・【映像】真田さんの証言
ネット上にも「治った後も味しないとか息苦しいって人多くない…?」「子どもに症状が続いている」といった、後遺症、あるいは後遺症を疑う不安の声が上がっている。
1日の『ABEMA Prime』には、そんなコロナ後遺症の闘病生活についてTwitterで発信を続ける「真田さん(仮名)」が生出演した。
■「キッチンは洗い物の山だし、洗濯物も山積み」
10月からは休職、自宅で療養を続けているが、倦怠感がひどい時にはスマホや買い物カゴも持っていられるかどうか、という状態になってしまうため、家事もままならない。
「無症状でも倦怠感が残ることがあり得るし、軽症・中等症の方の場合、比較的軽く6カ月くらいの間で治ってしまうこともあれば、真田さんのように筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)のひどい症状が出ることもある。ME/CFSも集中治療後症候群も年単位で続く方がおり、早期からの介入が重要だが、対応が大きく異なるので、医療者自身の正しい認識が必要だ。そこは私たち自身も改革していかなければならないところだ。ただしコロナとの因果関係を見極めるのは難しく、PCR検査で陽性ではない方の中にも、後遺症とみられる症状で入院、手術が必要になった方もいる」。
「コロナの入院費は隔離対象になるため公費負担だが、一度それが終わってしまった後は原則として保険診療になる。筋痛性脳脊髄炎であれば医療保障もあると思うが、それ以外の症状については未整備だ。後遺症の出る人が非常に多いため、公費負担にすべきだという声もあるが、じゃあその他のウイルス性疾患の患者はどうするのか、不公平ではないかというという意見もある。いずれにしろ、患者の数が多く、色んな病態が隠されているので、専門医の先生が潰れてしまわないよう、いわゆるクリニックの先生たちもどんどん加わって来て欲しい」(讃井医師)。