【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第11号
2009/02/10
博物館からのおしらせ
春の企画展「ひとと海のものがたり」のお知らせ
【画像】企画展イメージ
企画展イメージ
【概要】
 「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ」 
 海辺を歩くとさまざまな漂着物に出会うことができます。
 島崎藤村の「椰子の実」に歌われるように、海のかなた、はるか遠くにある地への憧れは、古よりひとびとが抱いてきたものでした。実際に多くの文化や宗教、文明などが海をわたって日本にやってきましたし、わたしたちの祖先も新しい出会いや発見を求め、大海原へと漕ぎ出して行きました。
 いっぽうで、海から得られる「恵み」はわたしたちの生活には欠かすことのできないものです。近海や浜辺で獲れる魚や海草などははるか昔から食べられていた貴重な食料でした。
 海をめぐる世界は多様で、美しく、そしてとても深いものです。
 本展ではひとと海の歴史的なかかわり、そして海から得られる恵み、そこに息づく生きものたちについて、“ひと”と、“いきもの”の両方の視点から迫りたいと思います。 

【会 期】 平成21年3月1日(日)~5月10日(日)
【場 所】 いのちのたび博物館 ギャラリー館
【料 金】 常設展チケットでご覧いただけます。

いのちのたび博物館・JAMSTEC共催 第4回海と地球の研究所セミナー「深海の驚異」開催のお知らせ
【画像】しんかい6500の画像
しんかい6500の画像
 深海の環境と、そこに生息する深海生物、化学合成生物群集などについて、潜水調査船のパイロット、水中音響、地球化学、生物そして化学の専門家がわかりやすく紹介します。
往復はがきまたは、リンク先ページの応募フォームに次のことを書いてください。(1枚もしくは1回につき1人まで応募可能)※当日受付も可能ですが、先着順(定員になり次第受付終了)となります。
参加者の住所・氏名・年齢(学年)・電話番号。
【往復はがき応募先】
 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2-4-1
 いのちのたび博物館 「深海の驚異」係
【お問い合わせ】Tel.093-681-1011
【講演会の内容についてのお問い合わせ】
 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
 045-778-5319

歴史ぽけっとミュージアム「写真で見る装飾古墳(熊本県の部)展」
【画像】熊本チブサン古墳
熊本チブサン古墳
 熊本県の装飾古墳を、1960年代に撮影された貴重な写真資料で紹介します。
【期 間】1月17日(土)~5月31日(日)
【場 所】いのちのたび博物館 歴史ぽけっとミュージアム(館内3F)
【料 金】常設展チケットでご覧いただけます。

歴史ぽけっとミュージアム「中世門司文書 修理報告展」
【画像】門司国親書状 修理前・修理後
門司国親書状 修理前・修理後
 中世の北九州市東部を統治した門司氏に伝わる、福岡県指定文化財「門司文書」を、修理報告を兼ねて紹介します。
【期 間】 1月17日(土)~4月12日(日)
【場 所】 いのちのたび博物館 歴史ぽけっとミュージアム(館内3F)
【料 金】 常設展チケットでご覧いただけます。

歴史ぽけっとミュージアム「襤褸 新しいいのちへの贈り物」展
【画像】堀切コレクション「襤褸」から
堀切コレクション「襤褸」から
 堀切コレクション「襤褸」の中から、子供の「誕生」と「成長」に焦点を当て、贈られた布に込められた人々の想いを紹介します。
【期 間】 1月17日(土)~4月12日(日)
【場 所】 いのちのたび博物館 歴史ぽけっとミュージアム(館内3F)
【料 金】 常設展チケットでご覧いただけます。

