戻し0分でうまみ30倍!?真・干しシイタケ究極活用術

戻し0分でうまみ30倍!?真・干しシイタケ究極活用術

2019年5月15日(水)午後7時30分
2019年6月5日(水)午後3時08分

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今、世界で注目を集めている日本の食材…それは「干しシイタケ」。海外でも“シイタケ”の呼び名で通り、その栽培方法が世界農業遺産に指定されるほど。干したからこそ生まれるグアニル酸といううまみが大注目の理由。最新の研究で、なんと舌の味を感じる部分の構造を変えて、より長く強くおいしさを感じるようにする力があると判明!ところが、日本国内では対照的に生産量が激減し、衰退の一途。使わなくなった理由で多かったのが「戻すのが面倒」。そこで、たった10秒でうまみを超簡単に引き出せる秘策を大公開!

今回のお役立ち情報
01

人体の構造を変える!?驚きのグアニル酸効果

シイタケを干すと生まれるのが、うまみ成分「グアニル酸」。干したりして細胞が壊れたとき、その中でうまみのもととなる物質と酵素が出会うことで出来るものです。その驚きの効果を発見したのが、コペンハーゲン大学のオーレ・モウリットセン教授。代表的なうまみ成分グルタミン酸と、グアニル酸を一緒に摂取すると、グアニル酸が舌の味を感じる受容体の構造を変えて、うまみ成分を長く保持するようにしちゃうんです。日本古来の合わせだしがおいしかったのは、まさにこれが理由。グルタミン酸はいろんな食材に含まれているので、干しシイタケの可能性は無限大!番組では、おろした干しシイタケをなんとアイスクリームに混ぜて試食してもらったところ、大好評でした。

02

戻し時間ゼロ!おろし干しシイタケでいろんな料理が大変身

干しシイタケを使うときに面倒なのが、戻す手間。それを一気にゼロにしつつ、グアニル酸のうまみ相乗効果だけをいただく秘策が「おろす」こと。おろし金で、あまり力を入れずに円を描くように干しシイタケをおろすと、簡単に粉末状にできちゃうんです。使いたいときに、使う分だけおろせばOK。番組ではアイスクリームにかけましたが、ほかにもカレーやみそ汁などに仕上げにひとふりするのもオススメ。加熱中に入れると、よりうまみが引き立ちます。

※しいたけアレルギーの方はお控えください

【料理に入れる場合】
◎カレー
カレー(2人分)に対し、干しシイタケの粉を大さじ1と1/2が目安
⇒水を入れ加熱するときに加える

◎味噌汁
味噌汁(2人分)に対し、干しシイタケの粉を大さじ1が目安
⇒水を入れ加熱するときに加える

※水を加える料理には、水を入れるタイミングで干しシイタケの粉末を入れるとうまみが増します。
香りが気になる人は最後に一振りでもオッケー。基本どのタイミングで入れてもおいしくできます。

【調味料に入れる場合】
◎ケチャップやマヨネーズ 大さじ2に対し、干しシイタケの粉を小さじ1が目安

03

料亭の味をご家庭で!本当においしい冷水戻しワザ

今回、干しシイタケそのものを驚くほど美味しく食べるワザもご紹介。それは、冷蔵庫の中で冷やしながら水戻しすること!干しシイタケは室温で水戻しすると、残念なことにグアニル酸を壊す酵素が働き、せっかくできたうまみ成分を壊されてしまいます。その点、冷蔵庫の中でじっくり低温下で戻してあげれば、グアニル酸を壊す酵素が働くことなく、干しシイタケ本来の味を引き出すことができるので、うまみた~っぷりに仕上がります。
もちろん、出汁として使う際にもじっくり水戻しする分うまみは格段にUP!時間に余裕があるときは、冷蔵庫の中でじっくり戻して、1ランク上の味を味わってみてはいかが?

◎干しシイタケを水に入れ、冷蔵庫で戻るまでつけておく。寝る前に仕込んで一晩待てばオッケー!

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これぞ!令和に伝える料理ワザ 時短ふわっトロ煮魚の神髄

これぞ!令和に伝える料理ワザ 時短ふわっトロ煮魚の神髄

2019年4月24日(水)午後7時30分
2019年5月8日(水)午後3時08分

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和食の達人が作るふわふわで超おいしい煮魚が、家庭で簡単に作れちゃう神髄発見!せっかく作っても、パサパサになってしまったり、味がしみこまなかったりとなにかと失敗しがちな煮魚。しかし、ある一点を変えるだけで、ガラリと変身可能!
さらに、フランス料理の世界大会で世界最高得点をたたき出したシェフが、和と洋の融合で究極の煮魚レシピを家庭向けに考案してくれました。

今回のお役立ち情報
01

達人の奥義「とにかく強火」で落としぶたを活用!

