【メル博】ロゴマーク いのちのたび博物館メールマガジン 第105号
2012/12/11
博物館からのおしらせ
歴史講演会 西アジア考古学
 筑紫女学園大学教授 大津 忠彦 先生による西アジアの考古学についての講演です。当日受付ですので、皆さん奮ってご参加ください。

【開催日】12月15日(土) 
【時 間】13時30分~15時30分
【場 所】レインボープラザ レインボーホール
     八幡東区中央二丁目1-1
【定 員】200名
【対 象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【料 金】700円(資料代)
【申 込】当日先着順受付

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

歴史講演会 三韓時代の考古学
【画像】        チマチョゴリ
        チマチョゴリ
 韓国考古学の第一人者である釜山大学校教授 申 敬澈(シン ギョンチョル)先生による三韓(高句麗、新羅、百済)時代の考古学の講演です。当日受付ですので、奮ってご参加ください。 

【開催日】1月19日(日) 
【時 間】13時30分~15時30分
【場 所】八幡東生涯学習センター 講堂
     八幡東区平野一丁目1番1号
【定 員】150名
【対 象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【料 金】700円(資料代)
【申 込】当日先着順受付

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。
      

野外観察会 ズグロカモメを見る!
【画像】           ズグロカモメのイラスト
           ズグロカモメのイラスト
 曽根干潟で絶滅の恐れのある渡り鳥であるズグロカモメなど干潟の冬鳥を観察します。

【開催日】1月27日(日) 
【時 間】8時30分~12時
【場 所】曽根干潟(小倉南区曽根新田)
     集合:西鉄バス曽根新田バス停わき
     解散:現地
【定 員】なし
【対 象】どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
【料 金】50円(保険料)

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

野外観察会 カワセミを見る!
【画像】       今年2月の野外観察会にて(参加者撮影)
       今年2月の野外観察会にて(参加者撮影)
 紫川でカワセミや冬の水鳥を見ます。

【開催日】2月17日(日) 
【時 間】9時~12時
     ※雨天中止:中止時には当日7時30分に館から電話連絡をします。
【場 所】紫川流域(小倉南区蒲生三丁目青嵐橋~小倉北区南丘一丁目北方大橋)
     集合:北九州モノレール守恒駅
     解散:現地(小倉北区南丘)
【定 員】なし
【対 象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【料 金】50円(保険料)

申込方法などは博物館ホームページからご確認ください。

臨時休館のお知らせ
【画像】
 平成24年12月3日(月)から平成25年3月22日(金)まで、館内リニューアル工事のため休館します。休館中はご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。来年3月23日(土)にリニューアルオープンします。どうぞご期待ください!
 


学芸員の「よもやまばなし」
キックオフ!北九州市内をめぐる「ジオ・ツアー(いのちのたび博物館バスハイク)」
【画像】     ジオ・ツアーでは、帆柱ケーブルにも乗車
     ジオ・ツアーでは、帆柱ケーブルにも乗車
 さる11月23日(金・祝)、冷涼な風が舞う中、いのちのたび博物館バスハイク「ジオ・ツアー:学芸員とめぐる北九州周辺の化石産地と代表的地層!」を実施しました。ご参加いただいた方々、本当に有難うございました。また応募が多く抽選となったため、ご参加いただけなかった方々、また同様なイベントを企画しますので、その時は是非ご応募を宜しくお願い致します。
 ところで「ジオ・ツアー?」。初めて聞かれる方も多いと思います。
 ジオ(Geo)とは「地球,大地,地質」を意味し、ジオ・ツアーは、それらの面白みを満喫できるポイント(ジオ・ポイント)を周遊することを指します。
 今回のジオ・ツアー(いのちのたび博物館バスハイク)は、幸い天候にも恵まれ、2012年3月に北九州市内でほぼ50年ぶりに福岡県の天然記念物(地質・鉱物)に指定された「岩屋・遠見ケ鼻の芦屋層群」(若松北海岸)の化石観察をはじめとし、山田緑地(森の家)、平尾台、皿倉山などを巡りました。
 いのちのたび博物館を中心に北九州市を東から西へ。
 ちょっと欲張り、約3億年前のサンゴ礁の生き物たちがつくった平尾台の石灰岩や、約1億3000万年前の恐竜時代の湖の地層が広がる山田緑地周辺、約3000万年前の海の時代を記録した若松北海岸、さらに皿倉山から洞海湾周辺に発達した街並みを遠望、美しい紅葉など初冬の北九州の自然美を満喫しました。
 北九州市は意外に広い。
 ススキが揺れるカルスト台地、白波のたつ響灘。
 海の幸、山の幸にめぐまれ、人々がにぎわう北九州市。
 まだまだ良いところ所が沢山あります。
 門司の梅花石岩層、戸畑の夜宮の大珪化木などなど。
 今回のジオ・ツアーでは、参加者の方々から多くの情報をいただきながら、ジオ・ツアーを共に楽しみました。
 これからも皆さんと一緒に、パスやドリブル、いや時にはキャッチボールを楽しみながら、北九州市の良さを発見、紹介する多彩なイベントを企画できればと思っています。
(自然史課学芸員 太田泰弘)

