新型キックスとキャンプ女子のマイキャンさんと、
初めての“冬キャン”にチャレンジしてみた

キャンプのオンシーズンは、冬なの!?

ひとりで黙々と薪を割ったり、火起こしから焚き火をしたり、自然の中で過ごす時間を丁寧に楽しむ姿と、キュートなルックスで人気のキャンプ女子、マイキャンさん。彼女はなんと、「キャンプのオンシーズンは、冬です!」と断言するではないですか。キャンプは夏専門だったカービュースタッフ・ツジくんと、キャンプは大勢でワイワイやりたい派の私は、彼女のYouTube『マイキャンちゃんねる』のファンだったものの、「ホントですかぁ?」と半信半疑。そこで、マイキャンさん指導のもと、冬キャンプを初体験してみることになった。

冬キャンプの相棒としてクルマを選ぶ条件は3つ。運転は超久しぶりであんまり自信がないと言うマイキャンさんでも取り回しがラクで、運転しやすいコンパクトサイズであること。キャンプ場のオフロードや凸凹道でも気にならない最低地上高と、高速道路をはじめとする往復のロングドライブでも、安心できて快適で、おまけに燃費もいいこと。そしてもちろん、キャンプ道具がたっぷり積めるラゲッジルームがあること。この条件にぴったりだったのが、エンジンで発電して電気で走る「e-POWER」を搭載する、コンパクトサイズのクロスオーバーSUV、「日産 キックス」だ。

マイキャンさんのキックス第一印象は、かなり高得点。パッと目に鮮やかなボディカラーや、オシャレで上質なツートーンインテリアにテンションもアップ! ラゲッジには、大きなテントふたはりや寝袋、テーブル、椅子、調理道具に焚き火台など、大人3人で1泊できるキャンプ道具がすっぽり収まる実力にビックリ。さっそく、マイキャンさんにハンドルを握ってもらい、出発だ!

【動画】チャプターリスト
0:00 マイキャンさんと一緒に“世界を広げよう”
1:39 ラゲッジには荷物がどのぐらい積めるの?
3:09 オシャレな内装にテンションアップ!
4:31 シートポジションを合わせてみた
5:59 ドッキドキの「e-POWER」初体験!
8:38 静かなのにパワフル! 首都高だって怖くない
12:23 テレレレッテレー♪ 「プロパイロット」に大興奮!!
14:08 ボケたらすぐツッコんでくれる!?
15:40 自然のなかでは悪路走破性やマナーモードが活躍
16:46 いよいよ冬キャンプスタート!
17:56 「こんな人と結婚したーい!」

ラゲッジ容量は、カテゴリートップクラスの423Lを確保。たとえばMサイズのスーツケース(675×452×250mm)なら4個、9インチのゴルフバッグなら3個をすっぽりと積載することができる。
単純なガソリン車ではモタモタしてしまうような場面でも、電気モーターの特性を活かしたキックスなら、アクセルを踏み込んだ瞬間からパワフルかつキビキビと加速してくれる。
華やかかつ上質なインテリアは、乗るたびに心を晴れやかにしてくれる。広々とした視界や日本の道にフィットするボディサイズ、e-POWERによるリニアな加速感なども相まって、多くの人にとって運転しやすいコンパクトSUVになっている。

初めてのe-POWERドライブにテンションUP!

キャンプも運転も基本が大事ということで、まずはマイキャンさんにぴったりの運転ポジションをレクチャー。キックスはシートの前後&高さ調整や、ハンドルの位置を変えられるチルト&テレスコピックも付いているから、小柄なマイキャンさんも大丈夫。はじめに、背中とお尻をぴったりとシートにくっつけながら、右足でいっぱいまでブレーキペダルを踏んだ状態で、軽くヒザが曲がる位置にシートを前後調整。次にハンドルの9時15分の位置を両手で握り、ヒジが軽く曲がる位置に、背もたれの角度を調整。視界がなるべく高く、メーターが隠れないようにハンドルの位置を調整し、最後にヘッドレストのてっぺんと頭のてっぺんが同じ高さになる位置に合わせたら、適切な運転ポジションの完成だ。

