北海道内で2月2日、新たに新型コロナウイルスの感染者が1人死亡、105人の陽性が確認されました。
北海道内での死者発表は87日連続となり、計608人になりました。小樽市1人(70代男性)です。
死者発表が1人にとどまるのは、2020年11月16日以来、約2か月半ぶりです。
感染者は105人。北海道発表分22人、札幌65人、旭川市2人、函館市10人、小樽市6人です。
北海道内は2日ぶりに100人を上回りました。
6日ぶりに2ケタに達した函館市では新たなクラスターが確認されました。
●医療機関:6人
1月31日から2月1日にかけて入院患者6人の陽性が判明し、これまでに約90人にPCR検査を行っています。市は濃厚接触者を特定できているとして医療機関名は非公表としています。
函館市と小樽市ではこれまでのクラスターが拡大しています。
●救護施設「明和園」(函館市):新たに3人確認され、計56人に
●函館少年刑務所(函館市):新たに3人確認され、計13人に
●北海道社会事業協会「小樽病院」(小樽市)
新たに入院患者3人の感染が確認され、この関連の感染者は計38人(入院患者23人、職員15人)となりました。
●介護事業所(小樽市)
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計17人(利用者14人、職員3人)となりました。
●高校(小樽市)
新たに生徒6人の感染が確認され、この関連の感染者は計74人(職員4人、生徒70人)となりました。
※小樽市は2日、これまで公表していた内訳の修正を発表しています。
旭川市は「北海道療育園」でのクラスター(176人)が2月2日付で収束したと発表しています。療育園は自衛隊の看護官らの支援が入った施設で、これで「吉田病院」も含め自衛隊が支援に入った2施設が収束したことになります。
【2月2日北海道発表分の感染者情報】
▼石狩地方:9人
▼後志地方:1人
▼胆振地方:1人
▼渡島地方:2人
▼上川地方:3人
▼宗谷地方:3人
▼オホーツク地方:3人
高校での感染も確認されました。
●北海道石狩翔陽高校
生徒の感染が確認され、当面学級閉鎖とします。
北海道は緊急事態宣言を要請する基準として、新規感染者が直近1週間に人口10万人あたり25人を超えた場合を新たに決めていて、1週間平均では1327人。
北海道は2月1日までの1週間では「計765人」。「10万人あたり14.4人」、札幌市は「17.5人」と基準内に入っていますが、小樽市は「108.5人」と大幅に超えていて、北海道は小樽市にも「外出・他の市との往来自粛」要請をしています。
北海道内の感染者は、計17581人となりました。