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消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(1)

Photo_2  このネタは、DPZコネタ道場に紹介されました

このおじさんをご存知だろうか。Ginsetu_2 

せむし男。

130年もの歴史をもつ武蔵村山市の地酒、「吟雪」のイメージキャラクターである。「テレビCMに出てなかったっけ?」と錯覚を起こすほど、その風貌は地元民に定着しており、誰もが一度は目にしたことがあるであろうおじさんである。きっと。

その有名おじさんの酒蔵が、もうすぐなくなってしまう。せめてなくなる前の様子をと思い、足を運んでみた。

■ かくれおじさん発見

車を走らせていると、あの吟雪おじさんの看板を発見した。 Dscf1420

長い年月で薄まってしまった。Dscf1421

電柱に隠れているが、ダブル看板。

吟雪がなくなってしまったら、あの看板もおじさんもなくなってしまうのだろうか。

■ なつかしの外観に思いを馳せる

それらしい壁を見て、胸が高鳴る。

Dscf1306 そうそう、この格子模様。

昔から「忍たま乱太郎」を観ていた私は、よく昔の城と勘違いした。だって手裏剣とか飛んできそうじゃないか。むやみに壁に張り付いてみたかったが、くるりと回転したら怖いのでやめた。ちなみに妹もやはり「歴史的な建造物」と勘違いしていたらしい。やはり兄弟だ。

Dscf1319 金具のついた投げ縄を投げて、壁を登ってみたい。

この壁もみんな壊されてしまうのかと思うと、もったいない気がしてたまらない。地方の町だったら、たぶん観光資源として残してくれるのになぁ。Dscf1302

煙突に見せかけたモチーフはフェイク。

高さ10メートルくらいありそうな、吟雪の瓶モチーフ。その隣にお酒のケースが絶妙なバランスで積み重なっていた。こいつらはみんなどこへ行ってしまうのだろうか。

■ 突撃ショールーム

吟雪商品が売っているショールームに入ってみることに。人気が無いので、入るのには勇気がいる。日本酒なんて、おみやげでしか買ったことがない。Dscf1304

「長い間ありがとうございました」セールが催されていた。

紅白の垂れ幕が切なさをそそる。ああ、本当になくなってしまうのか。何とかして残せないものか。Dscf1308_2

値下げの仕方が尋常じゃない。

値下げの上に、さらに値下げ。この後店に入っても、衝撃的な値下げを目にすることになる。 Dscf1310

1本500円とか、2本で300円とか。Dscf1309

「あ、不思議なお酒」を発見した。

とにかく安い。私は日本酒をほとんど飲んだ事がないため、お酒の知識が全くない。一番安いお酒を目当てに足を運んだため、何を買ったらいいのか迷ってしまった。

店内には私のほかにもう一人おじさんがおり、カウンターの女性と話をしていた。どうやら男性は「日本一うまい日本酒を飲む会」というのに所属しており、以前から吟雪のファンだったという。何度も「本当になくなっちゃうんだよね?」と聞き返す姿勢に、吟雪への愛を感じた。Dscf1311

酒屋さんが使っているような財布も売っていた。500円。

話の流れによれば、女性は渡辺酒造の社長の妹らしい。「何で無くなっちゃうの?」というおじさんの質問に対し、「いろいろありまして・・・」と苦笑いで答えていた。100年もの歴史が途絶えてしまうわけだ。相当な理由があるのだろう。

話に割って入る → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(2)」

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