「わ、だいぶ視界が広がって、操作もしやすくなりました」と少し緊張がほぐれてきたマイキャンさん。安全確認をしたら、いよいよ市街地を走り出す。発進直後からたっぷりのパワーがありながら、とてもなめらかで自然な加速フィールが味わえる「e-POWER」に、マイキャンさんも「すごく軽やかですね」と感心。1.2Lエンジンを発電専用に搭載して、電気でモーターを動かして走るという仕組みはよくわからなくても、乗ってみればその良さは一目瞭然。「こんなにたくさん荷物を積んでいるから、もっと重い感じかなと想像してたんですけど、ぜんぜん余裕ですね」と驚いている。

だんだん慣れてきたところで、今度はe-POWERの特徴でもある走行モードの違いを体験。まず「S(スマート)モード」のスイッチを押すと、これまでのノーマルモードよりアクセルペダルを戻した時の減速力が強くなり、アクセルを踏んだ時の加速レスポンスも速くなる。そのおかげで、アクセルペダルの操作だけで加速・減速のメリハリがつけやすく、ブレーキペダルを踏む回数が減るので、ノロノロ渋滞でラクになったり、山道でラクに安全に走りが楽しめるのが特徴だ。

もう1つは「ECOモード」。これは名前の通り、減速力を強めつつ、加速レスポンスは控えめにして、燃費や静かさ優先で走ることができるモード。マイキャンさんも2つを比べて、「ちゃんと違いがわかります!」と感心していた。さぁ、もうすっかりe-POWERに慣れたようなので、キャンプ場を目指して高速道路へGO!

エンジンが発電してモーターで走る。「e-POWER」ならではの新鮮な走りには、病みつきになる魅力がある。キックスでは従来よりも出力が約20%向上され、モーター最高出力129ps/モーター最大トルク260Nmを発生する。
「ゼログラビティシート」は、カラダをしっかりサポートしながら、カラダに負担をかけない快適性が魅力。シート&ステアリング調整機構が充実しているため、さまざまな体型の人が最適なドライビングポジションを確保できる。
同カテゴリーに分類されるコンパクトSUVの中でも、キックスの後席スペースはひと際ゆったりとしている。後席は6:4の分割可倒式で、ラゲッジ側からでもカンタンに前倒しできる。

プロパイロットのおかげで高速道路もリラックス

キャンプ場へ向かう道中も楽しいけれど、やっぱりキャンプは到着してからが本番。テント張りや薪割り、料理の準備などやることが山盛りだから、なるべく運転はラクにさせてもらって、体力気力を温存しておきたいところ。そんな時にぴったりなのが、自動でアクセル・ブレーキ・ハンドル操作を制御して高速道路の運転をサポートしてくれる「プロパイロット」だ。

カメラとレーダーで前を走るクルマと白線を認識してくれるので、ドライバーはハンドルに手を添えていれば、足をペダルから離してもOK。今回、プロパイロット初体験というマイキャンさんは、最初は「ほんとに大丈夫なんですよね? 足を離していいんですよね?」とかなりビビリつつ、キックスが前のクルマを認識して追従走行を始めると、「うわ~~、ほんとに走ってる! すごい!」と大騒ぎ。「なんだか、私のほかにもう1人、すごく頼りになる人が運転を助けてくれているみたい。高速道路をこんなにリラックスして運転したの、初めてです」と、すっかりプロパイロットに惚れ込んだ様子だ。

また、意外にも実はe-POWER初体験だというツジくんに運転を代わると、「おぉ~、こんな感じなんっスね、なるほどなるほど」と何度もうなづいている。追い越しや車線変更など、欲しいところで瞬時にパワフルな加速フィールが得られるところや、軽快な身のこなしで思い通りに操れるハンドリングにも感心して、「なんか、運転がウマくなった気分っス」と大満足のようだ。

そして全員一致で感心したのは、車内がとても静かなこと。発電のためにエンジンがかかるタイミングを、なるべくノイズが響かないように工夫したり、キックスはコンパクトクラスとは思えない静粛性を実現している。そんなこんなで、まったく疲れ知らずであっという間にキャンプ場に到着したのだった。

アクセル・ブレーキ・ステアリング操作をアシストしてくれる「プロパイロット」が、高速道路における長距離運転や渋滞などのストレスを軽減。長く乗れば乗るほど、優れた実力と効能を実感することだろう。
プロパイロットは、ステアリングに備わるボタンだけでセット完了。メーターパネル内には、制御の状態がひと目でわかるイラストが表示される。
プロパイロットのほか、衝突被害を軽減する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)」なども標準装備する。

シンプルに、欲しいものが全て揃っている!

