九州大学が発表したアンケート。
孤独感や孤立感を感じる?という質問に対して回答した約4300人の学部生のうち、実に「4割以上」があてはまる、ややあてはまると答えました。
コロナ禍で苦しい状況に立たされている大学生。
今、何を感じているのか福岡の学生たちに本音を聞きました。
今回、インタビューに応じてくれたのはいずれも福岡市内の大学に通う2人です。
◆山口アナ
「この1年はどんな1年でした?」
◆浦川拓也さん・大学3年
「今まで友達との交流って対面というのが当たり前だったので、なかなか友達と連絡を取ったり近況を聞く機会が減ったのは自分としても悲しかった」
一方、2020年の春に山口から福岡の大学に進学した梶山さんはー。
◆梶山桃華さん・大学1年
「大学でいろいろ新しい友だちを作っていろいろ楽しむことを想像していたんですけど、楽しみにしていたものが全部台無しになって」
◆山口アナ
「初めて大学に行ったのは?」
◆梶山桃華さん・大学1年
「後期からなので9月の後半くらいからです」
◆山口アナ
「友達はどうやって作りました?」
◆梶山桃華さん・大学1年
「オンラインで、SNSでちょっとだけ話す感じで、実際には会えてないけど友達になったり、直接話したことがない状態だったので会うのは緊張しました」
前期は全く学校に行けず、サークル活動もできない中、SNSが友達を作るための唯一の手段だったんですね。
さらに今、不安に感じていることを聞いてみました。
◆浦川拓也さん・大学3年
「就職活動への影響が一番の不安です。今、最終面接まで全てオンラインで行う企業が増えているみたいな話もあって、このオンラインのイベントで自分の将来を決定していいのかというのは不安」
そして、2度目の緊急事態宣言でアルバイトへの影響も出ているようです。
◆梶山桃華さん・大学1年
「飲食業の方は6時に入ったら、いつもは10時までなんですけど、8時までで2時間しかないという状況で。(収入は)予想していたよりは少ないかなと」
◆浦川拓也さん・大学3年
「この前も自分の家に金がなくて、ご飯が食べられないからご飯を食べさせてくれと友達が転がり込んできたことはあった。それこそ飲食でバイトをしている子だったので、店を休業するバイト先だったので、収入自体はほとんど無いからという話を聞きました」
最後に、大学1年生の梶山さんは学生を取り巻く状況の深刻さを話してくれました。
◆梶山桃華さん・大学1年
「Twitterとかで同じ大学の人をフォローしているけど、その中でやめるってツイートしている子は2、3人見かけました。コロナで意味もないと、学費を払っているのに行けないから、アルバイトで収入も減っていることだし、金銭的な感じでやめると」