このサービスはスマートフォンから利用できるサービスですので、もしよければ、お使いのスマートフォンからアクセスください。 楽しいイベントをぜひ体感してください!
推奨環境:iOS 6.0以上、Android 4.0.3以上
緒方 慎之介
主夫ライター。妻の海外赴任についていくため、13年間勤めた会社を辞めて専業主夫に。カナダとアメリカで合計4年半を過ごして帰国、今は小さな会社で事務員をしつつライター業と主夫業にも勤しんでます。趣味は旅行やカメラや陶芸など薄く広く。最近はウエイトトレーニングがブームのカープファン。
◯最新情報(2019.11.14更新)
2019.11.14
・美と歴史を身に纏う「撫子NADESHIKO」着物プラン
着付けに必要な全アイテムをご用意。デザイン着物・レトロ着物で百段階段見学と美食をお楽しみください。
開催期間:2019年10月1日(火) - 2020年5月31日(日)※要予約
・聖夜を彩るクリスマスケーキ
10月1日(火)より、バラエティーに富んだ2019年のクリスマスケーキの予約開始!
予約承り期間:2019年10月1日(火) - 12月16日(月)
・<期間限定!早期特典>「レストラン七五三のお祝いプラン」
ホテル雅叙園東京では、お子さまの成長を祝う七五三の期間限定早割をご用意しております。伝統美あふれる館内の人気スポットを背景に、写真撮影や、お好みのレストランでの食事を合わせて、ご家族で心温まるひとときをお過ごしください。
開催スケジュール:2019年8月1日(木) - 11月30日(土)
・文化財「百段階段」耐震工事に伴う休館について
この度、下記日程にて耐震工事をはじめとする文化財保全のためのメンテナンスを行なうこととなりました。期間中は「百段階段」のご見学は出来ませんので、何卒御了承のほどお願い申し上げます。
休館期間:2019年11月14日(木) ~ 2020年1月17日(金)
・館内禁煙化に関するご協力のお願い
レストラン Cafe&Bar「結庵」につきましては2019年4月27日より終日全面禁煙に変更いたしました。どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
雅叙園。字面だけでも雅(みやび)な感じがしますね。一般的には結婚式場として有名なのではないでしょうか。実は筆者の妹も披露宴でお世話になりました。
創業90年の歴史を誇り、かつては「昭和の竜宮城」とも呼ばれた目黒雅叙園ですが、実は2017年4月には客室ができて「ホテル雅叙園東京」とリブランドされています。しかもただのホテルではなく、「ミュージアムホテル」を標榜する特別なホテルに。なんだそれかっこいい!
そしてまた、「百段階段」という文化財が人気スポットとして名をはせています。
本記事ではこの「百段階段」(実は99段らしいです)を中心に雅叙園の全てをご紹介いたします!