煮魚を家庭で作ろうとすると、なんとか味を染みこませようと多くの人が行うのが「コトコト煮」。沸騰したら弱火にして、コトコトと煮込むことです。しかし、残念なことに、いくら煮込んでも味は染みこみません。ただただ身がパサパサになっていくという結果に…。では、達人が煮魚を作るときはどうしているのかというと…最初から最後まで、ず~っと強火で加熱!その理由は、落としぶたに”本来の役割“を担ってもらうため。煮魚を作るとき、煮汁につかっていない部分に熱を伝えているのは、実は「泡」なんです。強火で加熱していると、落としぶたで閉ざされた空間の中で煮汁が泡立ちます。これが重要。沸騰したあと弱火に落としてしまうと、泡立ちがなくなり、魚の上半分に熱が伝わりにくくなってしまうんです。おかげで、上半分に火が通るころには、下半分は加熱しすぎでパサパサに…。うまく泡立ちを起こすには、落としぶたと鍋の直径がなるべく同じで、隙間が大きくならないようにするのもポイントです。

02

ふわっトロ!ガッテン流煮魚の作り方

ふわっトロ!ガッテン流煮魚の作り方

[材料]

2人分

  • 魚切り身  2切れ(約200g)
    A
  • 水     150ml
  • 酒     50g
  • 砂糖    20g
  • しょうゆ  20g

[作り方]

  1. 魚の切り身に切れ目を入れる。
    カレイなど骨があるものは、より火を通りやすくするため、両面に切れ目を入れる。
  2. 鍋(魚の切り身の大きさに合わせたもの)に①の魚2切れを入れ、Aを加えたら落としぶたをして、強火で加熱し、しっかりと沸騰(およそ2分)したことを確認したら、3分半そのまま強火で加熱。
  3. 煮えたら魚を取り出し鍋に残った煮汁を煮詰め、魚にかけて出来上がり。

※ 厚みが2㎝以上ある切り身を使う場合は加熱時間を増やす。
※ 卵がある魚は取り出しておく。
※ 魚の生臭さが気になる方は、魚の切り身全体に多めの塩を振り、10分程置いた後、お湯で洗い流しペーパーなどで水分をふき取ってから調理する。
※ 落としぶたが紙の場合、加熱中の噴きこぼれに気を付ける。
※ 浅い鍋やフライパンだと強火にすると噴きこぼれてしまうことが多く時間通りでは火が通らないためおすすめしません。

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和食

ガッテン流

03

野﨑流! 魚のくさみ抜きワザ

野﨑流! 魚のくさみ抜きワザ

[作り方]

  • バットに塩を振って魚をのせる
  • 魚の上からもう一度塩を振る
  • 10分程度放置すると水分と一緒にくさみが出てくる
  • 熱湯で塩を洗い流す

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和食

極意

04

世界一のシェフが考案!春におすすめのアレンジ煮魚

世界一のシェフが考案!春におすすめのアレンジ煮魚

[材料]

  • キンメ      60g×2切れ  (くさみが気になる際は事前に塩でくさみ抜きを行う
  • あさり      200g(約12個)
  • 菜の花      4本
  • たけのこ(ローストまたは水煮) 60g
  • グリンピース   20g
  • ソラマメ     10個(豆の皮をむいておく)
  • 酒        50ml
  • 水        150ml
  • 生クリーム    40g
  • バター      20g
  • 塩        適量

[作り方]

  1. 小さめの鍋に菜の花をしき、キンメ、たけのこ、あさりの順に入れ、
    酒、水を加えたら落としぶたをして強火で加熱する。
  2. あさりの口が開いたら、あさりを取り出し、グリンピース、ソラマメを入れ、
    キンメを取り出し生クリーム、バターを入れる。
  3. 2をザルでこし、ソースを煮詰め塩で味を調える。
    取り出した具材を皿に盛り、ソースをかけて出来上がり。

ポイント:あさりの口が開いたら、魚にも火が通った目安に。

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極上レシピ

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激あま!シャキシャキ!魅惑のたけのこ新世界

激あま!シャキシャキ!魅惑のたけのこ新世界

2019年4月10日(水)午後7時30分
2019年4月17日(水)午後3時08分

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春を代表する食材・筍(たけのこ)。絶品の天ぷらに、たけのこごはん、煮物・・・生のたけのこが手に入る時期は自宅でも挑戦してみたいものですが、大変なのが「あく抜き」。通常のあく抜きは、米ぬかなどと一緒に1時間ほど煮たあと、さらにおよそ一晩放置。後処理も面倒だったりします。しかし今回、そんな大変なあく抜きを、たった1、2時間で出来ちゃう裏技を発見!それは「大根おろしの汁」につけるという方法。煮る作業が不要で、後処理もラクチン!シャキシャキ食感と、たけのこ本来の甘みも味わえます!

 

今回のお役立ち情報
01

たけのこは竹林の精鋭!?

今回、福岡県八女市のたけのこ農家の協力を得て、竹林の地下を根こそぎ掘り出す大プロジェクトを実行!そこで見えてきたのは、『地下茎』という竹の茎でつながった巨大な竹の地下世界。地下茎をよく見ると、節の部分に5cmほどの間隔でたけのこの芽が。実はこれらの芽のうち、たけのこにまで成長できるのは、200に1つほど。つまり、私たちに届くたけのこは“たけのこの精鋭”なのです。さらに、竹の真下には巨大な根の塊が!2000本もの根が1日20リットルもの水を吸い上げ、1日で最大1mもの成長を支えていると言います。あっという間に竹に成長してしまうため、生のたけのこを食べられる期間は1か月ほど。このはかない食材・たけのこを、1年に1度、旬の春にこそ味わってみてはいかが?

