【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第11号
2007/08/10
博物館からのおしらせ
博物館開館5周年記念特別展「世界最大の翼竜展~恐竜時代の空の支配者」開催中
【画像】映像による解説もあり、とても分かりやすいですよ
映像による解説もあり、とても分かりやすいですよ
 
 もう「世界最大の翼竜展」はご覧いただけましたか?
 謎の多い翼竜について紹介する日本初の展示会!この機会をお見逃しなく!
 皆様のお越しをお待ちしております。

8/11~8/15(土・日・盆)は19:00まで開館時間を延長しますので、いつもよりのんびりご観覧いただけます。
 ※入館は18:30まで
 
【翼竜展関連イベント《はばたけ!つばさくん》】
 翼竜にまつわるクイズとパタパタと動く翼竜工作です。
 クイズで翼竜についての知識を手に入れ、かわいくはばたく翼竜を作っちゃいましょう!夏休みの自由研究に使えるかも!?

★世界最大の翼竜展★
【日  程】平成19年9月2日(日)まで
【場  所】いのちのたび博物館 ギャラリー館
【料  金】当日:一般600円、高大500円、小中400円
      ※前売券はローソンチケット、チケットぴあで発売中です。
      ※常設展は別途料金が必要です。セット券料金もあります。

★はばたけ!つばさくん★
【日  時】平成19年9月2日(日)まで
      (1)10:30~ (2)13:00~ (3)15:30~ 受付は当日各回15分前から会場で先着順
      ※8/25(土)は(1)の回のみ
【場  所】いのちのたび博物館 翼竜展会場前ガイド館
【対  象】翼竜展入場の中学生以下(未就学児は保護者同伴)

夏休み教室「植物の名前調べ」参加者募集!
【画像】疑問解決!
疑問解決!
 植物採集をしたけれど、名前がわからない・・・?という方のために、博物館学芸員が懇切丁寧に解説します。1組30分ずつくらいの解説になります。
 ほかにも、植物の観察の仕方や、標本の作り方を学ぶことができます。
 夏休みの自由研究にもピッタリです。

【日  時】 8月26日(日)10:00~16:00
※時間は博物館で指定させていただきます。
【定  員】 30組(1組5名まで)応募者多数の場合は抽選
【場  所】 いのちのたび博物館 講座室
【対  象】 小学生以上(小学生は保護者同伴)
【参 加 費】 無 料
【募集期間】 8月15日(水)まで。当日消印有効
【申込方法】 往復はがき(1枚につき5名まで)に参加者全員の住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、下記まで。ホームページからも申込可。
【申込・問合わせ】いのちのたび博物館 「植物の名前調べ」係
   住所 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
   TEL 093-681-1011

夏休み教室「化石の調べ方」参加者募集!!
【画像】何が見つけられるかな?
何が見つけられるかな?
 若松区の岩屋海岸で、化石の観察をします。

【持ち物】筆記用具、化石観察ができる道具(ハンマー・たがね・軍手)、古新聞、水筒、帽子

 ※海岸で動きやすい服装でお越し下さい。また、十分な暑さ対策をしておいてください。
 ※雨天中止

【日  時】8月26日(日)13:00~16:00
【対  象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【場  所】若松区 遠見ノ鼻(岩屋海岸) 
【定  員】30名(応募者多数の場合は抽選)
【参 加 費】一人50円(保険代)
【募集期間】8月15日(水)まで。当日消印有効
【申込方法】往復はがき(1枚につき5名まで)に参加者全員の住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、下記まで。ホームページからも申込可。
【申込・問合わせ】いのちのたび博物館 「化石調べ」係
   住所 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2丁目4-1
   TEL 093-681-1011