●目次
最新のイベント情報百段階段STORY展~昭和の竜宮城へタイムクルージング~
(開催期間:2019年6月1日~6月23日)
昨年90周年を迎えた雅叙園。料亭として食事の提供はもとより絢爛豪華は『昭和の竜宮城』と称されるまでになり、その象徴的な建物である百段階段(旧三号館)は、国の登録有形文化財を経て東京都の有形文化財に指定されました。
百段階段が誕生した昭和から、文化財へと昇華した平成を経て新たな時代「令和」を迎える今、文化的美術的価値ある空間をご覧いただくとともに、創業時より語り継がれてきたエピソードとともに巡る特別企画展を開催いたします。
百段階段がただ百段あるだけの階段ならば人気スポットになるわけがありません。ホテル雅叙園東京公式サイトの説明がシンプルかつ完璧なので、そのまま引用いたします。
「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
"昭和の竜宮城"と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。
つまり、食事や宴会用のとてもすてきな7部屋とそれを結ぶ99段の階段をまとめて「百段階段」と呼んでいるわけです。そしてこの7部屋(下から十畝の間・漁樵の間・草丘の間・静水の間・星光の間・清方の間・頂上の間)はそれぞれ異なる趣向が凝らされています。後の項で各部屋の見どころをご紹介しますが、もうほんとびっくりするくらい豪勢で、こんなところで宴会とか怖くてできないなというのが庶民な筆者の正直な感想。
ただ、こんなに豪華にしたのも実はちゃんとした理由がありまして、別に創業者の成金趣味で作ったわけではないんです。
この雅叙園を建てた昭和初期は、大正時代の名残りで多様な芸術が花開いた時期でした。しかし世界的な恐慌が訪れ、賞を得た作品でもすぐには売れず、仕事を失う職人が続出。そこで創業者の細川力蔵さんは日本画家達の作品を大量に買い上げ、目黒雅叙園の壁画、天井絵、欄間絵を担当させ、大工、庭師、象嵌師(ぞうがんし)、塗師といった職人を雇って工事をさせたのです。担当した画家は、当時すでに活躍していた大家から期待の新人まで幅広く、若い作家の育成も兼ねていました。さらに彼らに最高級の岩絵の具を買い与えて絵を描かせたので、今でも極端な色落ちはせず、私たちは当時の美しさを今も楽しむことができるのです。細川さん天才!
先述したとおり、百段階段は実際は100段ではなく99段です。「どうせならぴったり100にすれば良かったのに」と思いません?これには諸説あります。決してうっかり間違えて1段少なく作っちゃった、というわけではありませんよ。
①奇数は陽数で縁起の良い数だから。例えば節句の3月3日や5月5日、七五三、三人官女と五人囃子などなど。その縁起の良い奇数の中で一番大きい数9を2つ重ねて99段になった説。
②中国において100という数字が完璧であることや王を意味するため、あえて1段減らして謙虚な姿勢を表現した説。日本の家屋には人目につかない場所にあえて未完の場所を作るという験担ぎもあったんだとか。
・十畝の間
「じっぽ」と読みます。日本画家の荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。また、黒漆の螺鈿細工は象嵌師の技の結晶ですので着目してみてください。
・漁樵の間
「ぎょしょう」と読みます。室内は全て純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた絢爛豪華極まる部屋です。さらに格天井には菊池華秋原図の四季草花図、欄間(らんま)には尾竹竹坡(おたけちくは、日本画家)原図の五節句が極彩色に浮彫されています。部屋の名前は床柱に彫られた中国の漁樵問答(※)の一場面から。この部屋と頂上の間以外の5部屋が画家の名前になっているのに、この部屋だけ違うのは、竹坡が部屋の完成を待たずに亡くなってしまったからだそうです。
※漁樵問答とは:漁師と木こり(樵夫)という立場が異なるもの同士が出会い、生活や知性に関する問答を行っている。
・草丘の間
「そうきゅう」と読みます。秋田杉の格天井(ごうてんじょう)と欄間に日本画家の磯部草丘(いそべそうきゅう)による四季草花絵と瑞雲に煙る松原の風景が描かれています。瑞雲(ずいうん)は吉兆を表す雲、松も縁起が良いので、とても縁起が良い絵ということになりますね。今は1つの大広間となっていますが、元々は控えの間と奥の間に分かれていました。