キャンプ場の敷地内に入る時に、ぜひ使いたいのがキックスの魅力的な機能の1つ、通称「マナーモード」。これは、「EVモード」のスイッチを引くと、なるべくエンジンがかからないように、電力だけで静かに走行することができるようになるというもの。これなら、キャンプを静かに楽しんでいる人の迷惑にならないし、日常の中でも、早朝や深夜に住宅街を走る際などに助かる機能だ。

また、キックスは最低地上高が170mm確保してあるので、小枝や落ち葉が積もっているちょっとしたオフロードでも、神経質にならずに走れるのがいいところ。スノボなどで、雪道をよく走る人などにもぴったりだ。e-POWERならではの特性も、オフロードや雪道で有利に働く。たとえば加速時はアクセルペダルを踏み込んだ瞬間からトルクが伝わるので、必要以上にアクセルペダルを踏みすぎることがない。一方、減速時にはアクセルペダルを緩めるに伴って穏やかに減速していくので、雪道でのスリップを未然に防いでくれるだろう。

さて、ここからはツジくんと私がマイキャンさんに、冬キャンプの手ほどきを受ける。3人いれば準備もサクサクと進み、気がつけばすっかり夕暮れ時。無事に火がついた焚き火でアウトドア料理もいい香りを漂わせ、3人で囲んでホッとくつろぎタイムに突入だ。

マイキャンさんはキックスとe-POWERの初体験、どうだったのだろうか? 「まず、運転にちょっと不安があった私でも、こんなに運転しやすくて高速道路も安心で、すごく楽しめたことが驚きでした。荷物もまだまだ積めそうな余裕があるし、キックスがあれば、キャンプ場の周辺で地域の名産品を買ったり、秘湯なんかに寄り道したり、もっともっとキャンプの楽しみ方、自由度を広げてくれそうだなって、かなり欲しくなりました!」

まさに、その通り。キャンプ好きの人の中には、なるべくCO2を出さないようにしたい、と考えてEVの購入を考える人も多いけれど、まだまだ価格が高めなのがネックだった。でもキックスは、エンジンを積んでいても発電用と割り切っているから、燃費が良くて環境にも優しいし、より手軽にEV体験ができる。しかも、それが手の届く価格で、EVのように航続距離を心配する必要もないところが大きな魅力。マイキャンさんのような運転ビギナーでも安心な、先進の運転支援装備や万が一の時のSOSコールなど、頼もしい装備が満載なところもオススメできる理由だ。

そしてツジくんも、「とにかくスカッと爽快なe-POWERの加速に惚れました。いま乗っている4速ATのガソリン車とは比べものになりません(笑) これで燃費までいいなんて、生まれたばかりの子供が大人になるまでキレイな地球を残したいと考え始めた身としては、かなり惹かれますね」と大絶賛。

キックスは、難しいことを抜きにして、まず運転が楽しくて安心で、ラクなのに低燃費と、欲しいものが全て揃っている。だから、どこかへ行きたくなったり、何か新しいことにチャレンジしてみたくなる。今回のキックスで冬キャンプは、まさに最高のマリアージュ。「今度はもうちょっと遠くのキャンプ場に行ってみたくなりました~」とマイキャンさんが言えば、ツジくんも「雪の中のキャンプって、どうなんすか?」とヘンなやる気を見せたり。みんなキックスのe-POWERから、心の充電までしてもらって大満足の1日になったのだった。

