されています。このシロヘビ、実はアオダイショウというヘビですが、からだの表面の色素をつくることができません(「アルビノ」とよばれます)。このような「アルビノ」はいろんな動物にみられますが、自然の中ではほとんど見ることができません。白色は自然の中ではあまりに目立ちやすい色で、敵に見つかりやすく、また、太陽からの紫外線にも弱いために、子孫を残す前に死んでしまうからです。岩国にシロヘビがたくさんいるのは、昔から人々がシロヘビを神の使いとして、大切にし、そして保護してきたからです。
この夏、博物館で開催される「世界の両生・爬虫類展」(7月16日~9月4日)では、天然記念物「岩国のシロヘビ」を岩国市と白蛇保存会から特別に借り受け、生きたまま展示します。このシロヘビを見れば、なにか御利益?がある?かも?みなさんの御来館をお待ちしております!!
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