【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第103号
2012/10/10
博物館からのおしらせ
秋の特別展 「いのちのたび博物館 10年のあゆみ」
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 いのちのたび博物館は、平成14年11月3日にこの地に誕生し、今年で10年を迎えます。秋の特別展では、開館以来10年間に収集・修復または研究が進んだ標本や資料を精選し、その価値や魅力をわかりやすく解説して、北九州市の自然や歴史と博物館のあゆみを紹介します。
 
 期間中、『開館10周年記念イベント』を次のとおり行います。皆様お誘い合わせの上是非お越しください。
【期 間】11月3日(土)・4日(日)
【時 間】11月3日(土)10:30~14:00
        4日(日)10:00~16:00
【内 容】11月3日 記念式典、記念コンサート、記念講演会(自然史系)
     11月4日 学芸員ギャラリートーク、記念コンサート、記念講演会          (歴史系)
【料 金】11月3日・4日の両日は、特別展・常設展ともに観覧料無料です!

【開催期間】10月20日(土)~12月2日(日)
【時  間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【場  所】いのちのたび博物館 ギャラリー館
【料  金】特別展観覧料
      一般300円 高・大学生200円 小・中学生100円
      セット券(特別展+常設展)
      一般600円 高・大学生400円 小・中学生250円

歴史ぽけっと企画展 「滄桑巨変 大連都市発展の写真展」
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 近代に急激な発展を遂げた大連市の歴史と現在の姿を新古の写真で紹介する展覧会です。
 中国・大連市の旅順博物館が開館95周年を記念して企画しました。
 北九州市立自然史・歴史博物館の「東アジア友好博物館」として交流を進めている旅順博物館と韓国・仁川広域市立博物館の3館による第1回の巡回企画展になります

【開催期間】10月26日(金)~11月25日(日)
【時  間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【場  所】いのちのたび博物館 3階歴史ぽけっとミュージアム 
【料  金】常設展観覧料が必要
      一般500円 高・大学生300円 小・中学生200円

室内講座 恐竜学講座・その2
【画像】http://www.kmnh.jp/event/detail.php?seri=532
http://www.kmnh.jp/event/detail.php?seri=532
恐竜の進化と環境についての、やや大人向けの講座です。 

【開催日】11月17日(土) 
【時 間】13時~14時30分
【場 所】いのちのたび博物館
【定 員】20名
【対 象】中学生以上
【料 金】無料

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

たいけん講座 「『けもの』の毛と骨の観察」
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 北九州近郊にすんでいるいろいろな「けもの」(哺乳類)の毛を実体顕微鏡で観察します。また、頭の骨もくらべます。

【開催日】11月18日(日) 
【時 間】:13時~15時
【場 所】いのちのたび博物館
【定 員】12名
【対 象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【料 金】無料

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

ジオ・ツアー 「学芸員とめぐる北九州周辺の化石産地と代表的地層!」
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 北九州市の代表的な地層がみられる平尾台や皿倉山、若松北海岸などをバスで巡りながら、北九州市の豊かな大地の多様性を紹介します。

【開催日】11月23日(金・祝)
    ※小雨決行(悪天気中止) 
【時 間】9時00分~17時30分
【集合・解散場所】いのちのたび博物館
【定 員】40名
【対 象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【料 金】大人3,000円 小学生1,000円 