 


北九州の青銅器文化 (於 東京国立博物館 10月30日~3月10日)
【画像】    上 広形銅矛 下 重留遺跡広形銅矛出土状況 
    上 広形銅矛 下 重留遺跡広形銅矛出土状況 
 現在東京国立博物館平成館1階の考古展示室において「北九州の青銅器文化」の企画展示が行われています。会期は、平成24年10月30日~平成25年3月10日までです。
 これは、平成24年度の考古相互貸借事業として実施されているもので、北九州市立いのちのたび博物館・北九州市立埋蔵文化財センターが所蔵・保管する青銅器25点と東京国立博物館が所蔵する北部九州関係の青銅器計50点で構成されています。
 北九州市からの出展資料は、小倉城二ノ丸家老屋敷の箱式石棺副葬の細形銅剣、小倉城下屋敷遺跡1号石棺出土長宜子孫内行花文鏡、重留遺跡出土広形銅矛、冷水出土銅矛2点など弥生時代から古墳時代初期にかけての青銅器など25点です。
 北九州は、地理的位置関係などから、前述細形銅剣や遼寧式銅剣の再加工品など青銅器文化の初期の資料が出土しています。一方、北部九州の弥生時代文化の中では甕棺墓の文化が及ばなかった地域です。地理的位置や内容などから考えれば、瀬戸内の弥生文化に近い文化、あるいは北部九州と瀬戸内を繋ぐ役割を担っていた地域と考えられます。すなわち弥生時代後期には、朝鮮半島南部や対馬に分布しているような広形銅矛なども埋納されて出土しています。広形銅矛は、北部九州から四国に分布しており、北九州の役割が大きかったことが考えられます。
 北九州東南部の地域は、古代は「企救(きく)」国と呼ばれた地域で、銅文化が有名でした。
平尾台などの石灰岩地帯が広がり、スカルン鉱床の分布が見られることから銅が産出するためです。今後このような古代の銅文化がどこまで遡るかが北九州での青銅器文化を考える焦点の一つになるといえます。
(歴史課学芸員 松井和幸)

 


【メル博】購読者プレゼント
新年にふさわしいプレゼントです!
【画像】写真左 古布風小銭入れ  写真右 干支しおりとちりめんシール
写真左 古布風小銭入れ  写真右 干支しおりとちりめんシール
・干支しおり & ちりめんシール梅   1名様  
 来年の干支、へび柄のしおりは、和紙に手書きで描かれています。シールはお手紙の封をしたり、ラッピングにつかったり、活用できます。

・古布風 小銭入れ     1名様
 がま口の小銭入れです。鈴もついています。
 新しい年を新しい小銭入れで迎えませんか?

※ お申し期間は、発行日から10日間です。
※なお、当選者は賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。あらかじめ、ご了承ください。

応募のとき、メッセージも一緒に送って下さ~い。お待ちしてます。

プレゼントのご応募はこちら
編集後記
良いお年を・・・
 今年も1年間ご愛読いただきありがとうございました。早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。年の瀬を迎え何かと気ぜわしくなりますが、皆様はいかがでしょうか?
 さて、今年は当館も11月に10周年を迎え、大きな節目の年となりました。これを機に館内をリニューアルすることなり、来年3月22日まで休館させていただくこととなりました。皆様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、3月23日には新しくなった博物館でお会いできることを、今から楽しみにしております。では、良いお年をお迎えください。
 


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【発行】北九州市立いのちのたび博物館
  〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
  TEL : (093)681-1011 FAX : (093)661-7503
  URL : http://www.kmnh.jpお問い合わせフォーム
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