歴史ぽけっとミュージアム「襤褸(らんる)~布が語る戦争」開催中
【画像】千人針
千人針
 庶民史研究家・堀切辰一氏が30余年にわたり収集した時代布資料「襤褸(らんる)」は、当時の庶民生活を知る貴重な資料です。今回そのコレクションの中から、昭和の戦争に関わる資料約40点を紹介します。
 そのうち、千人針(写真)は、出征する兵士のために、千人の女性たちが赤い糸で結び目を作った腹巻で、これを締めれば銃弾が避けて通るといわれていました。「無事に帰ってきて欲しい・・・」と口に出せない戦時下において、残された女性はこういう形で愛する者の無事を祈ることしか出来ませんでした。
 戦後60年以上が経過した今、戦争を体験した世代は少なくなり、このような資料の持つ意味も忘れ去られようとしています。昭和の戦争に関わる古布資料は戦争中の人々の様々な思いを語り伝えています。

【期 間】平成19年11月26日(月)まで
【時 間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【場 所】いのちのたび博物館 歴史ぽけっとミュージアムNo.11
【料 金】常設展入場料(大人500円 高大生300円 小中学生200円 未就学児無料)

歴史ぽけっとミュージアム「日本の貨幣~難波江初治コレクション」開催中
【画像】左:正徳小判(1両:今の10万円位)、右:明治3年製造20円金貨(近代最初の貨幣制度で造られた最高額面の金貨)
左:正徳小判(1両:今の10万円位)、右:明治3年製造20円金貨(近代最初の貨幣制度で造られた最高額面の金貨)
 博物館が所蔵する故難波江初治氏の資料約460点を紹介します。
 難波江コレクションは、江戸時代は金貨・銀貨・銭貨のほか北九州市域および周辺地域の藩札や私札が充実しています。明治~昭和20年については、ほぼ全種類の紙幣と硬貨がそろっていて、松本清張の作品でも知られている西郷札も展示します。
 今回の展示会は、日本の貨幣の歴史、特に江戸時代以降の歴史を紹介するものとなります。

【期 間】平成19年10月29(月)まで
【場 所】いのちのたび博物館 歴史ぽけっとミュージアムNo.9・10
【料 金】常設展入場料(一般500円、高大生300円、小中生200円)

学芸員の「よもやまばなし」
翼竜展ミニ知識◆世界初公開「ジェホロプテルス」
【画像】実物展示は北九州会場だけ!
実物展示は北九州会場だけ!
 羽毛恐竜の発見で有名な中国遼寧省西部から内モンゴル自治区にかけて広がる白亜紀前期の湖の地層からは多くの翼竜の化石が発見されています。ほとんどが2000年以降、すなわち21世紀に入ってから発見されたものであり、これらの化石が発見されるまでは、翼竜についてはあまり多くのことはわかっていませんでした。
 世界初公開というのは、中国でも公開されたことがなく、今回初めて一般に公開されるということです。今回このような標本が6点中国からやってきました。しかも全てがホロタイプという極めて貴重なものです。(ホロタイプ:学名を与える時に元となった唯一の標本のこと。全ての動物には一つのホロタイプと呼ばれる標本があり、世界のどこかの博物館または研究機関に保存されています)
 ジェホロプテルスというのは「熱河の翼」という意味です。この化石が発見された地層名である熱河層群に因んで命名されました。この地層が分布する熱河省という省名は1956年に廃止され、現在遼寧省西部、河北省北部、内モンゴル自治区南部に分けられています。
 この化石は2002年に内モンゴル自治区で発見されたもので、翼や体毛など化石になり難い軟らかい部分も残っています。これほど保存のよい翼竜の化石は世界でも珍しく、翼の膜がくるぶしまで伸びていたことや後ろ足の指の間に膜があり、水かきのようになっていたこともわかります。ジェホロプテルスは丸い頭と小さい歯、口の周りに剛毛を持つことから昆虫を食べていたと考えられています。中国の翼竜の中で昆虫を食べたと考えられているのはこのジェホロプテルスだけです。
 分類学的には、原始的なランフォリンクスの仲間です。ランフォリンクス類は尻尾が長いのが特徴ですが、その中でもジェホロプテルスは尻尾の短いアヌログナトゥス科に属すると考えられています。
 このジェホロプテルスの化石は極めて貴重であるため、中国からの貸出は2ヶ月間に限定されました。すなわち、今回の巡回展で実物が展示されるのは北九州だけということになります。日本で実物が公開されるのはこれが最初で最後になるかもしれません。ぜひ、この機会にご覧下さい。

