変異株が蔓延 PCR全員検査「自民党方式」全国展開のススメ

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 とうとう、恐れていた事態が起きてしまった。30日、英国型コロナ変異株の新規感染者が5人確認された。このうち埼玉県の男女3人は県内の職場の同僚や顧客らで、この職場関係の変異株感染者は計9人。厚労省は国内初の「変異株クラスター」とみている。

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 国内の変異株感染者は計64人となり、市中感染の疑いがある感染者は15人に上る。厚労省は「面的な感染の広がりはないと見ている」との認識だが、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう指摘する。

「市中と切り離して埼玉の職場でたまたま集団で感染したとは考えにくい。変異株の市中感染がある程度、広がっているから、クラスターが起きたと考えるのが自然です。ただ、実態は分からない。変異株の解析数が極めて少ないからです。世界では変異株を解析する簡便な技術が確立されています。これを日本も取り入れれば、迅速に変異株の実態が把握できるのですが、厚労省は『開発中』と寝言を言っている。クセ者の変異株に対し、厚労省の危機感は感じられません」

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