【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第11号
2006/08/10
博物館からのおしらせ
「北九州の自然を探る」~自然を見る目を養うための連続講座開講のお知らせ
【画像】館内(自然発見館)の様子
館内(自然発見館)の様子
 秋は教養を深めるためにうってつけの季節です。展示や標本を活用した博物館ならではの講座で自然を見る目を養ってみませんか?
 ※事前申込必要

【講座内容(予定)】※1回につき、2つの内容で講座を行います。
  時間 9:20~12:30(9:20~10:50、11:00~12:30)
 
  9月 3日(日)◆都市の中の森をみる
          ◆川の魚
  9月17日(日)◆都市近郊に生息するけものたち
          ◆身近な野鳥の探し方
 10月 1日(日)◆北九州の両生類
         ◆海の生物
 10月15日(日)◆南から飛んでくる蛾
 

【場  所】いのちのたび博物館 講座室
【参 加 費】無料(駐車場をご利用される場合は別途料金が必要です)
【参加資格】中学生以上(4日間とも参加可能な方)
【定  員】40名
【申込方法】往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、下記まで。※ホームページからも申込可。
【申込締切】8月18日(金)必着
【申込・問合わせ先】いのちのたび博物館「連続講座」係
          〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
          TEL 093-681-1011

博物館ボランティア養成講座のお知らせ
【画像】昨年のボランティア養成講座の様子
昨年のボランティア養成講座の様子
博物館学芸員による展示物についての講義、博物館普及活動の体験やバックヤードの見学などを行う、「博物館ボランティア養成講座」を開講します。
 講座を終了した方は、平成19年度いのちのたび博物館ボランティアとして登録資格を得て、博物館来館者への簡単な展示案内、博物館に関連する折り紙教室や紙芝居などの独自活動、特別展開催時の補助スタッフなどとして活躍していただくことが出来ます。
 博物館の裏側を知りたい方や展示物について詳しく知りたい方、そして何より来館者へもてなしの心でその知識を広めていただける方、ぜひ、博物館ボランティア養成講座を受講してください!!
 ※事前申込必要

 

【日  程】9月17日(日)~12月17日(日)の週1回(各日曜日)、全13回  10:00~12:00
【対  象】18歳以上、週1回以上無理なく博物館に通える方
【定  員】40名
【参 加 費】無料
【募集期間】8月31日(木)まで。当日消印有効
【申込方法】往復はがきに住所、氏名、年齢、性別、その他(応募動機などを簡単に)を記入の上、下記まで。※ホームページからも申込可。
【申込・問合わせ】いのちのたび博物館「ボランティア」係
         住所 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
         TEL 093-681-1011

夏休み教室「植物の名前調べ」
【画像】
 
 植物の観察法や標本の作り方を解説します。
 標本にしたものの、名前のわからない植物があれば、持参していただいても結構です。
 夏休みの自由研究をまだ考えていない人、最後のチャンスです…。
 ※事前申込必要

 
 

【場  所】いのちのたび博物館 講座室
【日  程】8月27日(日)10:00~16:00
【参 加 費】無料(駐車場をご利用される場合は別途料金が必要です)
【参加資格】小学生以上(小学生以下は保護者同伴)
【定  員】30組
【申込方法】往復はがき(1枚に付4名様まで)に住所、氏名、年齢、電話番号、参加者の氏名と年齢を記入の上、下記まで。※ホームページからも申込可。
【申込締切】8月15日(火)当日消印有効
【申込・問合わせ先】いのちのたび博物館「植物の名前調べ」係
          〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
          TEL 093-681-1011

博物館の活動について(幼児教育)
【画像】紙芝居「いのちのたびってなぁに」
紙芝居「いのちのたびってなぁに」
 いのちのたび博物館では、保育所(園)や幼稚園、学校などと連携を図り、博物館を体験学習の場として効果的に活用できるような仕組みづくりを行っています。
 その事業の一環として、幼稚園・保育所(園)等幼児教育の現場で働く先生方と協力して、幼児向けの「博物館利用の手引き」と「紙芝居『いのちのたびってなぁに』」を製作しました。北九州市と近隣地域(中間市、芦屋町、遠賀町、水巻町、岡垣町、下関市)の小学校、保育所(園)、幼稚園、その他関係団体に配布しています。
 なお、この「紙芝居」はいのちのたび博物館ミュージアムショップで販売(850円)もしています。

【紙芝居概要】
 カエルのシュレーゲル博士の案内のもと、3人の子どもたちが博物館に展示されている恐竜の化石や動物の剥製を見て、生物の命の連続性に気づくという内容です。


歴史ぽけっと企画展「襤褸(らんる)-珍しき織布 紙布(しふ)・樹皮布(じゅひふ)
【画像】紙子着物
紙子着物
衣原料がそれほど豊かではなかった時代、人々があらゆる知恵と工夫を凝らして、身近にあるものを利用して作った紙布・樹皮布を紹介します。

 【期 間】9月18日(月)まで
 【時 間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
 【場 所】いのちのたび博物館3階 ぽけっとミュージアムNo.11
 【料 金】常設展料金が必要

 


