【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第11号
2005/10/10
博物館からのおしらせ
企画展「鶏民芸品展-秋篠宮コレクション-」
【画像】-秋篠宮コレクション-
-秋篠宮コレクション-
 わが国の皇室は自然環境や生物に造詣が深いことで知られています。
 秋篠宮文仁殿下も(財)山階鳥類研究所総裁や(社)日本動物園水族館協会総裁などをつとめられながら、ナマズの研究や鶏の起源と家禽化の研究をされてこられました。今回の企画展では、秋篠宮殿下が鶏調査の過程で収集された世界各地の鶏民芸品のコレクションを、日本をはじめ世界20カ国あまり約150点展示いたします。これらの民芸品は、多くの国々で人と鶏が共存し、深い文化的また民俗学的な絆を培ってきたことを示しています。
 この展示会を通じて、身近な存在である鶏にちょっと注意を向けてみてはいかがですか。

【日時】10月8日(土)~11月20日(日)9:00~17:00(入館は16:30まで)
【場所】いのちのたび博物館 歴史ポケットミュージアムNo.9・10
【料金】常設展入館料が必要です

室内講座「みんなのDNAを調べてみよう!」(全2回)
【画像】自分のDNAって????一度は見てみたい。
自分のDNAって????一度は見てみたい。
 博物館学芸員と一緒に、自分の遺伝子を使って遺伝子解析を体験してみませんか。自分自身のルーツに出会えるかも・・・・(終了後、採取した遺伝子はお返しします。)
 昨年も大好評で受講できなかった人も多かったこの企画!5人しか受講できないにもかかわらず、毎回多くの応募があります。2回とも参加できる方に限ります。今年はぜひチャレンジしてみては?

【日程】11月6日(日)10:00~16:00/11月13日(日)13:00~15:00
【場所】いのちのたび博物館講座室
【受講料】材料費1,000円
(常設展・駐車場をご利用される場合は別途料金が必要です)
【応募資格】20歳以上で2回とも参加できる方
【募集人員】5名(抽選)
【募集期間】2005年10月25日
【応募方法】往復はがきに、住所、氏名、年齢、学年、電話番号を記入して、あて先まで応募してください。
※電子メールでの申し込み可、電子メールでのお申込みは
http://www.kmnh.jp/event/detail.php?seri=24 の右下の申込フォームで。
【あて先】〒805-0071 北九州市八幡東区東田2-4-1 いのちのたび博物館「DNAを調べてみよう」係
【お問合せ】電話(093)681-1011

博物館バスハイク「有明海のムツゴロウとシチメンソウを見に行こう!」
【画像】一面のシチメンソウ見てみませんか。
一面のシチメンソウ見てみませんか。
毎年、大好評の「有明海のムツゴロウとシチメンソウを見に行こう!」ツアーを大募集!!学芸員がムツゴロウの生態やシチメンソウ・干潟の野鳥の特徴を詳しく解説してくれますよ。おまけに自然に触れ合えて1日を満喫。ぜひ参加してみて・・・・
【開催日】11月19日(土)
【時間】8:30~17:00
(8:30博物館集合、9:00出発、17:00帰着)
【場所】干潟よか公園・海遊ふれあいパーク (佐賀県佐賀郡東与賀町・芦刈町)
【対象】小学生~一般(小学生は保護者同伴)
【参加費】中学生以上3,500円、小学生1,500円
【募集人員】抽選(40人)
【募集期間】2005年11月04日
【応募方法】往復はがきに、住所・氏名・年齢を記入して、あて先まで応募してください。
※電子メールでの申し込み可、電子メールでのお申込みは
http://www.kmnh.jp/event/detail.php?seri=23 の右下の申込フォームで
【あて先】〒805-0071 北九州市八幡東区東田2-4-1 いのちのたび博物館「有明海バスハイク」係
【お問合せ】電話(093)681-1011 

※用意するもの:弁当、水筒、筆記具、ハイキングの服装、あれば双眼鏡

博物館バスハイク「秋吉台ECO(エコ)体験ツアー」 
【画像】秋の行楽にはぴったりの企画です。家族の思い出づくりに是非!!
秋の行楽にはぴったりの企画です。家族の思い出づくりに是非!!
山口県の秋吉台エコミュージアムや科学博物館を訪ね、日本随一のカルスト台地の自然を学ぶとともに、洞窟内で開催される秋のイベントに参加し自然を満喫して見ませんか。
【開催日】10月30日(日)
【時間】8:00~16:40
(8:00博物館集合、 8:10出発、16:40帰着・解散)
【場所】山口県秋吉台(山口県美祢郡秋芳町)
【対象】小学生~一般(小学生は保護者同伴)
【参加費】小学生1,500円、中学生以上3,500円
【募集人員】抽選(45人)
【募集期間】2005年10月15日
【応募方法】往復はがきに、住所・氏名・年齢を記入して、あて先まで応募してください。
※電子メールでの申し込み可、電子メールでのお申込みは
http://www.kmnh.jp/event/detail.php?seri=21 の右下の申込フォームで
【あて先】〒805-0071 北九州市八幡東区東田2-4-1 いのちのたび博物館「秋吉台バスハイク」係
【お問合せ】電話(093)681-1011 