学芸員の「よもやまばなし」
地質調査スタイル
【画像】地質調査スタイルでかためた、筆者の後ろ姿
地質調査スタイルでかためた、筆者の後ろ姿
 私の担当は、地層およびそこに含まれる化石などについてです。野外へ地層や化石の調査に出かけるときには、調査をしやすいように独特の装備を身につけます。地質調査スタイルは、基本的な点は多くの研究者で共通していますが、細かい点ではそれぞれの人により独自の工夫がされています。
 山の中での本格的な調査の際の私の調査スタイルを、項目ごとに簡単に説明すると次のようになります。<ぼうし>直射日光やクモの巣を避けるためにぼうしをかぶります。場所によってはヘルメットの場合もあります。<服>藪の中を歩いたり、蚊やアブの多いところに行ったりするので基本的に長袖です。<ズボン>沢の中をジャブジャブ歩くことが多いので水を含んでもあまり重くならない長ズボンです。<靴>滑りやすいところに行ったり崖を登ったりすることもあるので、スパイクのついた靴や地下足袋です。また、沢の中を歩くので、中に入った水がすぐにぬけるような靴を選びます。<リュック>たくさんの化石が採れたときに備えて、大きなリュックを持っていきます。<調査道具>ハンマーやタガネ、折尺、クリノメーター(地層の姿勢を調べる道具)、鉛筆、調査ノートなどは頻繁に使うので、すぐに取り出せるように腰にぶら下げたケースやかばんに入れて持っていきます。<その他>熊などに遭遇しないように、かばんに鈴などをつけます。
 何人かで調査に行くと、服装からその人の調査の進め方などがある程度わかることもあります。また、他の人の調査スタイルの良いところを参考にしたりもします。
(文:御前学芸員)


【メル博】購読者プレゼント
「和」ンダフル、のプレゼント
【画像】【写真上段】ちりめん柄メモ帳、【写真下段】左側、小倉織巾着袋、右側、手鏡
【写真上段】ちりめん柄メモ帳、【写真下段】左側、小倉織巾着袋、右側、手鏡
・小倉織巾着袋(飴入り)  1名様
小倉の伝統工芸品小倉織。モダンなデザインの巾着袋です。
バックの中でも邪魔にならないサイズなので、小物入れとして重宝しそう。しかもフルーツ飴入りなので、二度美味しい!

・手鏡  1名様
ちりめんの生地が使われている手鏡。古臭さを感じさせない素敵なデザインです。やさしい和の香りがする匂い袋とセットになっています。

・ちりめん柄メモ帳 各1名様
レトロで華やかな友禅柄が描かれたメモ帳です。着物型と四角型の2種類あります。
これを使えば、何気ないメッセージも、いつもより少し品よく
伝わるかもしれません。

※お申し込み期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は、賞品の発送をもって発表とかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。

応募のとき、メッセージもいっしょに送って下さ~い。お待ちしてます。

プレゼントのご応募はこちら
編集後記
メル博担当者のよもやま話
【画像】あ、みつかった・・・
あ、みつかった・・・
 メル博前号(58号)でご紹介しましたように、1月9日(金)から12日(月・祝)まで、JR小倉駅のJAM広場で「八幡・東田ミュージアムパーク展」を行いました。私も初日に小倉駅でスタンバイいたしました。結構着こんで行きましたし、お昼にみそラーメン食べて、最初は汗かくぐらいに暑かったんですけど、だんだん寒くなってきてお昼過ぎには体の芯まで冷えてきました…。それでも、ティラノサウルスの頭骨に興味津々の方、「小倉のお殿さま、見に行きますよ」とおっしゃってくださった方など、博物館に興味を持たれた方がたくさんいらっしゃって、私も「やってよかったうんうん」とうなずいてしまいました。
 それにしても、博物館の知名度は、まだまだ上げなきゃいかーん、と思います。北九州市内の方でも「まだ1回も来たことない」という方も、「博物館て、どこ?」という方もいらっしゃると思います。また、近隣の県の方も、「へー、北九州にこんな博物館あるんだー」という方はたくさんいらっしゃると思います。そこで、メル博をご愛読の皆様にお願いします! 近くにお住まいの方も、遠くにお住まいの方も、ぜひぜひ「いのたび」を宣伝してくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします!
 最後に、「博物館カレンダープレゼント」はおかげさまをもちまして、盛況のうちに無事終了することができました。正月先着でカレンダーをゲットされた方、カレンダーをプリントアウトして持ってきてくださった方、どうもありがとうございました~。


いのちのたび博物館ロゴマーク
【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jpお問い合わせフォーム
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