また、面腰組子(めんごしくみこ)の障子建具も非常に手が込んでいるので押さえておきたい見どころの1つです。面腰組子とは、ものすごくざっくり説明すると「斜めにカットされた木材を釘を使わずに組み付ける技術」です。斜め部分もきれいに合わさるようにしないといけないため、面腰にすると普通の組子の何倍も手間がかかります。
・静水の間
「せいすい」と読みます。部屋の名前にもなっている橋本静水(はしもとせいすい、日本画家)の絵が次の間の天井や欄間に描かれ、奥の間の格天井には池上秀畝(いけがみしゅうほ、日本画家)の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月(こやまたいげつ、日本画家)の金箔押地秋草が描かれています。また、奥の間の床柱には木目が美しい黄檗丸洗が使われています。元々は山川秀峰が担当していたので「秀峰の間」と呼ばれていましたが、絵が入れ替わって今の名前になっています。また、「秀畝の間」と呼ばれていたこともあるんだとか。ちょっとややこしいですね。
・星光の間
「せいこう」と読みます。奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太(しぼりまるた、表面に天然の皺を持った丸太)で、次の間の床柱は槇出節(まきでぶし、節の出っ張りを生かした素材)、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光(いたくらせいこう)の四季草花が描かれています。
・清方の間
「きよかた」と読みます。落ち着いた静かな茶室風の部屋で、奥の間の床柱に用いられている径一尺五寸(約45cm)の北山杉の天然出絞丸太は、今日では市場でもなかなかお目にかかれない逸材です。廻り廊下の北山丸太を扱った化粧軒、障子建具、組子などの細かな造りも見どころ。さらに、扇子を模した扇面形杉柾板(せんめんがたすぎまさいた)に四季の草花が描かれた天井も見落とさないようにしたいポイントです。
ちなみに清方の間の入り口には格子に富士が描かれています。これはこのあたりがかつて富士見の茶屋が立ち並ぶ場所だったことから、それをイメージしたものと言われています。
※出絞:でしぼ。波状の皺のような文様
・頂上の間
この部屋は実は他の部屋と異なり、元々は倉庫として利用されていました。解放されたのは2009年、目黒雅叙園創業80周年のタイミングと比較的最近のことです。
天井画は松岡映丘(まつおかえいきゅう、日本画家)門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用しています。
黒柿というのは黒い模様が入った柿の木の木材で、別に「黒柿」という柿があるわけではありません。この黒い模様は樹齢150年以上の柿の木にしか出ないと言われていて、その中でちゃんと木材として使えるものはさらに少ないんだとか。そんな希少な木材ですのでよく見ておきましょう。そんな貴重なものを倉庫部屋に使っていただなんてびっくりですね……。
ちなみに松岡映丘は民俗学者で遠野物語でも有名な柳田國男の弟です。
・エレベーターも要チェック!
百段階段見学にあたっては玄関ロビーからエレベーターに乗りますが、そのエレベーターの螺鈿細工で仕上げた唐獅子牡丹もチェック必須。「エレベーターにここまでする?」と言いたくなる、ため息の出るような美しさです、本当に。思わず指で撫でてしまいました。
ここまでの説明で百段階段のすごさ、伝わりましたでしょうか?このすてきな百段階段を見学する方法は2種類あります。
1)企画展を見に行く
年間を通じていろいろな企画が開催されていて、展示作品とのコラボレーションを見ることができます。ガイドは付きませんが値段も安いので、手軽に雰囲気を楽しみつつ企画展示も見られるのでおすすめです。なお、料金は企画展によって異なります。
・百段階段STORY展~昭和の竜宮城へタイムクルージング~
2019年6月1日(土) - 6月23日(日)
PassMe!ならばスマートフォンで入場する直前でも購入することができて価格は前売り券と同じ割引価格です!
