沖縄県は、新型コロナウイルスの感染拡大で、国が１０都府県の緊急事態宣言を延長することを受け、７日まで予定している県独自の緊急事態宣言も延長する方向で最終調整に入った。玉城デニー知事は２日、那覇市内で記者団に、「それらの地域と同様に、われわれも緊急事態の対応を取っていきたい」と述べた。
沖縄県の玉城デニー知事
県の専門家会議が、独自の緊急事態宣言延長が必要としていることや、経済界などとの意見交換を踏まえ、４日に県の対策本部会議を開き、延長期間などを判断する。
知事は、「コロナ病床も非コロナ病床もひっ迫し、危機的な状況が続いている」と指摘。今回の国の宣言延長でも、県が要請していた対象地域や、それに準じる地域には指定されていないが、「引き続き要望したい」とした。
２日に、西村康稔経済再生担当相に電話で、財政支援を要請したことも明らかにした。西村氏は「引き続き頑張る」と応じたという。
