くそげー研究室:報告書[#30560]
研究課題:惑星ウッドストック


某ソフト会社(まぁそのね・・・^^;)のクソゲーサルガッソーより、我が家にクソゲー がやってきた。

その名も「惑星ウッドストック」。メガCDが発売されてすぐに出たソフトであるら しい。

種類はロールプレイングゲーム。オープニングを見ていると、厚化粧をしたケロッコ デメタンのようなキャラがうじゃうじゃと登場する。なつかしく感じた訳ではないが ちょっと思い出してしまった。「けろっこでーめーたん。おまえがなーけーばー・・ ・」やー、再放送やってくれないかな。見ないけど。

ジョイパッドを握りスタートボタンを押した手は、なつかしさ(?)と不安でかすかに 震えていたかもしれない・・・・・・・・。 とある事情で、ホラホラ星から逃げ出して来た6匹(ロックバンドをやってるらしい) は、惑星ウッドストックに到着しファンキー村の少年と出会い、楽器を集める(?)旅 に出たのです。

・・・・なんだかよくわからんね。

マニュアルに書いてあるモンスターの紹介を見てみる。

○ボーンジョビ ヘビメタ系モンスター。夜明けごろに走りまわる。
○ピーターガマガエル プログレ系モンスター。大きなハンマーを持ち歩いている。
○デュランデュラハン ニューウェイブ系の幽体。剣を持っている。
○コクトーツインドラゴン ニューウェイブ系。見掛けによらず美しい歌声。
・・・・へーそうなのかーーー。 同じように、アイテムも見てみよう。
○ポジパンシールド パンク系モンスターの骨より切り出した漆黒の盾。
○グリース ロックンロー一族が使用する防御アイテム。頭に用い、テカテカにする
      ことで防御力があがる。

・・・・もうどうでもよくなったね。

ようするに、こういうゲームなのだ。それじゃーさようならー・・・・、っていう訳 にもいかないか・・・な。

うーん、まだ始めの方しかやってないのだ。これまた全然進まないよ。楽しくなーい ・・・。どうして、こんなゲームやってるんだろー謎だねーって、しみじみと感じな がらプレイ出来るゲームだよ。1回の戦闘に、結構時間が掛かる。マップ移動中には やたら敵と遭遇するから、もうトラップになってる。

ま、もし最後まで解いたとしたら、もうちょっと書いてみようかな。

See you agein.


メガCDのRPGでは、以前に「ルナ~ザ・シルバースター~」を解いた事がありま した。すでに感想などは書いた事があったはずですが、スタンダードなシステムと、 知らず知らずのうちに引き込まれるシナリオと、なにより私が今までやったゲームの 中でも最高に良かったBGMに感動したものでした。

・・・そして今日はとうとう「惑星ウッドストック」を解いてしまったのです。実は 何ひとつ語りたくはありません。

世の中でどんなに評判が悪いゲームがあっても、そんな中に私は製作者達のゲームへ の「愛情」や「思い入れ」といったものを見つけだし、自分なりに楽しむ事が出来る という特技がありました。そしてこの「惑星ウッドストック」を解き終わり、なんと か良かった所を探そうとしてみたのです。

・・・見つかりました。

エンディングで歌が流れるのですが、これがなかなか上手です。マニュアルを見てみ ると歌ってるのは「かないみか」と書かれています※1。オープニングでも歌っているの に、それに気付かなかったのは、曲がひどいものだったせいだと思われます。

これで終わりにしたいところですが、もうちょっと書いてみる事にしましょう。

See you agein.


ゲーム自体は5章で構成されています、戦闘をした後に手に入るアイテムで主人公の 攻撃/防御などのパラメータをアップさせるというシステムです。

不思議な事に1章が終わった時点で防御力のパラメータは最高値になっていました。 これはきっと、途中で何かあるんだろうと思っていたのですが、結局最後までそのま までした。

1章が終わったらきっと次は2章だろうと思うのだけど、これは見事に裏切られ3章 が始まってしまいました。ゲームがバグっていたのではありません。解説すると1章 が終わった後、タウンズ版「ラストハルマゲドン」のオープニングデモを思い起こさ せるような、ビジュアルが延々と続いていました。2章というのはどうやらこれの事 だったようです。

ちょっと不思議な気分にひたりながら3章が始まって終わりました、この時点で攻撃 力のパラメータは最高値になっていました。すばやさのパラメータもほぼ最高値に達 していました。これはきっと、最後の方で何かあるんだろうと思っていたのですが、 結局最後までそのままでした。

次は4章かと思ってはだめで、やっぱり延々とビジュアルが続いた後の画面には、5 章と表示が出てしまったのです。

世の中そういうものなんだなと、無理やり納得して5章を始めましたが、なんだか一 瞬にして終わりました。

私の忍耐力もここで尽きました。どうでもいい登場キャラ、どうでもいいでは済ませ られない程おもしろくないシナリオと、無茶苦茶なゲームバランス。

二度とこのゲームについて語る事は無いでしょう・・・。

2007年訂正/補足 かないみかさんは本編のRPG部分のみの声優で 歌は別人とのことです。歌は作詞の月野瀬茜さんではないかという説が有力とのこと

クソゲー博物館へ戻る