企画展ではガイドが付かない代わりに、音声ガイドの貸し出しがあります(500円・日本語、英語、中国語、韓国語対応)。こちらは文化財の解説で企画展示の解説ではありませんのでご注意ください。
また、企画展開催中、レストランをご予約の方に「百段階段企画展50%OFF 優待券」をお渡しするお得な優待券付きランチプランも用意されています。詳しくは公式サイトをご確認ください。
百段階段企画展50%OFF 優待券付きランチ
ホテル雅叙園東京では百段階段以外でも各種期間限定イベントを開催しています。詳細は百段階段以外の季節イベントの項をご覧ください。
2)ガイドツアーを申し込む
目黒の歴史とともに専任ガイドが案内してくれる食事付きガイドツアーがあります。コースは時間帯によってA、B、Cの三つ(Cはディナー)があります。
さらに、好きな着物を着て見学とお食事を楽しむ非日常感てんこもりのプラン(女性限定)も用意されています。企画展中はCコースのみ開催などいろいろと制限があり、予約も必要ですので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
美と匠の祭典「百段階段ガイドツアーとお食事」
美と歴史を身に纏う「撫子NADESHIKO」着物プラン
・現在チケット販売中の企画展
・百段階段STORY展~昭和の竜宮城へタイムクルージング~
2019年6月1日(土) - 6月23日(日)
昨年90周年を迎えた雅叙園。料亭として食事の提供はもとより絢爛豪華は『昭和の竜宮城』と称されるまでになり、その象徴的な建物である百段階段(旧三号館)は、国の登録有形文化財を経て東京都の有形文化財に指定されました。
百段階段が誕生した昭和から、文化財へと昇華した平成を経て新たな時代「令和」を迎える今、文化的美術的価値ある空間をご覧いただくとともに、創業時より語り継がれてきたエピソードとともに巡る特別企画展を開催いたします。
PassMe!ならばスマートフォンで入場する直前でも購入することができて価格は前売り券と同じ割引価格です!
・過去の企画展(開催期間)
2019年
3/28(木) - 4/21(日) 期間中無休:春・さくら、咲クヤ at百段階段~文化財に花咲くさくらアート~
4/26(金) - 5/19(日):「猫都(ニャンと)のアイドル展 at 百段階段」
1/18(金) - 3/10(日):百段雛まつり2019 青森・秋田・山形ひな紀行【ショートレポ】
写真撮影OKなのは漁樵の間だけでしたが、それぞれの部屋に雛人形や精巧な道具が飾られていて楽しかったです。ものによっては今にも動き出しそうな迫力があり、着物ひとつとっても質感がすごくあります。道具も、よくまあこんな小さなものをここまで精巧かつ丁寧に作り込んだなと感心しきり。
頂上の間は現在活躍中のアーティストの作品で、雛人形以外のものも飾られていました。これはこれでまた面白い。
平日の夕方に行きましたが、若い人からお年寄りまで年齢層は幅広かったです。展示物が雛人形な上に平日ということもあってか、8割くらいが女性でした。
案内によると、来年は「山陰ひな紀行」の予定だそうです。神々の伝説が息づく出雲、因幡をはじめ、幕末の志士たちゆかりの城下町である萩、風光明媚の米子など山口、島根、鳥取のお雛さまが百段階段に初お目見えします。
・空調・照明の制限
展示品保護のため、空調が一般的に快適な温度でなかったり照明が暗かったりします。
・土足厳禁
畳部屋のため、土足厳禁です。スリッパが用意されています(冬期のみ)。
・飲食不可
展示品保護のため、施設内で飲食はできません。
・撮影不可
展示品保護のため、原則撮影不可です。ただし企画展によってはOKです。部屋ごとに異なる場合もあるので確認しましょう。企画展中は部屋ごとにスタッフが常駐しています。
・車椅子・ベビーカー不可
階段移動のため、使うことができません。小さいお子さんの場合は間違って展示品に触ったりしないよう十分ご注意ください。
