【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第11号
2006/12/10
博物館からのおしらせ
冬の特別展《驚異の地下帝国「始皇帝と彩色兵馬俑展」~司馬遷『史記』の世界》開会間近!
【画像】兵馬俑2号坑の再現映像の一部です。当時はこんなに鮮やかだったのでしょうか!?映像は会場内のシアターで上映します。
兵馬俑2号坑の再現映像の一部です。当時はこんなに鮮やかだったのでしょうか!?映像は会場内のシアターで上映します。
 前号でもお知らせしましたが、今年の冬の特別展は司馬遷「史記」の記述を背景に、春秋・戦国時代から前漢・武帝までの約700年間に焦点をあて、各時代の中国考古を展示紹介します。

今まで土色の世界と思われていた兵馬俑でしたが、1999年に初めて彩色の兵馬俑が発掘されました。彩色の兵馬俑は8体しか発掘されておらず、今回剥落の危険性から中国国内でも常設公開していない彩色兵馬俑の1体が日本にやってきました。 
 そもそも1974年農民が井戸掘りをしていたところ、偶然陶器でできた人形を掘り当てました。その人形は等身大で、青銅製の武器を数多くともなっていました。これが兵馬俑の最初の一体だったそうです。秦の時代の兵馬俑は等身大の大きさで、しかも一体ずつ顔形が異なっています。顔立ちからどこの地辺りの出身かも大体推測できるそうです。実際の兵士をモデルにしていたのではないかとも言われています。
 死後の世界までも現世での栄華を持続しようという権力者の考え方は、エジプトのミイラやピラミッドでよく知られているところですが、中国でも同様だったようですね。始皇帝陵は、現在まだまだ発掘は完全に終了したわけでもないので、一体どれほどの広大なお墓になっているのかは推測の域を抜け出していません。現世でいかに絶大な富と権力を持ち、その生活の継続を願っていたかがうかがい知れますね。

【日 時】平成18年12月14日(木)~平成19年3月31日(土)
     AM9:00~PM5:00(入館はPM4:30まで)
     ※年末年始(H18.12.29~H19.1.1)は休館
【場 所】いのちのたび博物館 
     ギャラリー館・ガイド館・ぽけっとミュージアムNo9・10・11
【料 金】《当日》一般:1,100円 高校・大学生900円 小・中学生500円
     《前売》一般:1,000円 高校・大学生700円 小・中学生400円
        ※前売券はチケットぴあ・ローソン等で発売中

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【日  時】平成19年1月21日(日) (1)10:00~11:30  (2)13:00~14:30
【場  所】いのちのたび博物館
【料  金】無料(常設展・特別展・駐車場利用は別途料金が必要)
【対  象】小学生3年生以上~小学校6年生(保護者同伴のこと)
【定  員】各回5家族(1家族5人まで)※応募多数の場合は抽選
【申込期間】平成19年1月10日(水)まで 当日消印有効
【申込方法】往復はがきに参加希望者全員の住所、氏名、年齢(学年)、電話番号、希望する時間帯を記入の上、下記まで。
※ホームページでの申込可。
※1件につき5名まで。
【申込み先】いのちのたび博物館「DNA」係
         住所 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
         TEL 093-681-1011

常設展内工作コーナーの開設だよ!!
【画像】上手に出来るかな?
上手に出来るかな?
12月~3月の土日祝日は、博物館常設展内に工作コーナーが出来ます! 

 まず、12月と1月は≪クルクル やじろべぇ≫です♪
 針金やストローなど身近な物を使って結構簡単にかわいい“やじろべぇ”が作れちゃいます。出来上がったら、指の上でゆ~らゆら。さらにペットボトルの上に乗っけて、こすったストローなどの静電気を近づけると、あら★不思議!くるくる回り出しちゃいますよ。
 申込等の必要はなく、常設展に入場した小学生以下の子どもさんなら誰でも参加できますので、ぜひ、親子で工作にチャレンジしてみてください!
 楽しいですよ!!

【日  時】平成18年12月16・17、23~28日
      平成19年 1月2~8、13・14・20・21・27・28日
      午前9:00~16:30まで(随時受付、~16:00)
【場  所】いのちのたび博物館 2階休憩デッキ
【対  象】小学校以下(保護者同伴)
【料  金】常設展入場料(駐車場ご利用の場合は別途料金が必要)
【定  員】なし
【申  込】なし

兵馬俑展関連企画≪きみだけの兵馬俑を作ろう≫
【画像】オリジナル兵馬俑を作りましょう!
オリジナル兵馬俑を作りましょう!
 始皇帝と彩色兵馬俑展にどっぷり浸かってしまいたいあなたに朗報です!実際に兵馬俑のミニチュアを作ってしまいましょう!
 作り方はとっても簡単!型に石膏を流し込み、しばらく待って乾燥させます。その後はあなた色に染め上げてしまいましょう!乾くまでちょっと時間がかかるので、その間は館内を見ていただくか、既に乾燥したものも用意していますので、色付け体験だけでもどうぞ!

