韓国与党・共に民主党が2日、保守系野党・国民の力の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長が公約として掲げた「韓日海底トンネル」を「親日」と非難した。4月の補欠選挙を前に、昨年の総選挙と同じく野党を親日と攻撃する「反日キャンペーン」に乗り出したのだ。これは文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今年に入って「韓日両国は建設的で未来志向的な関係を早期に復元すべきだ」と発言し、韓日関係改善に言及したこととも矛盾する。
民主党の洪翼杓(ホン・イクピョ)政策委員会議長は2日にKBSラジオに出演した際「海底トンネルでわれわれが手にする収益を5とすれば、日本が手にする収益は500以上になるだろう」「これこそ金委員長が口にする利敵行為に近いものだ」と主張した。日本を敵と明言したのだ。国民の力は「金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も在任中に韓日海底トンネルに前向きな考えを示した」と主張し「二人の大統領も親日DNAがあるということか」と反発している。