創業90周年を記念した指定日限定(2019年3月・5月・6月の指定日)の特別限定企画です。百段階段を貸し切った、「超」がつくといっても過言ではないプレミアムな挙式プラン。詳細は公式サイトをご確認ください。
文化財人前挙式「新祝言」プラン
企画展中はギフトショップで特別な冊子が販売されますが、百段階段に限らず常設展示の美術品を集めた写真集が販売されており、書店で購入することができます。
『A MUSEUM HOTEL of JAPAN BEAUTY GAJOEN』ハードカバーの美しい装丁、中には美しい写真とともに詳細な解説が載っていて、眺めるだけでもうっとりする仕上がりです。解説は日本語だけでなく英語と一部フランス語でも記載されていますので、外国人のお客さまへのプレゼントとしても喜ばれそうな一冊です。
・90周年特別企画 ”ニッポンを楽しむ”花嫁講座
月に1度の特別講座「ニッポンを楽しむ」をコンセプトに多彩なラインナップでお届けいたします。
・ホテル雅叙園東京「桜特集」
お花見の季節ということで、桜をモチーフにしたレストランメニューやロゼ・シャンパーニュのフリーフロー付宿泊プランなどが期間限定で用意されています。
・中国茶の歴史を飲む~中国茶の舞台を訪ねて~
中国泡茶道篁峰会の棚橋篁峰先生を招いて、中国茶の歴史や魅力を学びつつお食事も楽しめるセミナーです。
百段階段はホテル雅叙園東京の重要な施設ではありますが、それだけがホテル雅叙園東京を「ミュージアムホテル」たらしめているわけではありません。この項ではホテル雅叙園東京のその他の施設についても簡単にご紹介いたします。
ホテル雅叙園東京には和食・中華・洋食と幅広いジャンルのレストランが入っています。記念日のお祝いだけでなく、接待や法要、同窓会や謝恩会などさまざまなシーンで特別な時間を演出することができます。
・中国料理「旬遊紀」
食べることで健康になる「食医同源」を基本理念に、滋味深い中国料理をお届けするホテル雅叙園東京のメインダイニングの1つ。現存する最古といわれる回転テーブルが備えられた、絢爛豪華な個室も魅力です。
・日本料理「渡風亭」
館内でもひときわ目を引く茅茸屋根の一軒家、それが日本料理「渡風亭」です。ゆったりとくつろげる掘りごたつのお部屋や伝統美に彩られた個室で、季節感あふれる日本料理をお楽しみいただけます。
・RISTORANTE“CANOVIANO”
日本における自然派イタリア料理の第一人者、植竹隆政氏のリストランテ。日本人の味覚にも合う素材を生かした繊細な味わいを、シェフ自らが選び抜いた数多くのワインとともにお楽しみください。
・New America Grill “KANADE TERRACE”
和で洋を奏でる 新しいスタイルのアメリカンダイニング。 ランチタイムは約40種類の料理をブッフェスタイル、ティータイムは季節のアフタヌーンティーやスイーツの提供など幅広くお楽しみいただけます。 夜は臨場感あふれるシェフズテーブルでのアラカルトメニューや、ダイニングエリアでのコース料理を。人と人とが出会い奏でるさまざまなシーンを体感いただけます。
・Cafe&Bar「結庵」
木漏れ日の差し込む明るく開放的な雰囲気のカフェダイニングから、ディナータイムにはライトアップされた木々が幻想的なダイニングバーへ。時間によっていくつもの表情を楽しめるレストランです。2019年4月27日より終日全面禁煙となっております。
・PATISSERIE「栞杏1928」
ペストリー料理長 生野剛哉が手掛けるショコラをはじめとするスイーツや、ホテルオリジナルのデリカテッセン商品などをご提供いたします。
店名の「栞杏」は、フランス語で「つなぐ」「絆」を意味する“Lien(リアン)”に由来。「栞」は道標の意味があり、ギフトを通じて大切な人に気持ちを伝えてほしいという願いをこめました。
基本はお持ち帰りですが、ティータイムにはKANADE TERRACEでケーキをいただくこともできます。
・ステーキハウス ハマ
正面に中庭の緑を臨むことができるカウンター席の目の前で、最上級の黒毛和牛や海鮮をお楽しみいただけます。
