1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの肖像権などを管理する「H.J.T.Production」は22日までに2月4日に後楽園ホールで行う「ジャイアント馬場23回忌追善興行」のメインイベントで「X」としていた選手が新日本プロレスの天山広吉となったことを発表した。

 天山は、当初、参戦予定が発表されていたが、今月6日の試合で負傷したため、出場が保留となっていた。しかし、23日の試合から復帰することに伴い新日本プロレスと協議を重ねた結果、予定通り出場が決定した。メインイベントの6人タッグマッチでカズ・ハヤシ、河野真幸と組んで武藤敬司、諏訪魔、小島聡と対戦する。

 天山の参戦に全日本プロレスの名誉レフェリーで和田京平プロデューサーは「メインイベントのXはもともと天山選手だったんだけど、新日本さんでケガしてねぇ、欠場になったんですよ。そこでこちらも発表時期が迫って、こりゃ大変だ!と僕が新日本さんと話し合って、回復を待つ間はXにしようと。それで、天山選手も無事に回復して、復帰できるってことで正式にXは天山選手にさせていただきました。元子さんの時代に天山選手はよく全日本に出てくれた。実は元子さん、前々からテンコジが大好きでねぇ。全日本にはない底抜けな明るさが好きだったんじゃないかなぁ」とコメントしていた。