« 蟻足 | トップページ | 時間を距離に »

2016年6月24日 (金)

平成のジイジ

参議院と言うのは良識の府で知識人の集まりかと思っていたら、そうでもなさそうだ。

先ずは顔が売れてて見てくれが良くって、それに若いって事が最大の魅力になる。

Img_6003

ことほど左様に若さは素晴らしいものだが、私の目からは50歳位が人間として魅力的だ。

程ほどの人生経験があって話が通じるし、それに何と言ったって精悍だし働き盛りだ。

Img_6007

ともあれジイジの話だが、昔は大家族で何処の家にも大抵爺さん婆さんが居た。

その爺さんは大概どてらを着込んで炬燵に入り、お茶を飲みながらTVで相撲を見ていた。

Img_6010

子供(孫)からすると、生まれた時からの爺さんで、まるで置物みたいに思われていた。

そんな昭和の爺さんと比べると、平成の爺さんは元気そのものでパソコンを使いこなす。

Img_6011

勿論、エアコンだから炬燵も無いし、TVの相撲を見るなんてのは稀な事。

当然ながら孫達から見えるジイジの姿は、50代の壮年と変わらない(?)のではないか。

Img_6018

それに何たって、年金のお陰で孫を引き寄せる甘い汁を持ってる。

我が家には、500mほど離れた所に住んでいる孫が代わる代わるやってくる。

Img_6021

目的は好きなTV番組だったり、おやつ作り、晩飯、気分転換の宿泊だったりする。

年寄りばかりの世帯に若々しいのが来ると、それだけで華やぎが生まれるからそれは歓迎なのだが・・・・。

Img_6029

先日のバーバの誕生日には、手作りのプレゼントを持ってきて盛り上がっていた。

しかし、ジージの誕生日なぞは知らん顔で、そんな不公平をとがめると、

Img_6034

一番下の孫娘が「だって、ここバーバの家でしょ!」とのたもうたのである。

そう言やぁ~お年玉も、私が準備してバーバが渡してんだから、ムベなるかなであった。

Img_6032

一体全体、若々しいはずの平成のジイジは、孫達の目にどの様に映っているのだろうか?

今夜だって、古稀になんなんとする平成のジイジは、夜を徹して走っているのである。

Img_6028

そうだなぁ~、若い頃、この歳になって遥かな距離を走ってるなんて考えもしなかった。

確かに若さは如何にも魅力的だが、ただ若けりゃ良いってもんでもないんだな。

|

« 蟻足 | トップページ | 時間を距離に »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平成のジイジ:

« 蟻足 | トップページ | 時間を距離に »