素材の味わいを丁寧に引き出すシェフの焼き技を目にしながら、大人の時間を過ごしていただける老舗のステーキハウスです。
・カフェラウンジ「パンドラ」
差し込む光の中で庭園の滝を眺めることができる(眺める)全天候型のアトリウム。
サンドウィッチなどの軽食と季節のデザート、紅茶を楽しめるアフタヌーンティーで優雅なひとときをお過ごしいただけます。
レストランによって、例えば誕生日であればケーキ、結婚記念日であれば乾杯用のスパークリングワインなど、それぞれのシーンに合わせたプランも用意されています。用途にマッチしたプランがあるか、ご確認ください。
レストランプラン検索
冒頭にも書きましたが、雅叙園といえば結婚式場。そもそもの成り立ちが結婚式場としてスタートしているのです。そして雅叙園がオープンした90年前当時、結婚式といえば美容室、写真室、神社での挙式を経て、それから料亭やホテルへ移動するスタイルが主流でした。現在のように1カ所で全部を済ませるということはできなかったんですね。
旧来のやり方ですと移動に時間を取られますし、雨の日はとんでもないことになってしまいます。そこで出雲大社より御霊をお迎えし、神殿・衣装室・美容室・宴会場を造り、日本初の総合結婚式場としての雅叙園の歴史が始まりました。これは当時の常識を覆す、顧客のニーズを極めた生い立ちと言えましょう。♦ブライダルフェア
ホテル雅叙園東京では各種ブライダルフェアを開催しています。詳細は公式サイトに譲るとして、ここではどのようなブライダルフェアがあるかのみ簡単にご紹介します。
・平日限定フェア
1日3組限定でゆったり見学&試食!
・和洋中の料理を試食
90年の歴史を五感で体験できます
・感動の挙式映像を体験
人気会場での試食会付きプレミアムフェア
・和・洋の会場見比べ
神前やチャペルもじっくりチェック
・マタニティフェア
お子様も一緒のパパママ婚フェア
・家族婚
ご家族で過ごす大切な時間を
・レストランウエディング
美食で伝えるおもてなしフェア
・フォトウエディング
人気のフォトスポット満載
詳細な情報については公式サイトをご確認ください。
「ホテル雅叙園東京」のブライダルフェア
♦模擬挙式・模擬披露宴
言葉や写真でいくら説明してもらっても、ちょっとイメージが湧かない……そんな方のために、ブライダルフェアでは模擬挙式、模擬披露宴を開催しています。実際にどのような流れで挙式が進むのかを体験することができるとともに、ゲスト視点で自分たちの披露宴がどんな感じになるのか、どんなところに気をつけたらよいのかなどの参考にすることもできます。
神前式・人前式・教会式、全てにプランが用意されています。
♦披露宴会場
残念ながら百段階段の部屋で宴会を行うことはできませんが、ホテル雅叙園東京には和風宴会場から洋風バンケットルームまで人数規模に合わせ大小さまざまな宴会場が用意されています。見学もできますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
披露宴会場
中を歩くことができる庭園が2カ所あります。どちらもさほど大きくはないので、ちょっと一回りする程度ですが、四季の美しさを肌で感じることができる美しい庭園です。
1つはエントランスからも見える庭園。赤い毛氈(もうせん)を敷いた腰掛けと野点傘は、そこに腰掛けるだけでも絵になります。
もう1つはホテルの中ほどにあります。池の上に橋が架かっていて、流れる滝が涼感を誘います。
この滝は裏側に回ることもでき、そこからの眺めもまた趣深いものがあります。
庭園に面したカフェラウンジ「パンドラ」では、ガラス越しに庭園を眺めながらアフタヌーンティーを楽しむことができます。軽食をつまみながら優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
百段階段を見学に行くにしてもレストランを利用するにしても、あるいは結婚式に参列するにしても、小さい子がいると授乳室やオムツ替え台があるか心配ですよね。この項ではそれらの施設の有無や、ある場合にはその場所をご紹介いたします。
・授乳室
3階に授乳室があります。
