タレントが教祖×宗教×その方法×信者=サクラメント
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アイドルでも芸人さんでも俳優さんでもアーティストでも基本的に「著名人」のファンと、その本人との関係というのは「宗教」に近いと私は思っています。これは悪い意味で書いているのではなく、その人に興味を持って、崇拝する、ついていく、という意味においてです。
が、それは問題ないと考えているのですが、最近はタレントが「セミナー」などを行ってお金を稼ぐようになっています。誰とは言いませんが、これはちょっとそのファンの範疇からズレて、宗教色が非常に強いように感じるんです。
例えば、カルトと言われる宗教、日本ではオウムが過去に代表的なカルト教団でしたが、海外では結構もっと普通に存在するんですよね……。映画「サクラメント 死の楽園」劇場公開日 2015年11月28日 がありましたが、これはリアルに宗教にハマる感じとそこから脱出する構図を描いています。
カルトのほとんどがそうなのですが、まずはカリスマ性をもった(持っているように見せかける)教祖がいます。そして、どうやってその教祖はそのカリスマ性を手に入れるのかと言いますと、これは自分を大きくアピールするのではないのです。それはちょっと後。
まず、理想郷のようなものを形成します。ここにいればみんなハッピー! 嫌なこと、嫌な社会、嫌な人間関係からの脱出! という言葉を並べます。そして自給自足のような仕組みを作ります。
世の中には心が病んでいる人や、情弱の方が絶対数いますので、そういう人は、「そうか、ここが私たちの楽園だ!」と入ってくる。ここで教祖がアピールを始めます。
その楽園を作ったのは自分だと。みんなの幸せを繋げたのは自分だと。
この時点でカリスマと呼ばれ出すわけですね。
と、これはリアルに物理的な「理想郷」を作る宗教団体の話ですが、現代はそれがSNSや映画作品、ネットを介したオンラインセミナーに成り代わっているのです。
違うように見えて実は同じ仕組み。
でもね、やがて気がつくんですよ、信者は。
あれ? よく考えたら結局こうやって人が集まってきた時点で、今までの普通の社会と変わらなくね?
で、得している、儲けているのって教祖だけっすよね? って。
誰とは言いませんが、これ、結構ヤバいことに後々なると思いますよ……。
大きな山をひとまたぎ。
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