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

学芸員の「よもやまばなし」
韓国にカンムリウミスズメの繁殖地を訪ねて
【画像】【写真左】韓国九窟島【写真右】九窟島のカンムリウミスズメ斃死体
【写真左】韓国九窟島【写真右】九窟島のカンムリウミスズメ斃死体
 カンムリウミスズメは全長24センチの海鳥で、長く伸びた冠羽が特徴です。世界的に個体数が少なく絶滅の恐れがあり、日本の天然記念物にも指定されています。分布は日本周辺に限られ離島で繁殖します。これまでに確認された繁殖地の島は、国内では伊豆諸島や九州周辺などの19ヶ所、韓国では1ヶ所で、ロシアに可能性のある地域が1ヶ所あります。
 うれしいことに今年3月に韓国唯一のカンムリウミスズメ繁殖地を訪れる機会がありました。そこは韓国本土から南西に120kmも離れた外洋に浮かぶ九窟島(ググルド)という無人島です(写真左)。幅400m、長さ530m、面積13.5ha、最高標高128mの小さな島です。1986年にこの島でヒナ2羽と親鳥2羽が捕獲され、韓国でのカンムリウミスズメの繁殖が初めて確認されました。しかしその後の繁殖状況は不明のままでした。ところが2011年5月に韓国渡り鳥研究センターの研究員が、25年ぶりに九窟島でカンムリウミスズメの繁殖を再確認したのです。
 同センターの所長さんと知り合う機会があり、今年3月21日に、アメリカのD. ウィットワース氏とカナダのH. カーター氏と一緒に九窟島に上陸し、同センターの研究員らと共同調査を行ないました。同島では近縁種のウミスズメも数多く繁殖していてその営巣状況を見ることができ、またハヤブサに襲われたのか、カンムリウミスズメの斃死体(写真右)も確認できました。夜には、ウィットワース氏とカーター氏が開発したスポットライトサーベイ法というウミスズメ類用の夜間海上センサスを行ない、両種が混在した状態でのセンサス結果を得ることができました。その様子は韓国KBSテレビの全国ニュースやインターネットで広く放映されました。また、8月24日には韓国モッポ市で開かれた渡り鳥シンポジウムで調査結果が発表され、私も含め日本人研究者ら6名が参加しました。今後も韓国と共同でカンムリウミスズメの調査を継続していくつもりです。
(自然史課学芸員 武石 全慈)


古墳の中のようす
【画像】当館の日明一本松塚古墳実物模型
当館の日明一本松塚古墳実物模型
 いのちのたび博物館の常設展には北九州市小倉北区にある日明一本松塚(ひあがりいっぽんまつづか)古墳の実物大模型があります。横穴式石室という石で造られた墓室(ぼしつ)ですが、中に入ると自動的に電気が点く仕掛けになっています。たまに怖がって入られない方もおられますが、中には恐ろしいものがあるわけではありません。
 1年ほど前に内部の床面に、イラストが描かれたカーペットを新たに敷きました。古墳時代の姿を厳密に復元できているわけではありませんが、埋葬当時の様子をうかがうことができるようになりました。ここでは、どこからどのような土器が出たのか、馬具や大刀はどのあたりにあったのかを見ることができますが、一番のポイントは遺体のイラストです。
 皆さんは漠然と遺体は木の棺に入っていたのだろうと考えていませんか?実は研究成果によれば、九州地方の古墳には木棺があまり用いられないことがわかっています。近畿の古墳では木棺の出土例もありますが、当時の九州の人びとは木棺を好まなかったようです。
 では遺体はどういう状態で埋葬されていたのでしょうか。木製品や布製品などは1500年も前のものですので、腐ってなくなってしまうことが多いのですが、少し残った断片の痕跡などから推測して、板のようなものに乗せたり、布でくるんだりして埋葬していたと思われます。『古事記』のイザナミ・イザナギの話の中に、黄泉の国にイザナミを迎えに行ったイザナギが、腐ってウジの湧いたイザナミの様子を目撃するシーンが描かれます。これは当時、同じ石室を何代にもわたって使用していたことから、頻繁にそのような事態に遭遇していたものを反映したと考えられます。
 実際の石室はもっと暗くて埃っぽく、カビ臭く、ゲジゲジやコウモリなどの棲み家となっていますが、いのちのたび博物館の実物大石室は清潔そのものですので、ぜひ中に入って黄泉(よみ)の国を疑似体験してみてください。
※実際の日明一本松塚古墳には入ることができません。                            (歴史課学芸員 宮元 香織)


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小倉織をあしらったかわいいトートバックです!
【画像】小倉織 ミニトートバック
小倉織 ミニトートバック
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手織りの小倉織がワンポイントデザインされたミニバック。草木染め(アカネ)で染められていて、きれいなピンク色です。お弁当入れとして、またお財布などの小物を入れるのにぴったりなサイズです。

※ お申し期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。あらかじめ、ご了承ください。

応募のとき、メッセージも一緒に送って下さ~い。お待ちしてます。

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編集後記
秋の七草
 
春の七草と言えば、年明けに食べる七草粥のおかげで、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ、と口をついて出る。一方、秋の七草のオミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギについてはすらすら答えるのは難しい。さる園芸家による覚え方は、頭文字をとって「オスキナフクハ(お好きな服は)?」だそうだ。これなら覚えられるのでは?


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【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jpお問い合わせフォーム
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