 

【参加費】1人1回 500円
【対 象】特別展入場チケット持参者

お正月開館のお知らせ
【画像】
新年は正月2日から通常通り開館します♪
 
 寝正月を決め込もうとしたあなた!
 初売りに気合いを入れるつもりのあなた!
 正月休みにうずうずしてるちびっ子たち!
 帰省でお孫さんが遊びに来ているおじいちゃんおばあちゃん!
 ぜひ、博物館にも足を運んでください。
 スタッフ一同首を長くしてお待ちしてますっ!!!
 入口では来年の干支イノシシがお出迎えです。

【休館日】平成18年12月29日(金)~平成19年1月1日(月)


学芸員の「よもやまばなし」
「銅の白鳥」~~始皇帝と彩色兵馬俑展関連マメ知識!~~
【画像】「銅白鳥」 秦時代 前3世紀(秦始皇帝兵馬俑博物館所蔵)
「銅白鳥」 秦時代 前3世紀(秦始皇帝兵馬俑博物館所蔵)
上記でお知らせしている「始皇帝と彩色兵馬俑展」に並ぶ展示資料のうち、もっとも有名な兵馬俑とともに、会場の花(鳥?)ともいえるのが、銅製の白鳥や水鳥です。兵馬俑が実物と同じ大きさで作られたことについてはご存知の方も多いと思いますが、この銅製の白鳥も同じように、まるで生きているかのように写実的に作られています。鳥類担当の学芸員によれば、この白鳥はコブハクチョウという種類であるとのこと。細かい同定ができるのも、資料の写実性がきわめて高いからでしょう。
 10羽近く並んで出土した白鳥や水鳥たちの間には、人工的に作られた川が流れており、始皇帝の「苑」が再現されていたと考えられます。「苑」とは皇帝が狩猟を楽しんだり、後宮の夫人を連れて休息に訪れたりした場所です。いわば宮殿専用の動物園もしくは庭園のようなもので、そのような場所がお墓の地下には作られていたのです。始皇帝の兵馬俑は、兵士や文官、馬車などの軍隊だけでなく、寝殿や陵園をも備えた、まさに地下帝国と呼ぶべき広大なものだったのです。
 いのちのたび博物館に来られた際は、白鳥が長い首をもたげた様子、水中のえさを食べようとする様子、まさに今閉じたかのような羽をじっくり観察してみてください。


【メル博】購読者プレゼント
新年の準備をしましょう!文房具と干支グッズのプレゼントです!
【画像】
【ディノペンケース(写真後方)】 1名様
 トリケラトプス柄のペンケースの中には、トリケラ頭骨のクリップが2個、鉛筆が2本。そしてさらに簡単に恐竜が描ける型が付いた定規も入っています。
 お勉強が楽しくなるかもしれません!

【いもむしペンケース(写真左)】 1名様
 とってもカラフルで、めちゃめちゃかわいいペンケースです。
 布製なので、小物入れとしても使えそうです。
 どっちにしても、お友達から注目されること間違いありません!

【てんとうむしホッチキス(写真左から2番目)】 1名様
 てんとう虫の形をしたかわいいホッチキス。
 小さいけど、ちゃーんと使えます。
 何でもこれでとめたくなっちゃうかも!

≪来年の干支 いのししシリーズ(写真右から3つ)≫

【うりぼうぬいぐるみ】1名様
 つぶらな瞳が魅力。おなかを押すと鳴くよ。

【うりぼうマグネット(赤)】1名様
 写真やメモをはったりできる、かわいい上に実用的。

【うりぼうゆび人形(黄色)】1名様
 おなかに指を入れて遊んでね。でも置いておくだけでもかわいいよ。

 

※お申し込み期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は、賞品の発送をもって発表とかえさせていただきます。予めご了承ください。

応募のとき、メッセージもいっしょに送って下さ~い。お待ちしてます。

プレゼントのご応募はこちら
編集後記
イベント目白押しの時期ですね
【画像】博物館入口では雪だるま親子がWelcome!
博物館入口では雪だるま親子がWelcome!
 さて、12月です。街はクリスマスムードいっぱいですね。そして、あっという間にお正月。なんだか、ワクワクあせあせしてしまう時期です。それにしても1年が過ぎるのは、早いものです。(この前、初売りに出かけたのに、またいかなくちゃ!)子どもの頃はもっと時がゆっくり流れていたような気がするんですけど。
 
 博物館も心ばかりのクリスマス装飾で彩られております。ちょっと顔を出して覗いて行きませんか?

 では、ひと足お先にMerry Cristmas&Happy New Year!!
 来年も引き続き皆さまに楽しいお知らせを配信してまいりますので、よろしくお願いいたします★
 
 P.S.兵馬俑展も見応え充分です。ぜひ見に来て下さい!
 


いのちのたび博物館ロゴマーク
【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jp
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