京都府、感染者家族に自宅待機要請 濃厚接触判定待たず

緊急事態措置の延長などについて説明する京都府の西脇隆俊知事(3日、京都府庁)

京都府は3日、新型コロナウイルス感染者が確認された家庭について、濃厚接触者の判定を待たず、家族全員に14日間の自宅待機を要請することを決めた。全員の自宅待機を要請した家庭には、血液中の酸素濃度を測定する「パルスオキシメータ」を貸し出すなどして、保健所による健康観察を実施。食料品や生活必需品も提供する。

同日午前に開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定した。記者会見した西脇隆俊知事は「疫学調査の結果が出るまでにはタイムラグがあり、無症状の感染者も多い」と述べ、家庭内感染の予防の必要性を強調した。

府はまた、緊急事態宣言の延長を受け、飲食店への営業時間の短縮要請などの措置については現在と同じ内容で3月7日まで継続することを決めた。

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