また、日本料理「渡風亭」には利用者のための授乳室が1部屋あります。
・オムツ替え台
3階の授乳室にオムツ替え台があります。
また、車椅子用トイレにもオムツ替え台があります。
・子供が遊べるスペース
残念ながら専用スペースはありません。お天気が良い日は庭園の池で鯉を眺めたり滝の裏側探検などをしたりすれば、少しだけ時間が稼げるかもしれません。絵本や折り紙、お絵描きセットなどのお出かけセットを持って行った方が良さそうです。
「ちょっと何を言ってるかわからない」って思う方もいらっしゃるかと思うのですが、ホテル雅叙園東京のトイレがすごいんです。場所はKANADE TERRACEの横。入り口からしてすごいです。
トイレの入り口に螺鈿細工のお花がキラキラと輝いています。筆者は男の子(42歳)なので男子トイレの方へ歩を進めると
あれ?どこかの料亭かな?というような橋が。天井には金色に輝く絵が描かれています。でもトイレです。
個室のドアも見てください。
朱塗りのドアに何かキラキラ光っています。近づいて見てみると
螺鈿細工の小鳥!かわいい!繰り返しますが、トイレの個室のドアです。
どうですか、すごいでしょ?ホテル雅叙園東京にお越しの際は、せっかくですのでこの超豪華トイレで用を足すのも話の種になるかもしれません。
ホテル雅叙園東京は、その成り立ちからして大小さまざまな宴会場が用意されていますが、この宴会場は少人数から1,200人規模の大人数までの会議室としても使用することができます。プロジェクターやスクリーンなどの映像や音響、照明などの設備も充実し、落ち着いた環境の中で、実りある会議や各種セミナー、報告会や研修の場を設けることが可能です。
会議が長時間に及ぶ場合は、休憩時のお弁当や緊張や疲れをほぐすためのスイーツや飲物など、ブレイクアイテムの用意もお願いすることができます。和風モダンな内装も含め、海外からの大切なクライアントとのミーティングにも重宝しそうですね。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
ミーティングプラン
ホテル雅叙園東京館内は原則禁煙です。吸える場所は下記1カ所のみ。
・「招きの大門」脇の喫煙所
招きの大門の脇に喫煙スペースの看板が出ています。その先に喫煙所がありますので、どうしてもタバコを吸いたくてたまらなくなったらここに行きましょう。
雅叙園の敷地内にはオフィスビルも併設されています。そのビルがアルコタワーとアルコタワー・アネックス。
現在はあのAmazonがアルコタワー・アネックスに入居していますし、現在は虎ノ門ヒルズに移転しているウォルト・ディズニー・ジャパンやポルシェジャパンもかつては入居していました。
アルコタワー・アネックスにはAmazonの社員とその関係者しか入れないカフェもありますが、そのすぐ横に誰でも利用できる雰囲気の良いカフェも入っています。そこでお茶をしてちょっと外資系社員を気取ってみるのは……あまりかっこよくないかもしれませんね。
目に入るもの全てが芸術品のような雅叙園、訪れたなら写真に残したくなるのが人情というものです。おすすめの写真スポットをご紹介いたします、が、ちょっとこれ見てください、ホテル雅叙園東京公式Instagramアカウント。
筆者も写真を撮るのが好きな人間の一人なんですが、「こういう写真が撮れたら幸せだろうな」という写真の数々。企画展のものや結婚式、宴会場やレストラン内など特別な時にしか撮れないものもありますが、そうでないものもたくさんあります。全く同じものはなかなか撮れないかもしれませんが、ひとつ参考にしてみるのも良いのではないでしょうか。
・百段階段
まずはここですよね。階段自身は、さほど見栄えがするものではないかもしれません。ですが光の加減やアングル次第では、美しい天井も入れるとこんな写真が。
お部屋の中は、企画展によっては写真が許可されていない場合もありますのでご注意ください。逆にOKな場合は腕の見せ所。
