休憩室でマスク外し会話 クラスター感染経路か 埼玉・戸田中央総合病院

毎日新聞 / 2021年2月3日 8時45分

埼玉県戸田市

 国内最大規模の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した戸田中央総合病院(埼玉県戸田市)は、職員休憩室やロッカーでのマスクを外しての会話や、防護服の脱衣時の接触が感染経路の一つとなった可能性があることを明らかにした。厚生労働省のクラスター班から指摘されたという。

 同病院は1日現在、職員・患者324人の感染を発表している。1月29日のホームページでの発表によると、クラスター班や県は同6日から約3週間、現地調査を実施。クラスター班から防護服の取り扱いなどについて提言を受けたという。

 原田容治院長はホームページで「県内の病床逼迫(ひっぱく)により、同フロアで感染者と非感染者を管理せざるをえない状況にあった」と理解を求め、「改めて対策強化を図る」としている。2月1日から、かかりつけ患者の一部外来検査を再開しており、入院や救急受け入れ再開については慎重に検討するという。【鈴木篤志】



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