※持ってくる物:弁当、水筒、汚れても良い服装

学芸員の「よもやまばなし」
ダウンとフェザー 羽毛の進化史
【画像】中国で発見された原始的な鳥「孔子鳥」化石:羽毛が残っています。
中国で発見された原始的な鳥「孔子鳥」化石:羽毛が残っています。
「羽を持つ」ことは、鳥類の重要な特徴です。羽には大きく分けて三種類のものがあります。一つは飛ぶための羽で、長くて左右が非対称です。もう一つは体の表面をおおう羽で、飛ぶための羽と似ていますが、短くて左右対称です。これら二つの羽をフェザーと呼びます。三番目の羽がダウンで、軸がなくて根元からすぐに枝分かれします。ダウンは体の保温に役立っています。
恐竜から鳥が現れた時には、最初に恐竜の体の表面をおおっていたウロコが、針のように長く伸びたものが現れました。次にダウンに似た軸の無い羽が現れ、最後にフェザーが出現したようです。飛ぶことができるようになるのはさらに後のことです。つまり、最初の羽は飛ぶためのものではなく、保温や「着飾る」のに役立ったもののようです。


小倉藩士が記録した「黒船来航」の珍聞・珍談
【画像】「横浜日記」表紙
「横浜日記」表紙
嘉永6年(1853)6月3日、アメリカ東インド艦隊司令官のペリーが率いるアメリカ艦船4隻が浦賀に来航しました。「黒船来航」です。その後、度重なる交渉を経て、3月3日に日米和親条約が締結されるに至ります。小倉藩は譜代大名として、信濃国松代藩(真田家)とともに、横浜の会見場所の警衛を担当しました。その記録が「横浜日記」で、毎日の警衛記録のほか、「黒船来航」の現場における興味深いエピソードも記録されています。最初の日米会談が行われた2月10日の宴席では、アメリカ人は箸の持ち方が分からず、箸を握り持って食べたり、両手に1本ずつ持って、ナイフとフォークの要領で食べたりしたそうです。特に米飯を食べるのに苦労したようですね。2月15日の「中食」の際、アメリカ人には握り飯が不人気で、2人で1個しか食べなかったとか。箸は使わなくてもよいはずですが…。一方、大人気だったのが牡蠣でした。オイスターバーがある国ですから、さもありなんというところでしょうか。食事中、アメリカの高官たちはメキシコ戦争の勝利を自慢してアメリカの軍事力を誇っています。高官たちには宴席もかけひきの場、日本側に対する威圧を忘れなかったということでしょう。
「横浜日記」には日米和親条約締結にいたる交渉の推移は記録されていません。小倉藩にはそういう情報は入ってこないのです。でも、小倉藩としては、交渉自体に関わることが任務なのではなく、幕府が行う交渉の場を警衛することが任務なのであって、その中で、様々な情報を集めているわけです。それはまずは任務のためですが、同時に好奇心もあったと思われます。


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秋の恐竜グッズ特集!!
【画像】勉学の秋!!恐竜図鑑で勉強しよう。
勉学の秋!!恐竜図鑑で勉強しよう。
●小学館の図鑑NEO 恐竜(1名様)
最新の情報と詳しい解説がたくさん紹介されている図鑑です。迫力のあるイラストや美しいカラー写真を使っているので、お子様はもちろん、大人の方も楽しめます。恐竜好きの方にはぜひ持っていて欲しい、オススメの一冊です。

●恐竜シール(1名様)
なんと!209枚ものシールがつまった、まるごとシールブックです。NEO恐竜図鑑のイラストから作られたものなので、どれも迫力のあるものばかり。名前シールやメッセージシールなど、種類も形も、もりだくさんです。

●恐竜バッチ(2名様)
とってもかっこいい!合金で出来ているティラノサウルスの頭部のバッチです。洋服につけたり、帽子につけたり、かばんにつけたり・・・楽しみ方も色々です。

※お申し込み期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は、賞品の発送をもって発表とかえさせていただきます。予めご了承ください。

応募のとき、メッセージもいっしょに送って下さ~い。お待ちしてます。

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編集後記
秋本番!秋といって思い出すものは????
【画像】コスモスを見かけたら、立ち止まってじっくり観察してみては。
コスモスを見かけたら、立ち止まってじっくり観察してみては。
 秋といえばコスモス。日本のいたるところで栽培され、私たちの目を楽しませてくれていますよね。植物の学芸員M氏とコスモスの話をしていると「コスモスやひまわりの花は、アサガオのように雄しべや雌しべを花びらが取り囲んだ一つの花のように見えるでしょ。でも真ん中にある花びらのついていない部分(ひまわりでいうとタネが出来る真ん中の茶色い所)には、雄しべや雌しべ・退化した花びらを持った立派な花がたくさんあつまっているんですよ。」とのこと。えっ、「花」ってきれいな花びらがついているものだと思っていました。じゃあ、コスモスはたくさんの花の集合体になるってこと???身近にある花なのに知らないことがあるんですね。

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【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jp
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