トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に「コンビニ利用」を促す国交相のズレ感

赤羽国土交通大臣(写真:ロイター/アフロ)

年明け間もなく、11都府県に発令された2回目の緊急事態宣言。これを受けて、当該都府県にある飲食店には、一律20時までの時短営業が要請されているが、その裏で現在、物流を支えるトラックドライバーが夜に「食堂難民」と化している実態がある。

高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(以下、SAPA)の飲食店もが時短営業をしているからだ。

24時間、道路の上で過ごす現場のトラックドライバーからは、「開けてほしい」の声。

そんな中、こうした彼らの訴えに対する赤羽一嘉国土交通大臣の発言が物議を醸している。

国交省トップが「コンビニ利用」を促す無情さ

長距離を走るトラックドライバーからは、緊急事態宣言発令直後から「SAPAの飲食店が20時で閉まっていて食事が取れない」という声が上がり始めていた。

その声が大きくなり始めると、先月19日の記者会見で、赤羽大臣はこのように発言したのだ。

「物流を支える長距離トラックのドライバーが高速道路を利用する際に、食べ物を購入したりシャワーを浴びられたりする場所を提供することは大切だが、要請を受けて営業時間を午後8時までに短縮している飲食店があるのが現実だ」

「高速道路会社に対しては、午後8時以降も食べ物を購入できるコンビニなどの地点や営業時間を取りまとめて、情報を広く公開するよう要請した。全日本トラック協会などを通じて、ドライバーの皆様へ広く情報提供できるようにしていきたい」

NHKニュース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210119/k10012822081000.html

実際、全日本トラック協会やNEXCOのサイトには、現在、各飲食店の営業時間が事細かに案内されている。

NEXCO中日本:https://sapa.c-nexco.co.jp/topics?id=1807

(他高速道路の情報はリンク内にあり)

しかし、現場のトラックドライバーからは、

「違う、そういうことではない」

「何もわかっていない」

といった怒りや呆れの声が上がっているのだ。