たくさんの人が訪れるので、ゆっくり構図を決めたりいろいろな角度から何枚も撮ったりすることもしづらく、なかなか難しいものはあります。夢中になり過ぎて他の見学者の邪魔にならないようご注意ください。
また、企画展がない時期はガイドツアーに参加すればお部屋の中の見学・撮影も可能です。
・庭園
ホテル雅叙園東京ご自慢の庭園も写真スポットとしておすすめです。滝の写真を撮る場合は、ISO感度を低くしてシャッタースピードを4秒以上に遅くすると、白い糸のように写すことができます。この場合、かなり長い時間の露光が必要なため、三脚は必須。日中に撮る場合は一眼レフ(ミラーレス含む)でNDフィルターをつける必要があるでしょう。この説明意味がよくわからないな、という方はいつものスタイルで普通に撮りましょう。
・滝前
・彩色木彫板
ホテル雅叙園東京の通路を歩くと目を引く彩色木彫板。これ、「木彫(もくちょう)」です。絵ではなく大きな板に彫られたもので、美人画なのに立体的。お気に入りの美人画(彫り?)を見つけてみてはいかがでしょうか。
自分で撮るのはタダですしもちろん楽しいのですが、プロにお願いして撮ってもらうというのもなかなかにすてきな体験ではないでしょうか。
料金は、撮影料+ロケーションフォト料(10,000円)+衣装料(レンタルする場合)とかさんでしまいますが、七五三や成人式などの記念写真を美しい庭園や美術品をバックに撮ってもらうと写真館では得られない感動があります。また、撮影とお食事がセットのプランも用意されています。どちらも予約必須ですので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
アニバーサリーフォトプラン
JR/東京メトロ/都営地下鉄の目黒駅から徒歩5分ほどです。
JR目黒駅の場合は西口を出て左の横断歩道を渡り、左斜め方向のやや細い通りへ進みます。
なかなかに急な下り坂ですので、特にベビーカーなどを押している方はご注意を。また、この坂は狭い割に車通りが多いため、小さいお子さんをお連れの方はしっかり手をつないで歩道の内側を歩かせるようにしましょう。
坂の途中に大圓寺があります。余談ですが大圓寺には大黒天が祭られていて、目黒七福神の参拝場所の1つでもあります。目黒七福神はコースが短く全て回るのにもさほど時間がかからない上、御朱印を色紙に集めるとかっこいい感じになるのでおすすめです。筆者も今年のお正月に家族・友人と回ってきました。
坂を下りきると左手にホテル雅叙園東京が見えます。手前には「お七の井戸」があります。家が火事にあって焼け出された際に避難先のお寺で出会った男性と恋仲になり、家が建て直された後も彼に会いたさ積もって再度焼け出されるべく放火しちゃった情熱的すぎる女性・八百屋お七は有名ですが、残念ながらこの「お七のお井戸」はあまり関係が深くありません……。でもせっかく前を通るのですから、ちょっと眺めて行くのも一興ではないでしょうか。
帰りは逆に激しい坂を登らなければいけないので少しタフな行程となります。ホテル雅叙園東京の無料マイクロバスが「目黒駅行き」は20分に1本、「品川駅行き」は1時間に1本出ています。混雑状況によっては並んで待たないといけないので、時間に余裕がない方は頑張って歩いた方が早いかもしれません。
首都高速2号線目黒ランプを降りすぐ右折車線へ(車線変更し損ねると大変なことになるので注意!)。
上大崎交差点を右折し、目黒駅を過ぎて、2つ目の信号の先を左折してください。
JR目黒的東口から20分に1本、JR品川駅高輪口から1時間に1本の無料のホテルバスが出ています(定員28名)。混雑して乗れない場合もあるのでご注意を。
バスの停車場所や時刻表は公式サイトをご確認ください。
ホテル雅叙園東京 アクセス
以上、ホテル雅叙園東京の情報をご紹介しました。駅からもそう遠くありませんし、百段階段の企画展は文化財とアートを同時に楽しむチャンスでもあります。また、百段階段以外にも見どころがたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください。結婚式場だけじゃない雅叙園の魅力をきっと見つけられますよ!