勤務先の高齢者施設で、同僚の女性に睡眠薬が入った飲み物を飲ませ、急性薬物中毒にさせた疑いで、介護職員の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、東大阪市の介護職員 小橋茂之容疑者(50)です。
警察によると小橋容疑者は、去年8月下旬の未明、大阪市内の住宅型有料老人ホームで、同僚の20代女性に睡眠薬を混入した飲み物を飲ませ、急性薬物中毒にさせた疑いが持たれています。
女性は当時、小橋容疑者らと3人で当直勤務にあたっていて、4時間にわたって意識が朦朧となる状態に陥ったということです。
女性は以前から小橋容疑者と同じ勤務中に体調不良になることがあったため不審に思い、同僚の女性に相談していて、事件当日も同僚女性が通報して警察が現場に駆け付けました。
小橋容疑者は容疑を認めていて、自宅の捜索の結果、犯行に使われた睡眠薬と同じ成分の薬物が押収されました。
同じ施設では3年前の秋以降、複数の20代女性が飲み物を飲んだ後、意識が朦朧となる同様の被害を訴えているということです。
警察は、小橋容疑者がわいせつ目的などの動機で犯行に及んだ疑いもあるとみて、詳しく調べています。