02

えぐみのメカニズムとたけのこ狩りのコツ

たけのこの大敵・・・えぐみ。その正体は科学的に謎な部分が多いのですが、たけのこのえぐみ成分が増えるタイミングは明らかになってきました。1つは『収穫したあと』。切断されたストレスなどによってえぐみ成分が増し、その結果たけのこが持つ糖の甘みを感じにくくなると考えられています。もう一つは『光』。光に当たると光合成の作用によって、えぐみ成分が増えると考えられています。そのため、たけのこ農家は地面から顔を出す前のたけのこを探して掘り出します。たけのこ農園などでたけのこ狩りを行うときは、地面のわずかな膨らみを探して掘ってみましょう!そして収穫したら、えぐみが増える前に、なるべく早めに調理して食べることをオススメします!

03

究極のたけのこ料理“大名焼き”

究極のたけのこ料理“大名焼き”

たけのこの命とされるのが「鮮度」。その鮮度を追求した究極の味わい方の1つが、“大名焼き”です。竹林に生えているたけのこを、切らずにそのままたき火で焼いて食べるというもの。そんな所業、殿様にしか許されなかったために、その名が付いたという伝説が残ります。今回その伝説の料理を再現してみると・・・クリのような甘みとこうばしい香り、シャキシャキの食感が!竹林を焼くのは無理だけど、どうしても食べてみたいというあなたに、ご家庭でもこの味に近づける方法をご紹介!

[材料]

  • 生たけのこ 1本(皮がついたまま)

[作り方]

  1. オーブンの鉄板にオーブンシートをしき、その上にたけのこをそのまま乗せる。
  2. オーブンは200度から250度の温度に設定し、2時間ほど加熱。たけのこの下側のかたいところにすっと竹串が刺せるようになればできあがり。

※外側の皮は真っ黒になっても大丈夫です。味は甘いですがあく抜きをしていないので、 多少のえぐみは残っているかもしれません。食べ過ぎに注意してください。

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野菜

04

時短&簡単!あく抜きの裏技・大根おろし法

時短&簡単!あく抜きの裏技・大根おろし法

[材料]

  • 生たけのこ 1本(皮をむき、料理に合わせた大きさに切っておく)
  • 大根 約1/3本
  • 水 大根おろし汁と同量
  • 塩 大根おろし汁と水を合わせた量の1%

[作り方]

  1. 大根を皮ごとすりおろす。えぐみを抜く効果を高めるために“皮ごと”がポイント。 大根の使うところは、上の部分でも下の部分でもOK!
  2. すった大根おろしをこして、おろし汁のみにする。(大根おろしは別の料理に使ってね!)
  3. 大根おろし汁に同量の水を加え、全体量の1%の塩を加える。
    その中に切ったたけのこを入れ、1~2時間つける。(産地や収穫してからの日数によってえぐみの強弱が変わるので、1~2時間たってえぐみが強ければ、つける時間をのばしてください。ただし、長くつけ過ぎるとたけのこ特有の甘みや香りが減ってしまうのでご注意を!)
  4. たけのこをざる上げし、水で洗い流す(大根のにおいが気になる方は5分ほど水につけ、その後で料理に使ってください)

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野菜

05

料亭の味を再現!?絶品!たけのこの天ぷら

料亭の味を再現!?絶品!たけのこの天ぷら

[材料]

  • 生たけのこ 1本
  • 小麦粉 50g
  • 水  100g
  • 油 適量
  • 塩 適量

[作り方]

  1. たけのこは皮をむいたあと縦1/4に切る。下の方はかたいので8mmほどの薄さにカットし、上の穂先の部分はくし形に切る。
  2. 【大根おろし法】であく抜きする。
  3. 水気を拭きとったたけのこに小麦粉を薄くつける。(※この小麦粉は分量外です)
  4. 小麦粉と水を混ぜたもので衣をつけ、170℃の油で3分ほど揚げる。泡が小さくなったときが、揚げ終わりの目安。
  5. 軽く塩をふって完成!味付けはお好みで。

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野菜

06

シャキシャキ感が別次元!超美味!たけのこごはん

シャキシャキ感が別次元!超美味!たけのこごはん

[材料]

  • 生たけのこ 150g(※サイズにもよりますが、およそ1/4~1/3本。お好みに合わせて量を変えてください)
  • 米 2合
  • 油揚げ(みじん切り) 1枚
  • A
    しょうゆ 大1
    酒 大1
    塩 小1/2

[作り方]

  1. たけのこは皮をむき、根元は角切り、穂先はくし形に切る。
  2. 【大根おろし法】であく抜きする。
  3. 炊飯器に米とAの調味液を入れ、2合の目盛まで水を加えたら一混ぜして、油揚げ、たけのこの順に加える。
  4. 「普通炊き」で炊飯する。早炊きだとたけのこの甘みが引き出せないので、普通炊きで炊くのがポイント

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野菜

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