やくみつる氏、森会長発言を批判 ジェンダーへの配慮が重要な時に…

[ 2021年2月4日 05:30 ]

漫画家のやくみつる氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長から3日、問題発言が飛び出した。都内で行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席し、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに関連し「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」と述べた。JOCは女性理事の割合を40%にすることを目標にしている。

 ▼漫画家やくみつる氏 話し合いは一定の時間がかかるもの。東京五輪・パラリンピックの開催に支持が集まらない中で、大会に向けて最も重要な「議論」を否定するような発言だ。首相を経験し、組織委員会のトップに座ると、地位を追われる恐れが少なく、何も気にせずに本音を話してしまうのだろう。ジェンダーや人種への配慮がとても重要な時代に入っているにもかかわらず、一般の人々にどう受け止められるのか、想像できていない。

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2021年2月4日のニュース