 


江戸時代の貨幣事情
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 国際社会の今日、外国旅行や商取引には、円とドル・ユーロなど外国貨幣との交換相場が気になることでしょう。ところが江戸時代の人々は日本国内において、同じような交換相場に悩まされていたのです。
 江戸時代のお金は、金・銀・銅を主材料にした3種類の硬貨です。金貨の代表である「小判」には、「壱両」の額面が刻まれています。金貨の単位は4進法で、1両=4分(歩)=16朱となります。慶長小判の重量は約18グラムですが、金の純度は実に86%余の高品質でした。
銀貨はナマコ型の丁銀(ちょうぎん)と小粒の豆板銀(まめいたぎん)ですが、これには額面が刻まれておらず、しかも大きさは区々であるために、天秤(てんびん)で重さを量って金額をきめました。銀貨の単位は貫・匁(目)・分・厘・・・となりますが、1貫は1000匁、1匁以下は10進法です。丁銀1枚の重量は43匁(161.25グラム)内外ですので、端数は豆板銀で調整しますが、江戸時代初期には、丁銀を鏨(たがね)で切って使ったこともありました。
最も大量に造られ、庶民が日常生活で使用したのが、銅や鉄を材料にした銭(ぜに)です。単位は貫・文で、1貫=1000文となります。小判とともに江戸時代を代表するお金といえば「寛永通宝」でしょう。「寛永通宝」には最小額の1文と4文があり、同じ4文通用では「文久永宝」、外には10文通用の「宝永通宝」、「天保通宝」は100文相当でした。
 徳川幕府は金・銀・銭貨の交換率を、1両=銀60匁=銭4貫文などと定めましたが、時・場所、さらには品質の変化などによって公定相場は一定せず、物価にも影響したのです。各地に両替商が設置され、国際社会さながらの光景が想像できます。
 ちなみに江戸時代のそばは16文。また大凡ですが、1両で米1石(150キログラム)を購入できるとして、米価を比較基準にすれば、1両は現在のお金で7万5千円~10万円位と換算するわけです。


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  翼竜の秘密や魅力が満載!

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  やわらかい素材なので、持って遊ぶのにぴったりです!

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  書くたびにハネがパタパタ動く、かわいい?おもしろい?ボールペンです。



 

※お申し込み期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は、賞品の発送をもって発表とかえさせていただきます。予めご了承ください。

応募のとき、メッセージもいっしょに送って下さ~い。お待ちしてます。

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編集後記
暑さしのぎに博物館へどうぞ
【画像】イブニングツアー中の様子
イブニングツアー中の様子
 毎日暑い日が続きますね。寝苦しい夜の期間も年々長くなってきているような気がします。
 
 去る7月29日(日)に閉館後の博物館で「翼竜展イブニングニュージアム」を開催しました。
 参加者は暗い翼竜展会場をガイド役の学芸員の懐中電灯だけで進む、なんだかわくわくドキドキのひと時を過ごしていただきました。同じ翼竜でも暗い中で懐中電灯の明かりに照らされ、ぼ~っと浮かび上がる姿はまた一味違った迫力でしたよ。

8月25日(土)の夜には、「ミュージアムコンサート~福岡ハイドンとワインの夕べ」もあります。この前、バイオリンの響きを確認に演奏者の方が来館されましたが、静かな博物館内に響き渡る演奏はとても素敵です。今までにない大人のための博物館!お勧めです♪ HPからご応募できます。まだ間に合います!!


いのちのたび博物館ロゴマーク
【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jp
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