学芸員の「よもやまばなし」
過ぎたるは・・・
【画像】チョウやガの燐粉(りんぷん)なども舞っていて大変です。でも、うれしそうでしょ?
チョウやガの燐粉(りんぷん)なども舞っていて大変です。でも、うれしそうでしょ?
昆虫の中には、カブトムシやクワガタのように夜活動し、光に集まる種類がいます。この性質を利用して発電機で水銀灯等をつけ、白い幕の前において虫を採集するのですが、出現時期、その時の天候によって集まり方にもかなりの差がでます。時々、小雨の降るような暖かい夜には幕に止まる場所もないぐらいびっしりと集まることもあるのですが、風が吹いたり、満月で、気温が下がる夜等はほとんど飛来しません。ただ、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言のとおり、大飛来の時には、大きな昆虫が入り乱れて飛ぶため、目的の昆虫を採集するのも困難になってしまうので、採集効率は思った程あがらないものです。写真は中国、海南島での夜間採集風景ですが、体中に昆虫がとまり、とんでもない状態になっています。枯葉が混じっているように見えますが、全て昆虫です。

 

         

いしのいろいろ
【画像】薬として使われる石
薬として使われる石
「石頭」…。あまり良い意味で使われることはありませんが、考え方が硬い(融通がきかない)、あるいは石のように硬い頭(頭突きが得意なプロレスラーが時々いますよね)のことを指します。こうした慣用句からも、私たちの生活の中で、石は硬いものの代名詞的な存在であることがうかがえます。
さて、石には硬さの他にも、重い、割れると鋭い、表面がザラザラしている、保温性が高い、などいろいろな特性があります。こうした石の性質をうまく生かして、古来より人はくらしのさまざまな場面で石を利用してきました。特に鉄の道具がない時代には、石は狩りの道具や刃物や工具の材料として欠かせないもので、九州では黒曜石とサヌカイト(讃岐岩)が多く使われていました。特に黒曜石は天然のガラスなので、その割れ口はとても鋭く、鉄の庖丁やカッターに比べても切れ味は劣りません。しかし、石の刃物には弱点があります。石は硬いとはいえ、鉄に比べるともろいので、刃こぼれしやすく、切れなくなったり、壊れたりしても鉄のようにリサイクルできないので、捨てるほかないのです。
 じゃんけんでは石(グー)はハサミ(チョキ)に勝りますが、今では刃物の素材として石が利用されることはほとんどありません。とはいえ、今のくらしの中でも、いまだに現役で活躍している石の道具(例えば砥石)はありますし、他にもいろいろな場面(例えば漢方薬の材料)で石が使われています。身のまわりの石の使われ方を調べてみるのも面白いと思いますよ。

 

私たちの生活に石がどのように利用されてきたかが分かる「石とくらし展」開催中です!

【場  所】いのちのたび博物館ぽけっとミュージアムNo.10
【料  金】常設展観覧料が必要
【開催期間】9月18日(月)まで

【メル博】購読者プレゼント
昆虫グッズのプレゼント♪第2弾♪♪
【画像】お勉強もできちゃう昆虫グッズだよ
お勉強もできちゃう昆虫グッズだよ
【小学館の図鑑NEO 昆虫】1名様
 実物大のきれいなカラー写真とわかりやすい解説で1400種もの昆虫を紹介した図鑑です。新鮮な驚きと新しい発見が生まれそう。お薦めの1冊です。

【昆虫観察カップ】2名様
 カップの中に昆虫を入れて、観察するキットです。
 2段階に拡大ができるので、今まで気付かなかった新しい1面を見つけることができるかも!?
 昆虫の生態について、学んでみませんか?

【昆虫ストラップ】2名様
 ただのストラップではありません。
 後ろに引いて手を離すと手足をバタバタさせながら走ります。その名は暴走昆虫。
 種類は6種類あり、何が入っているかはお楽しみです。

※お申し込み期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は、賞品の発送をもって発表とかえさせていただきます。予めご了承ください。

応募のとき、メッセージもいっしょに送って下さ~い。お待ちしてます。

プレゼントのご応募はこちら
編集後記
夏の特別展「昆虫ワールド・カップ」も好評開催中!
【画像】「昆虫ワールド・カップ」会場入り口にあるチョウで彩られた虹の架け橋
「昆虫ワールド・カップ」会場入り口にあるチョウで彩られた虹の架け橋
 夏休み真っ只中ですね。博物館夏の特別展「昆虫ワールド・カップ」も大盛況です!壁際にずらりと並ぶ標本の数は圧倒されますが、子どもたちはやっぱり生きた虫たちに夢中です。中にはミニ図鑑を持参して、見比べながら観察している子どもさんもいたりします。明らかに子どもさんたちの方が昆虫初心者の私よりも詳しい解説をしてくれんじゃないかと思います。
 でも、やっぱり生き物って不思議な魅力がありますよね。じ~っと見ていると中々飽きないものなのです。特に私のお気に入りは、県立北九州高校魚部の生徒さんたちの活動を展示しているコーナーにいるゲンゴロウです。動きがとってもキュートです。
 期間中毎日特別展会場内で開催してるミニ工作なんかもお勧めです!簡単でありながら、出来上がりはとっても立派なので、小学校低学年以下の子たちには、夏休みの自由研究としても適当ではないでしょうか?
 自由研究の宿題対策には、博物館にも講座などの申込や問い合わせが殺到しています。すぐに定員オーバーになってしまい、抽選になっているのが現状です。夏休みの自由研究ってこんなにも切実だったかと思い返す今日この頃です。


いのちのたび博物館ロゴマーク
【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jp
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