レポート:まるも 亜希子 / 写真:篠原 晃一

e-POWERを搭載するキックスは、オフロードや雪道をともなうウインタードライブも得意種目としている。たとえばドライブモードで「E(エコ)」を選べば、穏やかに加速しつつ、減速時のエネルギー回生が増えるため、よりセーフティかつエコなドライブが楽しめるだろう。
「E(エコ)/ノーマル/S(スマート)」という3つのドライブモードに加え、EV走行による「マナー」モードを採用。また、オートブレーキホールド付きの電動パーキングブレーキも備える。
17インチのタイヤ&アルミホイールを履きこなし、しなやかな乗り味と操縦安定性を両立している。最低地上高は170mm、最小回転半径は5.1m。
キャンプやウインタースポーツ、温泉&サウナ、登山……etc、多種多様なアクティビティを愉しんでいる人々にとって、キックスは頼れる相棒になるはずだ。

スペック

【 日産 キックス X ツートーン インテリアエディション 】
全長×全幅×全高=4290mm×1760mm×1610mm
ホイールベース=2620mm
車両重量=1350kg
駆動方式=FF
モーター最高出力=95kW(129ps)/4000-8992rpm
モーター最大トルク=260Nm(26.5kg-m)/500-3008rpm
バッテリー=リチウムイオン
発電用エンジン=1.2L水冷直列3気筒DOHC
最高出力=60kW(82ps)/6000rpm
最大トルク=103Nm(10.5kg-m)/3600-5200rpm
使用燃料=レギュラーガソリン
サスペンション=前:独立懸架ストラット式、後:トーションビーム式
タイヤサイズ=205/55R17
価格=286万9900円

フォトギャラリー

ラゲッジ容量は、カテゴリートップクラスの423Lを確保。たとえばMサイズのスーツケース(675×452×250mm)なら4個、9インチのゴルフバッグなら3個をすっぽりと積載することができる。 単純なガソリン車ではモタモタしてしまうような場面でも、電気モーターの特性を活かしたキックスなら、アクセルを踏み込んだ瞬間からパワフルかつキビキビと加速してくれる。 華やかかつ上質なインテリアは、乗るたびに心を晴れやかにしてくれる。広々とした視界や日本の道にフィットするボディサイズ、e-POWERによるリニアな加速感なども相まって、多くの人にとって運転しやすいコンパクトSUVになっている。 エンジンが発電してモーターで走る。「e-POWER」ならではの新鮮な走りには、病みつきになる魅力がある。キックスでは従来よりも出力が約20%向上され、モーター最高出力129ps/モーター最大トルク260Nmを発生する。 「ゼログラビティシート」は、カラダをしっかりサポートしながら、カラダに負担をかけない快適性が魅力。シート&ステアリング調整機構が充実しているため、さまざまな体型の人が最適なドライビングポジションを確保できる。 同カテゴリーに分類されるコンパクトSUVの中でも、キックスの後席スペースはひと際ゆったりとしている。後席は6:4の分割可倒式で、ラゲッジ側からでもカンタンに前倒しできる。 アクセル・ブレーキ・ステアリング操作をアシストしてくれる「プロパイロット」が、高速道路における長距離運転や渋滞などのストレスを軽減。長く乗れば乗るほど、優れた実力と効能を実感することだろう。 プロパイロットは、ステアリングに備わるボタンだけでセット完了。メーターパネル内には、制御の状態がひと目でわかるイラストが表示される。 プロパイロットのほか、衝突被害を軽減する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)」なども標準装備する。 e-POWERを搭載するキックスは、オフロードや雪道をともなうウインタードライブも得意種目としている。たとえばドライブモードで「E(エコ)」を選べば、穏やかに加速しつつ、減速時のエネルギー回生が増えるため、よりセーフティかつエコなドライブが楽しめるだろう。 「E(エコ)/ノーマル/S(スマート)」という3つのドライブモードに加え、EV走行による「マナー」モードを採用。また、オートブレーキホールド付きの電動パーキングブレーキも備える。 17インチのタイヤ&アルミホイールを履きこなし、しなやかな乗り味と操縦安定性を両立している。最低地上高は170mm、最小回転半径は5.1m。 キャンプやウインタースポーツ、温泉&サウナ、登山……etc、多種多様なアクティビティを愉しんでいる人々にとって、キックスは頼れる相棒になるはずだ。